行程・コース
天候
2日目:朝のうち小雨後曇り(山頂近辺は霧)
利用した登山口
登山口へのアクセス
バス
その他:
行きは越後湯沢から和田小屋の無料バス(迎えのみ)で和田小屋へ。
帰りは小赤沢から津南行(午後は津南駅前行はない)の小赤沢16:37発、津南着17:34で津南へ(620円)。津南からは越後湯沢行の津南発17:43発、越後湯沢着18:33に乗換えて越後湯沢へ(770円)。いずれも南越後観光バス。
この登山記録の行程
【1日目】
和田小屋(16:00)
【2日目】
和田小屋(06:00)・・・下ノ芝(07:25)[休憩 15分]・・・上ノ芝(09:00)・・・神楽ヶ峰(09:25)[休憩 5分]・・・苗場山(11:10)[休憩 25分]・・・九合目坪場(12:10)・・・三合目(14:30)[休憩 5分]・・・登山口(15:25)・・・小赤沢(15:50)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
今回は、花と高層湿原を楽しむため苗場山に行ってきました。天候には恵まれませんでしたが、和田小屋からの登りコースでの百花繚乱の高山植物や山頂に広がる霧に見え隠れする高層湿原を楽しんできました。残念なことに山頂の湿原ではワタスゲ以外はほとんど咲いていませんでした。和田小屋に前泊して帰りは小赤沢に下山しました。
なお、和田小屋に泊まる場合には越後湯沢から小屋まで無料バス(通常のタクシー代は6,000円程度)が利用できます。また、小赤沢から越後湯沢へはバスを乗り継ぐと便利です(詳細は「登山口へのアクセス方法」参照)。
歩き始めてすぐに小雨になり中ノ芝付近で止みましたが、後は曇り、山頂部では霧の天候でした(新潟県はまだ梅雨が明けていないので仕方がない面があります)。高山植物は下ノ芝辺りから増えてきます。「お花畑」前後は実に見事です。苗場山の最後の登りはかなりきついですが足元に咲く可憐な花に励まされて登ることができます。山頂には広大な湿原が広がっていて池塘が点在しています。その広さに驚きました。湿原は霧で見え隠れしていましたが、それもまた幻想的でした。ただ、湿原の花はワタスゲが中心で他の花はわずかしか咲いていませんでした。
下山は、湿原を横切って9合目を越えた湿原を過ぎると大きな岩のゴツゴツとした急斜面を下ります。6合目を過ぎると少し傾斜が緩くなりますが湿気の多い泥濘の道(このところの雨の影響もあると思いますが)が続き、引き続き集中力が欠かせません。この辺りは、シダが多い道で、木の根元にギンリョウソウを見つけました。4合目あたりから少し余裕が出てきて周りを見渡すと巨木の森を歩いていることに気が付きました。ブナなどの広葉樹だけでなくマツ、スギの針葉樹の巨木も林立している姿は神々しいの一言でした。豪雪地帯の山は神宿る森なのだと感じました。三合目(ここまで車で入れます)からも登山路を下山しましたが、この路は途中で沢を丸太橋で渡る箇所があります。沢へ降りる斜面が急なこと(ロープがあります)と丸太橋なので増水時には注意が必要だと思います。
今回は天候には恵まれませんでしたが、高山植物と霧に見え隠れする幻想的な高層湿原と神々しいまでの巨木の森を楽しむことができました。
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