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荒川三山・赤石岳ー霧・花・雷鳥

荒川三山・赤石岳・百間洞( 南アルプス)

パーティ: 1人 (とんぷう さん )

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行程・コース

天候

1日目:晴れ・2日目・3日目:稜線上は霧・4日目:晴れーーー全行程通じ気温高め

登山口へのアクセス

バス
その他: 前日竹橋23:00発~5:30畑薙夏季臨時駐車場着(毎日あるぺん号)~さわら島(東海フォレスト送迎バス)
東海フォレストバスは、乗車の際¥3000支払い、小屋泊代から差し引いて、実質タダで乗れる。帰りは、小屋泊の領収書で無料で乗車できる。
予定では、駐車場7:30発さわら島8:30着
この日は過ぎ去った台風5号の影響か、道路に落石があるため出発が遅れ(たどり着けないかもという不安が広がった)、走行中に行く手に又落石が起こり、落石箇所を100mほど歩き迎えのバスに乗り換えた。到着は1時間半遅れた。

この登山記録の行程

【1日目】
椹島ロッヂ(10:03)・・・滝見橋(10:12)・・・吊橋(10:21)・・・小石下(11:35)[休憩 45分]・・・清水平(13:20)[休憩 23分]・・・蕨段・・・見晴岩(14:15)[休憩 20分]・・・駒鳥池(15:52)[休憩 7分]・・・千枚小屋(16:30)

【2日目】
千枚小屋(03:54)・・・千枚岳(04:37)[休憩 31分]・・・丸山(06:00)・・・悪沢岳(東岳)(06:32)[休憩 23分]・・・中岳(07:56)[休憩 12分]・・・前岳(08:18)[休憩 6分]・・・荒川小屋(09:23)[休憩 40分]・・・大聖寺平(10:29)・・・小赤石岳(11:38)[休憩 15分]・・・赤石小屋分岐(12:03)・・・赤石岳(12:22)[休憩 42分]・・・百間平(14:08)[休憩 15分]・・・百間洞山の家(15:01)

【3日目】
百間洞山の家(05:30)・・・百間平(06:15)[休憩 25分]・・・赤石岳(08:15)[休憩 10分]・・・赤石小屋分岐(08:42)[休憩 21分]・・・北沢源頭・・・富士見平(11:12)[休憩 60分]・・・赤石小屋(12:37)

【4日目】
赤石小屋(04:25)・・・富士見平(04:52)[休憩 74分]・・・赤石小屋(06:30)[休憩 30分]・・・カンバ段(08:25)[休憩 10分]・・・椹島ロッヂ(09:46)

