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ごくらくの先にあったは藤倉山・鍋倉山・愛宕山

藤倉山、鍋倉山、愛宕山( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 1人 (Yamakaeru さん )

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行程・コース

天候

登山口へのアクセス

マイカー
その他: JR今庄駅の横にある駐車場をお借りする。長時間占領はダメ。マナーとして、大勢で来る場合は、車乗り合わせか、JR利用が良い。

この登山記録の行程

JR今庄駅駐車場(07:51)・・・八十八ヶ所登山口(08:05)・・・第一休憩所(08:12)・・・第二休憩所(08:16)・・・第四休み場(08:24)・・・七曲り半登坂・・・湯尾峠登山道合流点(08:31)・・・展望台(08:41)・・・ごくらく橋(08:41)・・・弘法寺(8:43)・・・鞍部・・・ 鍋倉山山頂・・・鞍部・・・藤倉山頂上・反射板(09:37)・・・燧ヶ城址(10:20)・・・稲荷神社(10:27)・・・JR今庄駅駐車場(10:34)

コース

総距離
約8.1km
累積標高差
上り約1,005m
下り約1,005m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

朝から雨が降っていた。TVのニュースでは非常に大型の台風第18号が九州に接近中!厳重な警戒が必要と言っている。最近、まれにみる異常気象がいっぱい溢れすぎていて、困ったものだ。なるべく被害なく通り過ぎてほしいものだ。
折角の3連休も台風で行楽には大きな影響が出ているようであるが、少なくとも福井は16日の時点では、天気は悪いものの台風の影響はまだ出ていない。
ということで、ふらっと今庄にやってきた。雨の日は低山が心地よい。
今庄駅の駐車場に車を停めさせてもらい、装備を整えて歩き出す。
目的は藤倉山(642m)と鍋倉山(516m)。この山は、駅からぐるっと周遊できてとてもアクセスがしやすく、程よい急登と心地よい稜線が楽しめるお勧めの場所で、そのロケーションからトレイルランナーもよく練習場として利用されている。
最初、湯尾から登ろうとも思ったが、スタンダードな八十八ヶ所登山口を選ぶ。線路沿いに歩いていくと、登り口に大きな弘法大師や水掛地蔵の像と赤い登り旗が目に飛び込んでくる。四国八十八ヶ所ではないが、霊地八十八ヶ所山道になっている。
山道はツズラ折になっていて、ところどころに、それぞれ趣の異なるお地蔵さんが設置されていて、一つひとつお顔を拝見しあいさつしながら登るのもまた楽しい。
参拝者向けか、頻繁に休憩用のベンチが設置されている。ベンチからは今庄の町が見える。まだ、位置も低い。
さらに登っていくと、大きなアンテナにたどり着く。湯尾(ゆのお)峠からの登山道合流点だ。
そこを進むとなんとも山道には不釣り合いな赤い橋が見えてくる。「ごくらくばし」だ。もちろん、川があるわけではないが、信仰上の橋なんだろう。立山の麓にある「あの世」と「 この世」の架け橋とされる朱色の欄干の布橋を思い出した。
ごくらくは特に求めていないが、不思議とワクワク感は大好物。この不思議な橋を渡って先を進む。橋を渡るとすぐに長い階段が延びている。看板に八十八段の階段があると書かれている。八十八ヶ所巡りとかけているのだろうか。一つ、二つと数えながら登っていくと、最後は85?。どうも集中力が弱く、途中で数え忘れをしたようだ。ごくらくに行くには煩悩が多すぎということか。:)
階段を上まで登ると弘法寺にたどり着く。木と木の間からこれから向かう鍋倉山が見える。
鍋倉山へはいったん降ってまた登るコースとなる。途中、道を外れて鉄塔の下から眺めたら、日野山が見えた。
鞍部から鍋倉山へは、そこそこの急登になっている。木々の間からは綺麗に尖がった山が見える。ホノケ山だ。
鍋倉山の山頂はまったく眺望はない。というか、どこが山頂か一見分かりにくい。(藤倉山←→八十八ヶ所)の看板の上にひっそりと手書きの山名が書かれた標識が設置されている。間違い探しのレベルで普通は見落とす。
次の藤倉山へも、また登り降りの鞍部セットとなる。でも、この縦走は美しいブナ林に囲まれていて結構楽しい。
藤倉山の山頂も分かりにくいが、こちらは一応、三角点がある。藤倉山643m。直ぐ近くに反射板があるので、そこで休憩しようと近づいた瞬間、ずってーんと大きく尻もちをついてしまった。粘土質の赤土が雨でいっそう滑りやすくなっていたようで、気が付いた時にはお尻が泥だらけになっていた。いやはや。お恥ずかしい。
雨に濡れながら持ってきたパンをほうばる。暫し休憩。
ここから先は降りのルートとなる。
送電線の鉄塔のたもとにでると景色が開ける。小さい山が連なってその間に浮かぶ雲海がツートンで水墨画のようだった。眼下には宿場町、今庄が見渡せる。駅の横に停めた車も確認できた。
もう少し降ると愛宕山に着く。愛宕山には燧ヶ城址(ひうちがじょうし)があり、先ほどよりももう少し低い位置で今庄の街並みが見える。当時はいったいどんな風景がここから見えていたのだろうか。歴史ロマンだ。
燧ヶ城址からの下りは観音堂と稲荷神社に分かれる。観音様かお稲荷様か、少し悩んでお稲荷様を選ぶ。どちらも分岐から10分以内。急な下りを滑らないように降ると、小さな祠があった。中にお稲荷様が祭られている。思っていた以上に趣があり、よく知った場所だと思っていたのに、嬉しい新発見だ。
アスファルトの道まで降りると、駅はもうすぐ。
今庄の散策を兼ねると面白い登山ができるお勧めの登山ルートだ、

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装備・携行品

みんなのコメント

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  • なんともアングルが素敵ですね。

  • 雨降りの登山はそれはそれで気持ちがいいです。

登った山

藤倉山

藤倉山

643m

よく似たコース

藤倉山 福井県

宿場町を見下ろし、カモシカにも出会える山

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
4時間20分
難易度
コース定数
20
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