行程・コース
天候
曇り、時々小雨
登山口へのアクセス
バス
その他:
往)ホリデー快速あきかわ1号で武蔵五日市駅、8:10発 都民の森行き急行バスで上川乗バス停下車
復)数馬の湯からバスで武蔵五日市駅
この登山記録の行程
上川乗バス停(8:40下車/8:45出発)-南郷神社(9:10)-松生山山頂(10:50)-浅間尾根分岐(11:07着/11:15発)-浅間嶺(11:25着/11:30発)-一本松ピーク(12:13)-浅間尾根登山口バス停分岐(12:30)-林道交差(12:40)-(下平バス停ルート)-檜原街道(13:15)-数馬温泉センター(13:25着)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
地図に載っていない小径を辿って、何度目かの浅間尾根を歩いて来ました。 小雨模様でお気に入りの御前山の姿は見られませんでしたが、新しい発見もあって、奥多摩の奥深さを満喫した一日になりました。
≫丹沢方面への遠征が続いた反動でしょうか、無性に奥多摩が恋しくなって、新宿駅からお馴染のホリデー快速1号に乗り込みました。 向いのホームで特急あずさを待つ行列には、大きなザックを抱えた山屋さんが大勢並んでいます。・・・今日は山の日です。
武蔵五日市駅から都民の森行き急行バスで檜原村に向かいます。 街道を彩る百日紅の赤い花は、もう所どころで色褪せ始めています。 上川乗のバス停で途中下車したのは、毎度のことながら私一人でした。
急行バスで通り過ぎた南郷の集落まで引き返し、急な石段を登って南郷神社にお参りを済ませると、社殿の裏の踏み跡から尾根に取り付きます。この山道は、国土地理院地図にも守屋さんの登山詳細図にも載っていない、古来の生活道の名残りの小径で、浅間尾根にはこの様な小径が幾筋も残っています。
小雨模様で気温は低めですが、重たい湿気が纏わりついて、途端に汗が噴き出してきます。 顔に引掛るクモの巣には閉口しましたが、早くも顔を出し始めた見慣れないキノコに気分が和みます。土の匂いを楽しみながら高度を上げ、背の低い笹を踏み分けて尾根の主稜に合流すれば、松生山は指呼の間です。
松生山(まつばえやま)への登山道は、山と高原地図では破線ルートになっていますが、東端の笹平からの踏み跡は明瞭で、一年前の今頃も静かな尾根歩きを楽しんだことを思い出します。
松生山からゆるやかな尾根道を進んで30分程で、浅間嶺東峰の展望台ピークに到着します。
晴れていれば富士山や大岳山、御前山が一望できるお気に入りのスポットですが、流石に今日は視界がありません。 その代わりという訳ではありませんが、誰も居ない展望台ではアサギマダラが、その先の西峰では、浅間宮のコノハナサクヤヒメが出迎えてくれました。
浅間嶺から西に進むと、雨の日にしては大勢のハイカーさんが歩いているのでちょっと意外でした。
道を譲って貰いながら、浅間石宮、一本松、サル石と足早に通り過ぎ、数馬の分岐で浅間尾根登山口バス停に下って行くハイカーさんの列と別れて、再び静かになった尾根を更に西へと進みます。
一輪の百合の花を手にした、優しげな道祖神の佇む数馬峠から下平バス停に向けて尾根を下りる途中では、深い夏草に囲まれて廃屋の様にしか見えない民家から笑い声が聞こえるのでビックリ!! 一瞬、狐に抓まれたのかとも思いましたが・・・、後日、真相が判ってホッとしました。
荒れ気味の道をもうひと下りして檜原街道に出ると、予定より早目の1時半には、数馬の湯にドボーン。
アルプスの醍醐味とは別物ですが・・・、歩き慣れた檜原村で山と温泉を楽しみ、いつもの湯上りセットを頂いて、山の日もしっかり締まりました~。
本日の総歩数25,891歩、歩行距離17.9km、消費カロリー1,132kcal、脂肪燃焼量80g也。
フォトギャラリー:71枚
新宿駅の向いのホームには、特急あずさを待つ山屋さんの姿が・・・。アルプス、頑張って下さい!。
こちらはお馴染の「都民の森行き急行バス」に乗り込みます。夏場の雨の日で乗客も少なめです。
上川乗のバス停で下車。ここから浅間嶺に向う登山道もあります。
急行バスで通り過ぎて来た、南郷まで引き返します。
何故今ごろ、綺麗なアジサイが!?