コース

総距離
約36.4km
累積標高差
上り約4,783m
下り約4,783m
コースタイム
標準22時間10
自己21時間33
倍率0.97

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

【スタート】
先ずは落石のせいで出発が大幅に遅れた。
【コース変更】
3日目3:00起床の際、雨がひどく、聖平下の登山道の状況に不安を感じた(登りの人が泥に膝上まではまった情報受け)ので、百間洞山の家から大沢~中盛丸山~小兎~兎~聖~聖平(泊)~さわら島の予定を変更し、赤石に登り返し、赤石小屋泊に変更した。小屋に下る登山道の花ともし翌朝晴れたときに50分で富士見平で眺望が得られるからだ。帰路バス予約日が変更できないので3日目はのんびりゆっくりの行程となる。
【さわら島~千枚小屋】
樹林帯。急登と平坦。気温高く、出発の遅れを取り戻そうとピッチ上げたら滝のような汗で、体温下げるための休止がかなり必要だった。鉄塔より前に1回、小石平前に1回、清水平の水場は極楽1回、木馬道跡で1回、時間を長めにとる。駒鳥池は池まで下りた、靴が泥に埋まった。標高高くなり雲がかかって涼しくなってからはスピードを上げることができた。
又、踏み跡を辿りコースを外れてしまうこと2回あり、それぞれ10分ほどロスした。
小屋近くになるまで樹林帯に花はほとんど無かった。到着遅かったが夕食大丈夫だった。バスの遅れ考慮かも?携帯小屋内でもOK.
【千枚小屋~百間洞山の家】
薄明前に出発。千枚岳よりご来光と眺望。赤石頂上は雲がかかっていた。千枚岳下りの岩場に梯子がかかっていた、残念!丸山までの一箇所に凄いお花畑が広がっていた。紅白タカネビランジは今回ここだけ。丸山で雷鳥親子。悪沢岳に着く手前よりガスってきた。ブロッケンが面白いように見えた。千・丸・悪・中・前と、登山道は思いの外整備されていて危険箇所は無い。霧で眺望が無い頂上だったが、荒川小屋に下るお花畑は明るい。小屋外で食事後急坂を少し登り樹林を抜けると平坦、又霧!大聖寺平過ぎるとジグザグの登りで小赤石の肩。赤石岳真っ白。晴れるかと粘ったがむなしく、山小屋夕食のため百間洞目指す。稜線上は吹き付ける霧で頭についた水滴が流れてくる。暑さが苦手な私的にはすこぶる歩きやすい。百間洞まではジグザグのザレ下りが2箇所ほどある。ここまで整備するのは大変だったのではないかと思った。霧の百間平、どこまで広がっているのだろう?百間四方どころではない。そこここで雷鳥が姿を現す。百間洞は沢の水勢が凄い。山の家携帯ドコモでも圏外。
【百間洞山の家~赤石小屋】
3時ごろの雨は出発遅らせコース変更に迷い様子見しているうちに小雨になり、コース変更を小屋に報告して出ると程なく降り止む。真っ白な景色に士気上がらず、ゆっくり登り返す。百間平にて一羽の親鳥が10羽ほどの子をつれた雷鳥たちを見る。先でもそこここで子連れ雷鳥が現れる。まだ真っ白な赤石頂上から小屋分岐に下り、電話連絡のため休止。分岐から下りるとそれはもうスゴイの一言に尽きるお花畑だった。種類も花数もとても多い。ジプロックに入れたカメラをザックウエストベルトポケットに入れたら出し入れしにくいのに、ポケットにしまったと思うと又すぐ撮りたくなる花が!と、ゆっくり時間をかけてお花畑を楽しむ。道幅は小屋までほとんど一人分と狭い。樹林帯のトラバース道に入ると、襞つき黒い岩が蛇紋岩のように滑る。濡れた木の根や木道の一部も滑る!富士見平に着くと上空に青空、荒川三山の霧も少し晴れてきた。小屋に着くには早すぎるのでのんびり食事やおしゃべりを楽しむ。小屋までは少し泥があったが歩きやすい。小屋の飲み水はタンク2個のみ、携帯ドコモでも圏外。
【赤石小屋~富士見平~さわら島】
起きたらなんと4時過ぎ!なのに周りはまだしんと寝静まっている。そっと元の場所からザックなどをもって玄関へ。もう電気がついている。支度をして出るともう薄明が始まっている。富士見平へ登ると、なんとずっと頭を隠していた赤石岳の頂上に雲が無い!ご来光は雲に阻まれピカーッとは行かなかったが、赤石・荒川三山・聖・上河内が眺望できた。1時間以上粘って小屋まで下り、布団たたみ・朝食・トイレ、7時になった。小屋裏の展望台から荒川三山見納めと思ったが、もうガスってしまって見えなかった。さわら島への下りはスイスイと。道幅はやはり狭い。暑くなりここを登るのは大変そうだ。20人弱登っていらした。途中ばてている人にサプリメントを分けついでに休止をとる。途中5分のいくつ登ったか表示があった。鉄階段を下りバス道に降り立った後は少し迷った、左に数メートル行くとさわら島に下る短い登山道に出る。
【さわら島ロッジ】
シャワー¥500(ボディソープ・シャンプーあり)がありがたかった。
ソフトクリームは絶品。よく晴れて暑い。広いデッキがあり、濡れたザックの背を乾かすことができた。東海フォレストバスは受付順なので、早めに番号札をもらうとよい。(前のバスが出てからの受付)
【下山届け】
夏季臨時駐車場で下車すると、5-6人の係りの方が下山届け提出を各自に呼びかけ、冷茶をご馳走していただきました。小屋も新しく立派で小屋の夕食も野菜やお肉が豪華、登山道も整備され、静岡県や東海フォレストが登山者の安全に心を砕いているのがわかりました。
【付記】
花などは、写真をご覧ください。
赤石小屋泊の際、後から来る方々の荷物整理の邪魔にならないよう布団を広げず、荷物だけ置いていた。後で見たら一人分充分の広さのはずなのに私に残されたスペースは幅40CM。就寝後お隣がライトをつけごそごそこちらの顔へピカーッと照らすので眠れず、おもわず空いた場所へ移動。朝皆就寝中なので布団たたみを小屋に戻ってからにしようと出かけ、たたむために戻ってみたら、6人のうちたたんであった布団は1組のみ、私の布団も混ぜこぜにグチャグチャにされていた。やはりたたんでから出ればよかったかな??嫌な気分だった。

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登った山

東岳

東岳

3,141m

中岳

中岳

3,084m

前岳

前岳

3,068m

赤石岳

赤石岳

3,121m

千枚岳

千枚岳

2,880m

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