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高麗の里の巾着田に曼珠沙華を訪ねる 日和田山(2A)

日和田山( 関東)

パーティ: 1人 (すてぱん さん )

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行程・コース

天候

曇り時々雨

登山口へのアクセス

電車
その他: 西武池袋線高麗駅から徒歩

この登山記録の行程

高麗駅 (8:00 8:03)・・・巾着田 (8:20 9:15)・・・登山口 (9:27)・・・日和田山 (9:51 10:01)・・・ 旧新井家住宅 (10:30 10:48)・・・巾着田 (10:53 11:46)・・・高麗駅 12:00

コース

総距離
約9.6km
累積標高差
上り約463m
下り約461m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

9月の三連休も台風の接近で天候が持ちそうなのは土曜日の午前中だけ。ならばと、巾着田に見頃を迎えた曼珠沙華を訪ねて日和田山に登ってきた。巾着田の曼珠沙華はレコもたくさん上がっているので、コースについての記述は控える。

8時に高麗駅に到着すると巾着田に曼珠沙華を訪ねる人々でいっぱい。10時ごろには詰めかける車で道路も長い長い列ができ、警察が交通整理に当たっていた。曼珠沙華の開花時期に、じっくりと散策するには朝の早い時間に公共交通機関でアプローチすることをお勧めしたい。なお曼珠沙華祭りの会期中は、入場料300円を支払う。

ニセアカシアの仄暗い林床に真っ赤な曼珠沙華が咲きそろっている姿は、圧巻。大勢の人が詰めかけるのも納得だ。お祭り会場に並ぶテントでの飲食や地元のお土産を冷やかすのもいいが、巾着田外周部の河原を静かに散策するのもいい。色鮮やかカワセミやセキレイなどの姿が見られる。良い写真の題材が揃っているためか、大型の望遠レンズを装着した本格的なカメラを構える人も多い。

日和田山は標高305mの低山だが、「男坂」は坂というよりは急な岩場で、ちょっとした岩稜歩きの気分を味わえる。この日は気温は20度にも満たなかったと思うけれども、さすがに汗をかく。巾着田を見下ろす見晴台や、都心方向に開けている山頂からの展望もいい。何より都心からでも巾着田をのんびり散策したり、登山をしても半日で収まってしまう手軽さはいいですね。

高麗は飛鳥時代に遡る渡来人ゆかりの地。今回は台風の接近で雨がパラついたりしたためゆっくりできなかったが、曼珠沙華を楽しみ日和田山に登った後は、この地の来歴に想いを馳せながら散策するのも楽しそうだ。巾着田から見えていた大きな屋敷は、江戸時代のこの地の庄屋だった新井家の旧宅だそうで、これも一見の価値がある。入場料は無料だ。

巾着田は菜の花と桜の季節にも訪れてみたいと思っていたのだけれど、水路では蛍の保護育成も進んでいるそうだ。登山と組み合わせるのは時間の関係で難しいかもしれないが、駅にも徒歩で戻れるのだから、蛍の時期に訪れるのも一興かもしれない。

ルート定数12.3、主観的グレーディングA

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フォトギャラリー:34枚

高麗駅を降りると天下大将軍、地下女将軍の柱が

キバナコスモスもたくさん

巾着田周辺はカワセミの生息地としても有名

どうやら案山子コンテストや稲刈り体験イベントが行われるらしい

コスモスの花も咲いていましたよ

巾着田から望む日和田山

曼珠沙華は見頃を迎えていますよ

曼珠沙華の大群生地を取り囲むように高麗川が流れている。写真には収められなかったが、色鮮やかなカワセミの姿も何度か見かけた

曼珠沙華の白い株

どなたかが忘れたんんでしょうか?

曼珠沙華と紫式部

日和田山に登り始めると程なく金比羅神社の鳥居

運命の分かれ道!

俺はこっちだあ!!

これはもはや坂ではなく、立派な岩場です。マーキングがあるので北アルプスの岩稜を思い起こさせる

男坂の岩場を登りきると見晴台。眼下に巾着田

日和田山山頂。しばらくすると雨がパラパラと・・・

有形文化財に指定されている旧新井家住宅。江戸時代の名主の住宅で、建物は江戸末期に遡るそうだ。

お祭り会場に戻って、肉どうふご飯をいただく。汲み豆富にすき焼き風の具材をかけたもので、豆富が甘くて美味しい

あちこちで売られていた「花ナス」

この地域の来歴。半島や大陸からの渡来人はおそらく当時のスーパー技能者集団だったのだろう

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装備・携行品

みんなのコメント

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  • すてぱんさん、おはようございます!