南郷の駐在所。駐在さんは居ませんでしたが、山の日で国旗が掲げられていました。
街道脇に南郷神社の鳥居があります。
社殿は長い石段の上です。
村社格の南郷神社に参拝。狛犬は居ません。
社殿の裏の踏み跡から尾根に取り付きます。最初は少し下りますが、直ぐに登り一辺倒に。
薄いながらも踏み跡が続いています。
途中から林業作業用に付けられたマークが出て来きます。
足元には、早くも沢山のキノコが顔を出しています。
これは美味しそう!?
これはNGですね!
不勉強で、きのこの名前はさっぱり分かりません・・・。
重い湿気の中を登って行きます。
住人は居ませんが、立派なクモの巣に思わずパチリ。
これは何でしょうか??
再びキノコ。
食べられそうか?・・・微妙ですね~。
腐葉土の匂いが立ち昇ってきます。
途中、トタンで囲んだ様な廃作業小屋がありました。
林業作業に使われてきた道の様です。
最後に、背の低い笹を踏み分けると~、
東の笹平から登って来る尾根ルートに合流します。
道の両側にこの看板を頻繁に見かけます。小沢地区(尾根の北側)と南郷(尾根の南側)の領土問題!?
程なく、電波塔の建つ松生山の山頂に到着。
手製の山頂標識です。
標識が無ければ気付かない位の小さなピークを越えながら尾根を西に進みます。
浅間尾根一般コースに合流しました。
雨足が強くなったので、念の為スパッツを装着。
緩やかな尾根線を進みます。
浅間嶺展望台の直ぐ手前にある覗き穴。晴れていれば、穴を覗くと御前山が見える筈です。
誰も居ない浅間嶺の展望台ピークに到着。
天気が良ければ、この後ろに富士山が見える筈です。
北側には大岳山と御前山が見える筈ですが、今日は何も見えません。
展望の代りに、アサギマダラが出迎えてくれました。
ハイカーさんが雨宿りする休憩広場には立ち寄らず、浅間嶺の西峰に進みます。
西峰の浅間宮。いつもは閉まっている社の扉が開いていました。社の中には女性の像が鎮座しています。
本来、御神体に姿はないのですが、木花佐久夜姫命を象ったのかも知れません。
浅間嶺から先では、ハイカーの方を沢山見かけるようになります。
色とりどりのレインウェアで、景色が明るくなりますね。
浅間石宮。
一本松のピーク。
ちょっと渋滞気味・・・。
サル石。初めての時は猿の手形なるものを必死に探しましたが・・・、最近はもう諦めています(笑)。
浅間尾根登山口バス停に下りて行くハイカーさんの列と別れ、静かになった尾根を更に西へと進みます。
途中、尾根を南北に結ぶ林道と交差します。車が停まっているので驚きましたが、山間トレーニングに来ているトレランさん達の車であることが後で判りました。
この林道もいつか歩いてみたいコースです。
林道を渡って、再び山道へ。
数馬峠の道祖神で新発見! よく見ると、両手で一輪の百合の花を持っているように見えます。
下平バス停への道を下ります。守屋さんの詳細図には「数馬峠コース」として記載されています。
あまり歩かれていないようです。
山の中腹で、深い夏草に囲まれた民家の脇に出ました。てっきり廃屋かと思っていたら、中から人の声が聞こえるのでビックリ!。
後日、偶然分かった事ですが、最近この空き家を買い取った方がいて、現在ボランティアの方々も集まって、少しずつ改修作業をしているそうです。
バス停へ向かう筈の山道も、途中でこんな感じに・・・。スパッツが大活躍!
結構な斜面を下ってきました。
更に下って行くと、モノレールの軌道がありました。少し納得。
民家の脇に飛び出して、登山道とモノレールは終点です。
秋川を渡れば目の前が檜原街道です。
数馬の湯の駐車場には、山の日のハイキングツアーのバスが何台も!。雨にも拘わらずハイカーさんが多かった謎が解けました!
お風呂は左程混み合う事も無く、、、いつもの湯上りセットでカンパーイ。
帰りのバスを待つ間もバスツアーのハイカーさん達がぞろぞろと・・・。なんと実は、バス7台、300人の大ツアーだったらしいですッ!
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 | タオル |
帽子 | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 登山計画書(控え) | ナイフ |
ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー | 携帯トイレ |
非常食 | 行動食 | GPS機器 |
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