行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
白根レストハウス駐車場
この登山記録の行程
白根レストハウス(08:00)・・・湯釜展望台(08:25)[休憩 10分]・・・白根レストハウス(08:35)[休憩 5分]・・・本白根スキー場分岐(09:00)・・・本白根山分岐(09:30)・・・鏡池(09:40)[休憩 5分]・・・南釜南端(10:00)・・・遊歩道最高点(10:25)[休憩 15分]・・・南釜南端(10:55)・・・本白根スキー場分岐(11:15)・・・白根レストハウス(11:45)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
深田百名山の一つ、草津白根山へ。
今回は夜に予定があったので、4時半に起きて東京を出発し、8時頃に白根レストハウスに到着。
この時間だとまだ駐車場も余裕がある。
登山をするようになってから、「早起きは三文の得」ということわざをよく実感するようになった。
白根レストハウス前の国道292号を挟んで、北に湯釜、南に本白根山の配置になるので、まずは湯釜に行くことにする。
現在は登山規制の関係で、西側展望台からしか湯釜を拝むことはできない。
展望台までの道はほとんど舗装され、非常に歩きやすい(登山の格好をしていない一般客も多かった)。
といっても角度はそれなりになるので息は上がったが、それも15分程度で起伏が緩やかになり展望台に到着したと思った矢先、コバルトブルーの巨大な湯釜が見えた。
写真で見たことがあるとはいえ、実物と写真はやはり別物である。思わず「お~!!!」と声が漏れてしまった。
画像処理をしていないにも関わらず鮮やかな色の湖は、遠くから見ても存在感のある巨大さで、静かにたたずんでいる。
火口なので周囲は当然岩肌だけの殺伐とした景色であるが、キャンバスに絵の具をそのまま塗ったかのような湖の色合いによって、芸術作品を見ているかのような感覚を覚えた。
来る前は生命の気配が感じられない火山にそれほど魅力があるのか疑問に思っていたが、湯釜を見てその考えはすぐに塗り替えられた。
百名山には草津白根山以外にも火山がいくつかあるので、他の火山もどのような景色があるのか見てみたくなった。これが百名山の魅力なのであろう。
自然の芸術をしばし鑑賞してから今度は本白根山の方へ。
国道のすぐ近くには弓池という池があり、周囲は湿原となっている。
草はすでに茶色くなっており、草紅葉を楽しむことができた。
本白根山へは逢ノ峰の東のルートを経由して向かう(地図のルートに入っていないので、コース記録は実際のルートと異なっている)。
ロープウェイ駅までは起伏も少なく、気楽なトレッキングルートであるが、駅を抜けて、本白根山の山域に入ると徐々に勾配がきつくなってくる。
しかし、標高が上がり、ふと気が付くとカエデが既に黄色に色づているなど、紅葉の進み具合の変化を楽しむことができ、歩いていてもそれほど苦にならなかった。
途中に鑑池が見えたので、メインルートを外れて、少し寄り道をする。
鑑池は周囲を山に囲まれており、日当たりが悪いのか他より紅葉が進んでいて、カラフルな森とそれを映す湖面の風景がとても美しい。
今回はちょうど周りに人がいなかったので、山に囲まれ静かにたたずむ池を眺めていると、穴場を一人で独占しているような気分を味わえた。
鑑池からルートに戻り、登りが続く道を進んでいるうちに、突然視界が開け、山頂の稜線が見える。
この辺は火山帯なのか、周囲は草が所どころに群生しており、普通の山とは異なる景色である。
森林を抜けてすぐに頂上に到着。アルプス側から雲が流れてきており、残念ながらそちらの風景はうっすらとしか見えなかった。
ここで休憩しても良かったが、30分程度で最高地点に向かえるので、すぐに出発する。
最高地点までの途中も紅葉が比較的進んでいて、綺麗な景色を見ることができた。
最高地点で昼を摂ってから、先ほどより西側のルートを通ってビジターセンターに向かう。
山頂から最高地点の周辺は登山客がたくさんいて賑やかである。
山頂に向かう途中はほとんど登山客と出会わなかったので、西側の方が利用者が多いのかもしれない。
山頂周辺を過ぎると、白根レストハウスまでは樹林帯が続き、紅葉を眺めながらセンターに戻った。
センターに戻ったのは12時ごろで、その時間には駐車場は一杯になっており、一般客でけっこう混雑していた。
今は湯釜の展望台も混み合っているだろう。先に見ておいて正解であった。
一般客に囲まれて若干気恥ずかしい気持ちであったので、少し休憩してから帰路に着いた。
草津白根山は勾配もそれほどではなく、山道も整備されて手軽に散策できる山であった。
今日は夜に東京で用事があったのですぐに帰ったが、温泉が好きであれば、そのまま草津温泉も楽しめるので一石二鳥で楽しめるだろう。
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