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残念開店2時間前! お馬を連れて越後駒

越後駒ヶ岳、小倉山、道行山、明神峠、前駒( 上信越)

パーティ: 1人 (鋸太郎 さん )

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行程・コース

天候

AM9時頃までガス その後快晴

登山口へのアクセス

マイカー
その他: マイカー 小出ICから枝折峠駐車場

この登山記録の行程

■往路
枝折峠(5:00)……明神峠(5:20)……道行山分岐(5:55)……道行山(6:00)……小倉山分岐(6:25)……小倉山(6:30)……百草ノ池(7:00)……前駒(7:25)※探索5分……駒ノ小屋(7:50)……越後駒ヶ岳(8:05)※お空に祈る事25分
  
■復路
越後駒ヶ岳(8:30)……駒ノ小屋(8:45)……前駒(9:05)……百草ノ池(9:30)……小倉山分岐(10:00)……道行山分岐(10:25)……明神峠(11:10)……枝折峠(11:30)

コース

総距離
約14.9km
累積標高差
上り約1,404m
下り約1,404m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

枝折峠から越後駒ヶ岳に登ってきました。
本来この週末は近場のVRで地図読み登山を計画していたのですが、前日の段階で午後に2時間雨が降るとの予報に変わり、主旨を鑑みて延期することにしました。
となるとどこに行きましょう。
日曜は岩登りの予定を入れていたので、できればそんなに疲れを残さず、それでいてそこそこ楽しめるお山――。
  
気付いたら深夜の高速を新潟に向かっていました。
未だに何考えていたのかよく分かりません。
  
夜明け前の枝折峠は車が10台ほど。
標準CTと帰路の遠さを考えると、余りのんびりはできません。
夜明けを待たず、ヘッドライトを点けて歩き出しました。
当初は雲間から陽もさすので、このまま晴れてくれるかなと思っていたのですが、希望に反して登れば登るほど身体がガスに埋没していきます。
山頂には8時頃着きましたが、視界はほぼゼロ。そのまま自分一人の山頂で30分ほど粘りましたが、汗冷えもあって断念。まあこういうこともあろう、と下山開始しました。
  
ところがその後、降りれば降りるほど天気がよくなります。
振り返ると山頂もはっきりくっきり。
これが大体10時頃。ああ、開店2時間前だったのか、そう思いました。
  
尚も景色はどんどん鮮やかになります。すれ違うほかの登山客の方も増えてきます。
ただ不思議と悔しさとかはありませんでした。
ヘッドライト・霧の中の往路と色づき始めた初秋の復路。
来た時は気づかなかったけど、こんな尾根道だったのかと思い直すことも多々。
ガスと快晴の2種類を味わえるピストンもそうはありません。
  
それに帰り道、いつまでも姿を見せ続ける越後駒ヶ岳の、その雄大な山容に言われた気がしたのです。
俺の頂から見た他の山より、お前が苦労して登った山の姿を焼き付けて帰れ。
そう思わせしむる、単純に標高では語れないお山でした。
楽しかったと言うよりは、素晴らしかったです。
  
道は整備されていて、特に迷う箇所はありません。
強いて言うならば、明神峠分岐は直進すると駒の湯に行ってしまいます。
まあ、標識もしっかりありますので、通常の注意で十分です。
ただコース自体は優しさと厳しさの振り幅が激しく、スキップで歩けそうな部分もあれば、個人的に甲斐駒の黒戸尾根のミニチュア版とも思える箇所もあり、しっかり歩く・油断しないなどの総合力を問われるルートに思われました。