    すてぱんさんも巾着田に行ってきたのですね!天気はあまりよくなかったようですが
    曼殊沙華が見頃で会場は賑わっていたようですね。
    巾着田は去年、おととしと見に行ったので今年はどうしようかな~と思っていましたが、
    やはりあの真っ赤な風景は圧巻ですね。コスモスもきれいに咲いてきているようなので
    この台風で倒れてしまわないように願うばかりです。

    それにしても曼殊沙華の中の切り株に乗っているトトロがまるでセッティングしたかのように
    風景にマッチしていますね。(笑)それと旧新井家住宅は私、まったく知りませんでしたが
    風格のある立派な建物ですね!庭も素敵ですし今度日高方面に行ったときはぜひとも
    立ち寄ってみようと思います。

    さて、台風直撃の3連休ですが、明日は回復してくるとのこと。寒くなる前に登っておきたい
    山がいくつかあるので日帰りで行ってこようかと考え中です。あっ、北アではないですよ(笑)

  • すー さん、おはようございます!

    せっかくの3連休に台風とは、なんとも巡り合わせが悪いですね。

    飯能周辺の奥武蔵は半日程度でも登れそうな山があって、これから涼しくなる季節は良さそうですね。お近くにお住まいとのことなのでご存知でしょうが、興味深い史跡がいろいろあります。春や梅雨時の巾着田も面白そうです。

    旧新井家住宅は、江戸時代の豪農(名字帯刀も許されていたようです)が、どんな暮らしぶりだったのかをうかがわせて面白いです。あのあたりの富の源泉は、蚕だったのですね。おそらくたいていの武士よりも良い暮らしぶりだったのでは。どこまで忠実に再現されているのかわかりませんが、内装なども驚くほどの格式でした。開け放した縁側なんて、現代の住居ではもう見ることもありませんが、風土に馴染んだいいものだなあと思った次第です。

    明日は天候が回復するのですね。うーん、ちょっと考えていた山があるのですがどうするかなあ。気温が急激に上がるようなので、涼しそうなところを考えてみようかな・・・これ、結局登らないパターンなんですけどね。
    すーさんの行動力が羨ましいです。

  • すてぱんさん、こんばんは。

    レコ拝見、やはり高麗の里の曼珠沙華に行かれたのですね。

    巾着田と日和田山に旧新井亭ミックスとは流石!当日思いつきで以外何も考えず向かった
    私とは雲泥の差です。(当日、以外何も考えずは私のレコ本文転記です)

    確かに、高麗の里は歴史と興味深い史跡が有り、何と「天覧山駅跡」を地図上で見つけて
    しまい、近々散歩?に行きたくなってしまいました。

    歴史散策ミックス、大変参考になりました。有難う御座います。

  • 西東京猛虎会 さん、コメントありがとうございます。

    天覧山駅跡というのがあるのですね・・・。打田瑛一著「埼玉県の山」によれば天覧山の名前は、古くは愛宕山、徳川綱吉の時代に十六羅漢が祀られたことから羅漢山、さらには明治期に演習観覧のために天覧山と何度も変わっているそうですね。だとすると、明日(9月20日)は行幸があるようなので、巾着田も・・・・(笑)
    奥多摩の石灰岩を運び出すトロッコの路線や、国土地理院の地図に記載されていない天祖山の石灰岩採掘現場までの(秘密の?)経路に激しい興味を惹かれた時期がありました。古い記録を発見した時には、とても興奮したことを思い出します。

    ところで、高尾山+ビアアマウントの件ですが、4点についてお考えをお聞かせいただければ幸いです。日程は10月14日で差し支えないでしょうか?恐縮ですが、よろしくご検討くださいませ。

登った山

日和田山

日和田山

305m

よく似たコース

日和田山 埼玉県

曼珠沙華、ナノハナ、サクラ、田園風景と四季折々の表情が魅力

最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
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2時間37分
難易度
コース定数
9
日和田山 埼玉県

スリルあふれる岩場を登り、静かな縦走路へ

最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
2時間45分
難易度
コース定数
12
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