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行程・コース

天候

快晴

利用した登山口

岩木山神社  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 7/25 岩木山神社車中泊
7/26 岩木山神社出発

この登山記録の行程

岩木山神社(05:06)・・・百沢コース登山口(05:48)[休憩 10分]・・・姥石(06:37)[休憩 12分]・・・焼止りヒュッテ(07:40)[休憩 10分]・・・錫杖清水(08:41)[休憩 10分]・・・鳳鳴ヒュッテ(09:17)[休憩 2分]・・・岩木山(09:36)[休憩 53分]・・・鳳鳴ヒュッテ(10:48)・・・錫杖清水(11:08)[休憩 6分]・・・焼止りヒュッテ(11:55)[休憩 5分]・・・姥石(12:34)[休憩 5分]・・・百沢コース登山口(13:07)・・・岩木山神社(13:40)

コース

総距離
約12.8km
累積標高差
上り約1,508m
下り約1,508m
コースタイム
標準7時間55
自己6時間41
倍率0.84

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

当初、7月22日にヤマケイ仲間のSHPさんと岩木山を計画するものの天候悪化傾向のため中止とした。青森県、岩手県、秋田県地域は線状降水帯に掛かり、大雨洪水警報等が発令され、特に秋田県は大雨による河川増水で大被害を受けた。この日から4日の間を置いた7月26日、泥濘と大沢での増水による途中撤退をはなっから覚悟の上で岩木山を計画してみた。
 7月25日、例のごとく前日移動し、岩木山神社にて車中泊とした。22時頃、トイレで車外に出た時、月明りの無い夜空に満天の星空が降り注いだ。明日の天候は予報では晴れ、期待を胸に寝床に着く。
 7月26日、早朝4時起床、外を見ると丁度1名の先行者が出発するところであった。車内で朝日を浴びながら食事を摂り、5時06分、岩木山神社を出発、後を追うように後発者1名も出発する。空には雲一つ無い快晴、風は無いものの、気温は低目で涼しい。
予想では、七曲の登りから酷い泥濘で、登山道には水が流れ、大沢は増水で激流と化し、途中撤退するのではないか、と考えていた。百沢スキー場に出ると、蒼空をバックに深緑の岩木山が聳えている。大沢上部の錫杖清水辺りか、若干の雪渓が残っている。
いよいよ入山、七曲の橋を渡り、登りに差し掛かるが、泥濘が全く無い。靴を全く汚す事無く、七曲を通過、その先の登山道も水が流れるどころか、不思議と綺麗に乾いている。
???何故???たった4日で乾くものなのか???
前回の田代岳のペースを思い出しながら、呼吸を乱さず、ゆっくりゆっくりと歩を進める。
最近は食も進み、九州四国遠征終了から7kgも太った。背中の荷物と合わせると15kg・・・減量しなければと、今になって反省する。
姥石で、後発者と同時に休憩を取り、話をする。彼は、埼玉から来ており、現在休暇中で当初アルプスを計画していたが、天候不良のため、好天の東北に来たとの事、明日は八甲田に登ると言う。
休憩の後、後発者を先行させ、我はマイペースをキープしつつ姥石を出発する。
焼止りヒュッテに着いたが、埼玉の彼はいない。休憩を取らずに先へ進んだ様だ。
これまでの道のりで、泥濘どころか水溜りも全く無く、路面状況良好である。
焼止りヒュッテで休憩を取っていると、埼玉の彼が戻って来て、「大沢入口の標識の矢印が藪の方向を示しているが、藪の中に入って行くのか?」と言う。沢沿いに真っ直ぐ上がって行くように教える。
休憩を終えて、大沢入口の標識を見ると、確かに矢印は藪の方向を示している。初めて来る人は、分からないかもしれない。丁度標識の下にロープがあったので、藪方向に行かない様、ロープを張り、進入禁止の措置を取った。
さて、大沢は・・・前回の渓流の様に流れていた雪解け水も無く、水がわずかに流れている状況、大雨の影響は全く残っていなかった。しかしながら、長く水に浸っていたせいか、苔が岩の表面を覆い、滑りやすくなっており、少々危険な状態である。
慎重に足場を選びつつ、登って行く。しばらく行くと、ミチノクコザクラが早い時点で見えだした。また、昨年見つけた野イチゴ畑は、今年も豊作だ。坊主ころがしの滝の水量も夏場の状況に戻っている。錫杖清水を期待しつつ、高度を上げる。残雪が見えだし、少し登ったところで、錫杖清水の水管から水が湧き出ているのが確認できた。
今年初めての錫杖清水を堪能し、しばしの休憩を取る。ここから先に50mばかりの雪渓が残っていた。下から見えた残雪はこれだった。
休憩の後、雪渓登りに入るが、アイゼンは使用せず、滑りそうな所はキックステップで十分対応できる。雪渓から延びる蒼空までのスカイラインが綺麗だ。種蒔苗代には残雪は全くなし。鳳凰ヒュッテに着くと、八合目駐車場からの登山者が大勢登ってくる。登りでの混雑を避けるため、足の調子を確認し、行けると判断。休憩は山頂で取る事として、直ぐ様登りに取り掛かる。鯵ヶ沢方向を見ると、日本海が見える。白神山地方向は、雲が掛かりだした。岩木山には雲一つない青空がキープされている。
9時36分、山頂到着。岩木山神社奥宮にて、今年の山行安全と天候良好を祈願し、お酒を奉納した。弥生口標識の辺りで休憩を取っていると、埼玉の彼が来て、山談義に花が咲いた。1時間近く居ただろうか。風も無く、暑くもなく、気持ちの良い最高の時間をまったりと過ごした。降りたくないけど、降りにゃあいかん。下山の途に就く。途中、錫杖清水に立ち寄り休憩、お持ち帰りの水を2リットル確保、ザックが更に重くなる。「転倒=大怪我」を念頭に置き、足元に注意しつつ、慎重に下山する。大沢を無事通過、焼走りヒュッテにて短い休憩を取る。高度が下がるに連れて気温は上昇して行く。最後まで気を抜かず、下山する。
13時30分、岩木山神社に到着。拝殿にて、本日の山行安全と好天を感謝し、13時40分、駐車場に到着、無事下山した。

