行程・コース
天候
晴れ、頂上付近は一部ガス
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
富士見高原の登山口駐車場に駐車。無料。
この登山記録の行程
富士見高原(07:00)・・・盃流し・・・石小屋(08:04)[休憩 10分]・・・シャクナゲ公園(09:19)[休憩 10分]・・・編笠山(10:09)[休憩 40分]・・・青年小屋(11:15)[休憩 10分]・・・西岳(12:15)[休憩 30分]・・・林道編笠線(中央コース)(13:48)[休憩 10分]・・・不動清水(14:08)[休憩 10分]・・・富士見高原(14:39)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
南八ヶ岳の最南端にある編笠山と西岳に登ってきました!
編笠山は南八ヶ岳の中で短時間で日帰りできる山で、南八ヶ岳の入り口にあり目の前に赤岳や阿弥陀岳、権現岳があります。
頂上は360度の大パノラマになっていて、南から北の八ヶ岳を一望でき、反対側は目の前に南アルプス、奥に中央アルプスや北アルプスを眺めることができる絶景ポイントです。
権現岳と登山道が繋がってるので、権現岳に縦走しようとしているハイカーさんがたくさん居ました。観音平や権現岳から来る人が多いようですが、今回は西岳も周りたかったので富士見高原の登山口から登りました。
富士見高原の登山口には登山用の無料駐車場があります。ゴルフ場やスキー場も近くにあり、駐車場はたくさんあります。
この登山口は路線バスはないですが、小淵沢ICから近い場所にあるので車利用時のアクセスは良いです。電車の場合は、小淵沢駅からタクシーのようです。
2~3程度車に走ったところにホテルがあり、日帰り温泉もあります。
富士見高原コースは編笠山の山頂付近の岩石帯以外、ずーーと日の当たらない真っ暗な樹林帯を歩きます。特に見所はなく、何もない樹林帯です。
ただ夏の暑い時期でも涼しく、鬱陶しい虫も殆ど居ませんでした。緑コケもあちこち群生していて緑が美しいところです。
盃流しの先くらいまで、林道との分岐が複数あり登山道に繋がっているところもありますが、林道自体は正規の登山道ではないです。道標と地図・GPS見ながら進むと良いです。
登山道は歩きやすい道が続きます。途中の石小屋から先が急坂になります。
地図上に見晴台と書いてあるところがありますが、特にそれらしい「見晴らし」はありませんでした。冬になったら木の葉っぱが落ちて見晴らし良くなるんでしょうか。
石小屋は「小屋」はないです。でっかい岩がありますが、その岩が小屋だったのか、その岩そのものが小屋なのかもしれません…
石小屋からシャクナゲ公園付近までは急坂になっていてクネクネした道を進みます。道が解りにくいのであちこちにある道標と赤テープ頼りに進んだ方が良いです。
シャクナゲ公園は特に「公園」らしきものはなく、普通の登山道ですw シャクナゲは6月が旬ですが、それっぽい木は少なかったです。
ここくらいからは岩道になります。登山道というかむしろ岩渡りです。ここも解りにくいのでテープ見ながら進むと良いです。
岩道を登っていくと、森林限界の視界が開けたところに出て岩だらけの岩石帯に出ます。ペンキで方向書いてあるのでそれ頼りに登ります。
ここ登り切れば編笠山の頂上です。松岡修造が言ってそうな気合いぽい看板が出てきますw
編笠山の山頂は広く、360度の大パノラマです!
手前は八ヶ岳の権現岳から北の蓼科山まで一望でき、後ろは南アルプスが広がっています。北岳、間ノ岳、鳳凰三山、仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳辺りが良く見えるそうです。
天気が良ければ富士山、中央アルプスや北アルプスの乗鞍岳、槍ヶ岳、五竜岳、白馬岳も見渡せます。その眼下には諏訪の街と諏訪湖が見えます。
この日は残念ながらアルプス方面は雲が張っていて山頂付近しか見えませんでした。
何といっても素晴らしいのは八ヶ岳です!編笠山だからこそ八ヶ岳を独り占めできる!と言い切っていいくらい八ヶ岳を見渡すことが出来ます!
右側から、手前にあるでっかい山が権現岳、その隣が赤岳、横岳、手前に阿弥陀岳、奥側か根石岳、天狗岳、蓼科山に続いて見えます。
こんな八ヶ岳が並んで見渡せる場所はそうそうないので、ぜひ肉眼で見てほしい光景です!