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フォトギャラリー:51枚

天気の都合で予定の山行が延期に。伴いお馬のお山に計画変更です。
いいねえ、2回連続だねえ。

深夜の赤城高原SA。
だからと言って横浜から日帰りで新潟のお山と言うのも考え無しですが。

ともあれ車で雲を突っ切って枝折(しおり)峠。
午前4時半着です。

そのまま午前5時にヘッドライトをつけて出発。
翌日に予定を入れていましたので、夕方までには帰宅したいところです。

大明神さま。明神峠分岐にありました。

少し登って明神峠です。

明神峠の三角点。三等でした。

奥只見湖です。雲で覆われていました。

枝折峠からの越後駒ヶ岳は、優しさ6割と

厳しさ4割で出来ています。

帰りの画像ですが、切れ落ちている場所もあります。

6時前にお日さま。
このまま晴れるかな。

道行山分岐です。
当然行きます。

道行山山頂です。
小さな標識がありましたが、基本基準点・公共基準点のどちらでもありません。

小さなアップダウンを経て小倉山分岐。

当然行きました。
小倉山山頂です。

小倉山の三角点です。

この頃から行く手を雲が覆ってきました。

前駒です。紅葉はこんな感じ。
テン泊された人とお話しましたが、前夜は雨が強かったとのことでした。

2000mに満ちませんが、森林限界ですね。

雪渓が残っていました。

スラブ状の岩肌。

前駒を過ぎると、プチ岩稜帯です。
雨後なので特に帰りが厳しかったです。
すっごい滑るよ!

駒の小屋に着きました。
水場があります。

しかし霧の中ですね。

頑張って山頂。道行山・小倉山と寄り道しましたが、3時間かかりました。

お馬、越後駒ヶ岳に立つ!
鐘も鳴らしてみました。

堂々の一等三角点。

猿田彦さまです。道祖神の延長でしょうか。

それにしても本当にガスガスです。

30分粘って一瞬だけ見えた八海山方面。

見間違いなら構わないのですが、西から山肌を雲が登ってきつつ、その上の雲は東から西に回っていました。更にその上の層は不動でした。
天候悪化を懸念して下山します。

駒の小屋まで戻りました。
気温8度です。

小屋は基本素泊まりです。宿泊費は2000円とのことでした。

管理人さんがいる時はバッジも買えたのでしょうか?

「お馬のおうち?」
ごはんは自分で持って来ないとだめだよ。

この頃から段々晴れてきました。
自分の山頂での天候予測、大ハズレです。

ですが帰りであっても、晴れてくれるに越したことはありません。

「(もう下山ですか)早いですね」
いえいえ、今日はこれから山頂に向かうのが大正解ですよ。

百草の池です。

山頂を後にしてから二時間後の越駒。
振り返ると何と言う快晴!

荒沢岳です。

奥只見湖も雲が晴れましたね。

ああっ!尾根歩き楽しい!

枝折峠と明神峠の間に鎮座する仏さまです。

枝折峠まで戻ってきました。
下りもきっかり3時間でした。

枝折峠のバス停です。
期間運行の上、一日に上り一本、下り一本です。

国道352号線を帰りましたが、本当にギリギリまで見送ってくれる、素晴らしいお山でした。

越駒は魚沼市のお山です。
と言う事で新米をお土産にしました。

帰りの高速は5時間かかりました。
6時間半の山行に車で往復9時間半。
それでも本当に行って良かった!

翌日は無事岩登り講習会に参加できました。湘南鷹取山です。
ああっ!よじ登り楽しい!

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ 着替え 地図 コンパス
ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 修理用具
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー
非常食 行動食 テーピングテープ 軽アイゼン トレッキングポール 燃料
ライター カップ
【その他】 モバイルバッテリー、2バンドラジオ、風力計、予備ヘッドライト

みんなのコメント

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  • 1日違いでこんなに違うのですね。
    濡れた小屋下の岩稜危なかったと思います。
    わたしも降りる時、乾いててよかったと感じてました。
    それにしても3時間は速いですね。
    鋸太郎さんなら、駒の湯ルートがいいんじゃないでしょうか、、、
    鎖場ありでなかなかのようです。

登った山

越後駒ヶ岳

越後駒ヶ岳

2,003m

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