行程・コース
天候
晴れのち曇り
登山口へのアクセス
マイカー
この登山記録の行程
天女山登山口(05:30)・・・天ノ河原(05:40)[休憩 5分]・・・海抜1800mの石柱(06:20)・・・前三ツ頭(08:00)[休憩 10分]・・・三ツ頭(08:50)[休憩 15分]・・・権現岳(09:50)[休憩 60分]・・・三ツ頭(11:30)[休憩 30分]・・・前三ツ頭(12:20)[休憩 10分]・・・海抜1800mの石柱(13:20)・・・天ノ河原(13:50)・・・天女山登山口(14:00)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
上野村から越えていく夜更けの峠道。
峠付近の林の開けた場所にライトを消して車を止める。
車を降りて気温6度の夜空を見上げた。
澄み切った満天の星空が天の川を中心に輝いている。
そして頭上にオリオン座流星群には少々早いが流れ星が消えて行く。
今日も天気が良さそうだ。
薄暗い5時前に天女山駐車場に到着。
ヘッドランプをつけて天女山展望台へ。
木々の隙間から東の空に明けの明星が朝焼けに煌々と光っている。
もうじき夜が明ける。綺麗だな。
車に戻って5時半登山開始。
10分ほど登った天の河原から明るくなり始めた雲海の向こうに富士を望む。
鳳凰山を始めとする北アルプスの峰々の稜線が手に届きそうなところに見えている。
観音岳から見た八ヶ岳は凄く遠い場所に思えたが空気が澄んでいるとこんなにも違うのかと驚くばかり。
今日登る山塊も朝日にあたって黄金色に染まる唐松林の向こうに遠望。
最初の一時間ほどは緩やかに登って行く。
途中から本コース一番の登り。
どんどん標高を上げていき8時に前三ツ頭に到着。
ここからの眺めも素晴らしい。
そもそもこのコースを選んだのは編笠山経由より眺望が良いという事で太陽と富士山を背に何度も小休止をしては後ろを振り返りスマホのシャッターを押す。
9時前三ツ頭まで来ると目の前に大迫力の赤岳、阿弥陀岳、権現岳が姿を現す。
頂上眼下の鎖の岩場を登り終えやっとこさ権現岳の山標発見。
と思ったらまだ先が。
どうやら大きな大きな岩の上が頂上見たいということで攀じ登る。
一人がやっと居られる場所からは360度の大展望。
うおー凄いな。
北に目を向けると赤岳、横岳、阿弥陀岳、硫黄岳そしてその先に蓼科山が。
左の遠望から火打山の山域、白馬岳から続く北アルプスの稜線。
ぐるっとまわって乗鞍岳、御嶽山、中央アルプス、南アルプス、富士山、奥秩父、遠くに赤城山も。
いったい日本百名山が幾つ見えるのだろう。
他の登山者の方が今日他の山を登った人も皆がハッピーだねと言っていたが本当に登ってきてよかった。
昨年登った赤岳がガスの中で何も見えなったので余計に感動。
1時間ほど山頂付近をうろちょろする。
キレットに降りる梯子付近、権現小屋、あれ!?先ほどへばりついていた岩の上に立っている人が!足元は断崖絶壁なのに怖くないのかな。
そうこうしているうちに雲が下から湧いてきたので後ろ髪を引かれる思いで下山開始。
11時半三ツ頭で富士山見ながら昼食。
前三ツ頭からは雲の中。
斜面を風に乗って霧が流れていく。
登山道にはマツムシソウ、トリカブトの花がまだ咲いていた。
14時天女山駐車場に到着。
下界はすっかり雲の下で山見えず。
天女の湯にて汗を流して帰宅。
親父が戦後間もない高校生の時に友人数名と小渕沢の駅から編笠山、権現岳経由で赤岳を越え南八ヶ岳縦走の話を聞いていた。
テントを担ぎ頂上で食べようとスイカを丸々1個順番に抱え、それを赤岳頂上で食べ美味かったと。
硫黄岳からガスで迷ってしまい、いつの間にか2組に分かれて親父たちは松原湖へ。
もう1組は反対の渋の湯方面を下って大変だったなあと。
帰宅後親父に写真を見せると懐かしがっていた。