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草津白根山~本白根山~芳ヶ平 2017.08.13

草津白根山・逢ノ峰・本白根山・芳ヶ平( 上信越)

パーティ: 2人 (ラヴィ08 さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

晴れ(時に霧)

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 草津白根レストハウス駐車場6:30着
早朝着で駐車場に入り、駐車料金500円の精算は出るとき。
碓井軽井沢IC→146号→日本ロマンティック街道→草津→白根山のルート

この登山記録の行程

白根レストハウス(06:50)・・・(※白根山は500m規制で展望台へは入山禁止)湯釜展望所(07:02)[休憩 10分]・・・白根レストハウス(07:25)・・・逢ノ峰[休憩 20分]・・・本白根スキー場分岐(08:22)[休憩 8分]・・・南釜南端(09:03)[休憩 2分]・・・遊歩道最高点(09:23)[休憩 30分]・・・南釜南端(10:05)[休憩 15分]・・・鏡池(10:40)・・・本白根山分岐(10:55)・・・白根火山ロープウェイ山頂駅(11:14)[休憩 35分]・・・白根レストハウス(12:05)[休憩 7分]・・・芳ヶ平ヒュッテ(13:06)[休憩 35分]・・・芳ヶ平湿原(13:46)[休憩 10分]・・・芳ヶ平ヒュッテ(14:00)[休憩 10分]・・・白根レストハウス(15:13)

コース

総距離
約17.0km
累積標高差
上り約942m
下り約942m
コースタイム
標準5時間21
自己5時間21
倍率1.00

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

生きている火山と昔の火山、そして湿地帯を歩く山旅。
朝早くの軽井沢は霧で何も見えない。草津から志賀高原へぬける292号はその雲を抜け、上々の天気になった。6月末に噴火警戒レベルが1となり、白根山レストハウスの駐車場に行くことが可能になった。湯釜を中心に500mは入山禁止ではあるが、白根山湯釜見学コースの湯釜展望所へは行くことができるようになった。数年振りに湯釜を見て、神秘的なエメラルドグリーンの水に感動した。山に登るようになる前に幾度か訪れたが、昔見た光景がそのままに残っていた。
湯釜を後にし、いよいよ本白根山へ向かう。その前に、逢ノ峰から、湯釜のある白根山全景を見る。白い山肌に湯釜のある火口を大きく開け、横にどっしりと構えた姿は勇壮そのもの。さっき登った展望所も見える。逢ノ峰への登山道はよく整備された階段?!これがなかなか登り甲斐がある!反対側へ下山する際の景色も素晴らしい。
登山口のあるリフトのあるスキー場からスタート。ダケカンバの林の中を徐々に高度を上げる。登りきると平坦な木道の道になる。さらに進み展望が開けるとそこは本白根山の火口=から釜。登山道周りの岩場にはコマクサが咲き誇る。
左に火口を見ながら登山道を進む。ほどなく、南釜南端に着き、目の前に、本白根山の頂上部(登山道がないため行くことはできない)と、遊歩道最高点のある山が見える。また目の前には鏡池に向かう岩場の山がある。
遊歩道最高点へ向かう。途中、コマクサの咲き誇るお花畑になる。ここから麓を見下ろし、浅間山を見たかったが、それは雲の中。深田久弥氏の言う目の届く果てまで大野原がさまざまの屈曲をみせて伸び広がっている・・というのはかなわなかったが、ここの火口が古代ローマの円形劇場を思わせるという景色は存分に感じられる。本白根山の山頂とその下に広がるから釜の火口、左手には岩場を有する山塊と昔は火山であったんだなあと湯釜のある白根山の荒々しさを思い出し、複雑な気分になった。本白根山展望所からは、現在活動中の白根山も見え、新・旧の火山を見ることができる。ここもコマクサが綺麗に咲いている。
本白根山を後にし、樹林帯を進む。鏡池が見える。鏡池から先は木道の道を歩き、徐々に高度を下げる。それなりの時間をかけ下に降りていくが、ロープウェイからの道と合流。その後ロープウェイの山頂駅へ着く。
後半は、芳ヶ平へ向かう(登山届必須)。噴火警戒レベルがさがったため、歩くことが可能になった。とは言え、コース左は活動の激しい白根山の山がどっしり構える。白い山肌が不気味に映る。硫黄の香りがほんの少し漂い、まさに動いている火山を感じる。どことなく荒涼とした風景の中登山道が伸びている。本白根山とは違い緑があまりない。ここを歩かなければこの景色には会えなかったという光景。
コースのほぼ中央地点に差し掛かると、硫化水素ガス発生地になり、硫黄の煙が山肌から吹き上がる姿を見ることができる。一瞬背筋が凍る感じ。ちょうど湯釜のある白根山の裏側地点。その場所を背にして、徐々に高度を下げ始めると、登山道からみる景色は火山帯から湿原の緑豊かな場所が目に飛び込む。その中に赤い屋根をした芳ヶ平ヒュッテが見える。距離のあるコースだか、ゴールは見えたという安堵感で、一気ペースをあげヒュッテに向かう。
芳ヶ平ヒュッテでは、待ちに待ったコーヒータイム。ネルドリップで、近くの湧水で作ったコーヒー。入れ方もよければ、お水もよい。こんな美味しいコーヒーがあの荒涼とした登山道の先で飲めるなんて幸せそのものです。
ゆっくりしたのち、芳ヶ平湿原を1周して、あの荒涼とした火山の登山道を登り(約200m登り返す)、レストハウスまで戻り、今回の山旅も無事終了です。

