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2017年涸沢登山学校 北穂高岳・東陵登攀

北穂高( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 1人 (遊歩道 さん )

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行程・コース

天候

雨時々曇り

登山口へのアクセス

その他

この登山記録の行程

涸沢ヒュッテ(05:57)・・・北穂沢ゴルジュ(07:08)・・・東稜下(07:48)・・・東稜上(08:17)・・・東稜降下点(09:05)・・・北穂小屋下(09:48)・・・北穂小屋(10:00)・・・北穂高岳(10:45)・・・分岐(11:15)・・・南陵取付(12:34)・・・涸沢小屋(13:34)
・・・涸沢ヒュッテ(13:50)

コース

総距離
約5.0km
累積標高差
上り約1,254m
下り約1,264m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

【北穂高バリエーションルート】
・穂高は花崗岩で老齢化している。東稜は持ち場がしっかりしている。
・北穂のバリュエーションルートは登攀・ルートファインディングに分けられる。
・東稜は登攀バリエーションルートだが一部にレベルの高い箇所がある。ザイルが必要なポイントが数ヵ所。高度感に慣れるため取り付きからはザイルなしで登る。
・ザイルの張り方も、岩の向こう側を通し手前に持ってこないことで、ザイルをより固定する。
・ザイルで確保している箇所は危険が少ない。むしろ、確保されていない場所で事故は起こる。確保空白が無いようにメンバー相互でチェックしあうこと。
・カラビナの架け替えなどでビレイ空白が無いようにする。
・ガイドとザイルでつながる。ガイドが先行し、一人ずつ渡った場所で待機すること、最後のメンバーはロープの回収をする。
・核心部では本谷側に下がってトラバースする箇所がある。
・降下ポイントは最初は宙づりになる。
・ザレ場では後ろ足を離すときに蹴らない。足全体をふわっと地面におく。
・岩場で滑る場合は、足を載せ滑る前に足を跳ね上げる。
・岩をリズム良く跳ねるように歩く。
・岩場ではクライミングソールよりビブラムのほうが汎用性が高い。

【事前トレーニング】
・エイト環によるぶら下がり、出来るだけ体に近づけるように装着する
・プルージップはスリングをロープに2回巻く、縫合部分がカラビナと接しないようにする
プルージップで宙づりが可能。スリングの材質、厚さで制動力が変わる。不足しているときは3重にすること
・カラビナは必ずしも安全環でなくてよい、むしろ操作に手間取る場合あり。
・ビレイループにカラビナを付けておく。
・スリングはΦ6ミリ×150ミリでダブルフィッシャーマンノットで作る。
・プルージックを架け替えるときは、ビレイループにカラビナを2コつける。
・トラバースの際はカラビナ1つロープに掛け、支点をくぐるときに別のカラビナで確保。

【実地】
・北穂沢は突き当りが崖になり登れない、沢に取り残されると落石に遭う。
・雨の日はロープが使えない、下降でロープが使えない。
・岩をつかむ前に手で押し、岩の脆さを確認すること。
・足はつま先をのせステップインする。
・雨で苔が滑り注意すること。
・西穂縦走は滝谷の徒歩コース程度の難易度がある。

【その他】
・奥穂→岳沢、奥穂→西穂、北穂→南岳のコースが本来のコース。行程標高差、鎖の設置が都合がよい。アクセスのしやすさから逆のコースを勧めがち。

【感想】
今回は雨のため、ロープワークを伴わず、まきみちにてた東稜の縦断。感想としては基本的な技術があれば十分トライは可能と思われる。
雨のため北穂沢の視界が悪く、ルートファインディングが困難と思う。
一般道で落石があり登山における人災には十分気を付けたい。
今年は残雪が多く、大変雰囲気が出ていた。

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装備・携行品

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登った山

北穂高岳

北穂高岳

3,106m

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