今回は、登山道は最悪のコンディションだと思っていた所が、最高のコンディションだった事、また天候が猛暑でもなく、好天が維持された事、当初の目標のお酒の奉納も出来、錫杖清水のお持ち帰りも出来、最高の山行が出来たと感じました。
行動時の登りにおいては、ゆっくりペースをキープ出来た事、下山時は「転倒=大怪我」を常に念頭に置き、慎重に行動出来た事は自分なりに良好と感じました。
帰ったその夜は、錫杖清水で割った美酒で最高の酔い心地を得ました。
めでたし、めでたし・・・

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フォトギャラリー:111枚

前夜の19時47分の岩木山、鳥居から山頂部が確認できます。

空は快晴、出発です。鳥居にて一礼し、

神門手前を右に、

手水舎で清めて、

拝殿、閉まっていますが、山行安全を祈願、

奥宮登拝口の階段を下り、

登山届を投函して、

入山です。

ここで、一礼です。

幸神様と、お狸様

こちらにも登山届の投函箱が設置されていました。

いい山容です。

場所はたぶん、大沢でしょう。

七曲登り口

予想と反して、泥濘がありません。

鼻コクリも乾いていました。

姥石手前から山頂が望めました。

姥石

埼玉からの登山者

ヤマオダマキ

クルマユリ

焼止りヒュッテの看板

山頂標識の矢印が藪方向?ロープがあったので入らないように張りました。

カラマツソウ

沢の水も引けていました。

今年も野イチゴが沢山出来ていました。

オオバミゾホオズキ

坊主ころがしを迂回

坊主ころがしは、滝になっています。

上から

ノウゴウイチゴ

枯れの入ったミチノクコザクラ

ズダヤクシュ

雪渓もかなり溶けています。

まさに、緑と青の世界

八甲田方向、手前に弘前市街地

迫力ある切れ込みです。

今年初めての錫杖清水。冷たくて旨い!

残り僅かな雪渓は50m程、ここからのスカイラインはお気に入りです。

気持ちいい風が吹いてきます。

山頂までもう少し。

雪渓の終点

残雪が長引いたせいか、元気なミチノクコザクラもあります。

ハクサンチドリ

ミヤマキンバイ

イワオトギリ

ミネヤナギ

ヤマハハコ

つぼみのチドリ

ミヤマホツツジ

種蒔苗代の雪渓は消えていました。

蒼空に山が映えます。

鳳凰ヒュッテ

鳳凰ヒュッテを見降ろします。

白神岳方向

あと一山

山頂到着

頭から湯気が出ています。

三角点

タッチ

奥院。今日は、お酒を奉納、山行安全と天候良好を祈願しました。

十三湖方向、手前に聖観音

巌鬼山方向

弘前市街地方向

八甲田方向

イワオトギリ

岩木山神社方向

鯵ヶ沢方向

八合目駐車場方向

岩木山神社をほぼ同時に出発した、休暇中で山三昧中の埼玉からの登山者。

日本海がよく見えます。

鳳凰ヒュッテ

錫杖清水標識

命の水です。

マイヅルソウ

タケシマラン

大沢入口に出ました。

焼止りヒュッテ

姥石

大ナメクジ

登山口に来ました。

スキー場を歩いています。

気温上昇で霞んできました。

アジサイが綺麗です。

奥宮登拝口に来ました。

山行安全を感謝して無事下山です。

いつものりんご畑から。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え 地図
コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ
修理用具 ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 虫除け
熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 行動食 テーピングテープ 軽アイゼン トレッキングポール
GPS機器 ライター カップ
【その他】 携帯トイレ、AMラジオ

みんなのコメント

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  • こんにちは、ヤマジジイです。
    表紙に使っていただきありがとうございます。
    お天気も良く、素晴らしい登山ができました。弘前から来たおじさん(名前は伏せておきます。)に岩木山の素晴らしい所を色々説明いただき、まるでガイド付き登山をしたようでした。
    おじさんも、錫杖清水、そろそろ出ているのではと言っていましたが大変おいしいお水が飲めて良かったです。
    ちょっと遠いですが今度は岩木神社からのピストンか嶽温泉に下るルートを歩いてみたいです。
    長野にも遊びにきてください。

登った山

岩木山

岩木山

1,625m

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