ガスが登ってきたので早々と退散します。
今回は西岳にも縦走するため、青年小屋を経由して西岳に向かいます。
編笠山の山頂が分岐点になっていて、青年小屋へは山頂から直接行けるようになっています。権現岳を見ながら急坂を下ります。途中から岩石帯に出ます。足元気を付けながら進みましょう。
岩石帯の端に青年小屋があります。小屋の入り口に「遠い飲み屋」の赤提灯がありお酒をたくさん置いてあるようです。小屋にはトイレもあります。しばらく先までトイレはないので済ませておきましょう。
テント場の先に西岳への登山道があり、その先に水汲み場があります。この水汲み場は生では飲めないらしいので気を付けてください。
青年小屋から西岳までは下り登りと続きますが、坂は緩やかです。
道は狭くあまり整備されていません。分岐はないですが道標はほぼなかったです。ここも緑コケがあちこちで群生しています。
頂上付近まで来ると岩道になります。岩の道は短く越えればすぐ頂上です。
西岳の頂上は180度のパノラマです。八ヶ岳側は権現岳、目の前に編笠山があり、南アルプス側を見渡せます。
頂上は分岐になってるので、下山するさいは道に注意しましょう。道標は文字が欠けてるので解らないですw
富士見高原は登ってきた道から見て左側です。
途中、視界が開けた場所があり、南アルプスと諏訪の街を見渡すことが出来ます。ここが最後の展望場所です。見納めしておきましょう!
再び樹林帯に戻ります。登山口まで2時間程度掛かります。中くらいの石・岩がゴロゴロしていて急な坂もあります。
不動清水まで特に何もないです。ひたすら樹林帯を下ります。不動清水は飲料できる水場があります。ベンチもあり座って休憩できます。
登りで通った五差路に戻ります。間違えないように注意して下りましょう。
今回は西岳も縦走しましたが、編笠山のみであれば観音平から短時間で登ることができます。頂上付近の岩石帯以外は危険地帯はなく初心者でも登れます。頂上は展望が良いので天気が良い日は素晴らしい景色を眺めることができます。オススメの山です!
フォトギャラリー:40枚
富士見高原の駐車場に登山口の案内があります。目の前のアスファルトを登ります。
トイレは近くにないようです。この先しばらくトイレはありません。
ここから登山道に入ります。駐車場からアスファルトほちょっと登ったところにあります。
登山道は樹林帯です。日差しが入りにくいので涼しいですが真っ暗です。日差しが差し込むところは神秘的な感じです。
最初は平たんで歩きやすい道が続きます。
石小屋?小屋ないけど…
まさかこの岩の中が「小屋」なんでしょうか…
本格的な樹林帯に入ります。徐々に坂が急になります。道はクネクネしています。
真っ暗な登山道の中、日が差し込んでいます。
シャクナゲ公園らしいです。シャクナゲの時期じゃないので咲いてませんが。この辺りは緑コケが群生しています。
この辺りから岩道になります。岩にコケが生えてます。
樹林帯越えると岩石帯に入ります。森林限界で視界が開け、強烈な日差しを受けます。
後ろは南アルプスが広がります。
南アルプス側は残念ながら雲に覆われています。
岩石帯をどんどん登っていきます。手前の山は西岳で、奥は北アルプスの立山側のようです。
岩石帯を登り切って山頂に到着!
目の前は南八ヶ岳の大展望です!
北八ヶ岳の蓼科山まで見えています!
山頂目の前は権現岳です。山頂付近にキレット小屋がはっきり見えます。
右側の雲が掛かってるのが赤岳、その左が横岳、左が阿弥陀岳です。
天狗岳側と蓼科山側。南から北の八ヶ岳が一望できます!
雲が晴れた赤岳!さすが迫力がありますね。
阿弥陀岳と天狗岳側もくっきり見えます。
山頂は複数の登山道の分岐点になっています。ガスが登ってきたので青年小屋から西岳を目指します。
権現岳を見ながら下りていきます。手前に青年小屋が見えます。
振り返ると編笠山が。岩石帯だらけですね。
岩石帯を下って青年小屋に到着!シャレの効いた赤ちょうちんですね。
青年小屋から樹林帯を下って登って、西岳に到着!
西岳の山頂からは権現岳と三ッ頭が見えます。赤岳はギリギリ視界に入るくらいです。
目の前は編笠山。青年小屋も見えます。こうやってみると結構歩いてるなーって感じです。
南アルプス側を見渡せます。
権現岳は険しい山様ですね。迫力のある名峰です。
下りの登山道からは視界が開けた場所があり、諏訪の街が見渡せます。展望はここで終わりです。
林道の分岐点のようです。特に何もないです。
不動清水に到着。この水は飲めるようです。
近くにベンチもあり座って休めます。
五差路の分岐まで下山しました。道間違えないように。
駐車場に到着! 編笠山の展望は素晴らしかったです!
装備・携行品
アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | トレランシューズ | バックパック |
ヘッドランプ | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 地図 |
コンパス | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | 健康保険証 | ホイッスル |
医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ |
トレッキングポール | GPS機器 | ||||
【その他】
水 1.5ℓ ウィダーインゼリーx2、プロテインゼリーx1 昼食 ※地図、コンパス、時計、GPS、カメラはスマフォアプリ |
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