行程・コース
天候
晴れ時々曇り
登山口へのアクセス
電車
その他:
中央線笹子駅利用
この登山記録の行程
笹子駅(7:40)・・・新田登山口・・・送電線鉄塔 [休憩 10分]・・・笹子雁ヶ腹摺山(9:55) ・・・送電線鉄塔(12:20) [休憩 50分] ・・・笹子峠・・・笹子隧道[休憩 10分]・・・矢立の杉・・・神殿登山口・・・笹子駅(13:15)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
富士山展望の笹子雁ヶ腹摺山と江戸5街道の一つ・甲州街道一の難所といわれ、歴史的な遺跡も残る笹子峠を結ぶ周回路を歩いた。土曜日にもかかわらず途中遭遇した登山者は3パーティーのみ。富士は雲に隠れて展望はもう一つだったが、歴史を感じる静かな山歩きが楽しめた。なお、笹子雁ヶ腹摺山から笹子峠に至る道はヤマタイムには記載されていないが、道標もしっかりしている。また、笹子峠からの旧甲州街道も一部が遊歩道として整備されているので安心して歩ける。
JR笹子駅が起点、しばらく国道を大月方面に向かう。笹子トンネルの手前で旧道に入るとすぐ登山口だが、階段に小さな道標があるだけなので注意。登山道に入ると杉木立の急登が続く。休憩にいい送電線鉄塔を過ぎると尾根道となるが山頂まで登りが続く。
大きな電波反射塔が現れるほどなく笹子雁ヶ腹摺山の山頂。しかし山頂は木々に囲まれ展望なない。小さなベンチがあるが、山頂から笹子峠方面へ下った先にある大きな送電鉄塔の付近が展望も開け休憩適地である。
笹子峠に至る尾根道には尾根筋をたどるコースと巻道の新道がある。この日は新道をとった。クサリがつけられている急坂を下ると笹子峠。ほの暗い峠には昔をしのぶ遺跡は残っていない。笹子駅方面に下ると旧国道の笹子隧道(昭和13年完成)がある。新笹子トンネルが完成する昭和33年まで使われたトンネルは文化財に指定されている。見事である。
笹子峠からの道は旧甲州街道。途中に歌川広重の浮世絵にも書かれた矢立の杉や明治天皇が休んだという石碑がある。古の旅人がたどった道と思うと感慨深いものがある。登山道は途中舗装路と交差するので、登山道への案内を見落とさないよう注意が必要である。
笹子駅のあるところは昔、黒埜宿(黒野田宿)といった。国道沿いにも昔の石仏などがあるので訪ねるのもいいだろう。
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