行く前は人間の作った道をただただ歩くだけの短時間なハイキングかなと思っていましたが、活火山の恐ろしさと昔その火山であった場所、そして芳ヶ平まで足を伸ばしお目当てのコーヒーを飲みに行くと距離も20km近くになり、なかなか楽しい山旅になった!
山頂を極めるだけが登山じゃないというのが、この山には確かにあるなぁと感じました。

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フォトギャラリー:57枚

草津白根山。入山禁止区域。湯釜のある白根山は噴火警戒レベル1にて500m範囲規制になっている。

湯釜展望所への登山道。舗装されていて、登山靴なしで、見にいくことができる。これぞ観光地!登山口には無料でストックも用意されている。荷物も持たずスニーカーで登りました。

目に飛び込む湯釜。

望遠!エメラルドグリーンの水を湛えた火口湖は本当に綺麗。神秘的です。

これから登る逢ノ峰とレストハウスのある駐車場。

逢ノ峰へ登る木の階段。これがなかなか・・・ハードです。

おお、やっと頂上!

逢ノ峰からみた湯釜のある白根山。
さっき行った湯釜展望所とその登山道も左の山の上部に見える。

反対側の展望も素晴らしい。

逢ノ峰を下山したところのスキー場。ここが本白根山の登山口。

鴨の子供たち。

本白根山へ登る登山道。シラビソの森。

登りきると平坦な場所にでる。木道が伸びる。

樹林帯を抜けると昔の火口が広がる。

その足元にはコマクサがたくさん群生している。
もう1週間はやかったら、もっときれいだっただろうな・・・・もう最後の咲き収め?かな。

ピンク色したコマクサも・・・

から釜と呼ばれる火口の右サイドを登山道が伸びている。

南釜南端に着き、振り返ると・・・本白根山の山頂部がよく見える。

足元にはヒメシャジンが綺麗に咲く。

右手の岩場は、鏡池に向かう登山道が伸び、その頂上には白根山展望所になる。

遊歩道の最高所へ向かう途中の登山道。お花畑です。

右手を見ると、昔の火口とそこに緑が育った景色が広がる。左手のピークが本白根山山頂部。登山道はないので、あそこに立つことはできません。

コキンレイカ(ハクサンオミナエシ)がとっても綺麗でした。

遊歩道最高地点。

本白根山という看板があった。その看板を入れて本白根山を撮影。この看板だけを撮影している人が多かったです。山頂を入れて撮りたいですね・・

ホシガラス

本白根山展望所へ向かう

湯釜のある白根山が見える

本白根山展望所山頂標

目の前には、本白根山の山頂。

コマクサ

鏡池

鏡池からの登山道

ダケカンバがとても綺麗

ロープウェイからの登山道との合流点。
ここまでかなり高度を下げる。ここから鏡池へ登るのはきついです。

山頂駅へ向かう途中の沢にかかる梯子。

霧に見え隠れする山頂駅

芳ヶ平への標識。
登山届は必ず書きましょう!火山帯を歩きます。

ヤマハハコ

白根山を左手に見ながら、警戒レベル1の禁止エリアを見ながら、登山道は伸びる。

右手の山の上に鳥居?!

霧も出始め、火山の荒涼とした光景がさらに不気味になる?!

中間地点

そこはなんと・・・硫化水素ガスの発生地点。硫黄の煙が立ち登る。

遠くの山腹でも硫黄の煙が立ち上る

緑豊かな湿地帯。赤い屋根の芳ヶ平ヒュッテが見える

景色が緑に変わり、高度をかなり下げながら、進んでいく。

芳ヶ平ヒュッテ

芳ヶ平湿原

芳ヶ平湿原の木道

芳ヶ平湿原から臨む白根山。裏側から見た白根山。

帰路、これから登り返して、白根山レストハウスへ戻る。あの白根山の反対側まで戻る?!

立ち入り禁止の看板の立つ登山道。硫化水素ガスが立ち上る。

霧が晴れ、白根山頂部も見え、火山の荒涼とした景色が広がる

遠くにレストハウスが見えた!

振り返れば白い山肌の白根山。

この道をまっすぐ行けば、レストハウス。

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装備・携行品

アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル
帽子 グローブ サングラス 地図 コンパス ノート・筆記用具
腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 健康保険証 ホイッスル
医療品 虫除け ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ
トレッキングポール

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登った山

草津白根山

草津白根山

2,160m

本白根山

本白根山

2,171m

よく似たコース

草津白根山 群馬県

コマクサ咲く火山の展望コース

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
2時間38分
難易度
コース定数
13
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