行程・コース
天候
一日目 晴れ時々曇り 二日目 晴れ時々曇り
登山口へのアクセス
タクシー
その他:
[往路] 越後湯沢駅からタクシーで小日橋
※ 赤湯温泉へのアクセス http://akayunaebasan.sakura.ne.jp/access.html
[復路] 和田小屋からタクシーで越後湯沢駅
この登山記録の行程
[1日目]
小日橋12:29 - 12:50赤湯林道ゲート - 13:06赤湯林道終点 - 13:14棒沢橋13:17 - 13:47鷹ノ巣峠 - 14:04見返りの松14:07 - 14:26赤湯一号橋14:33 - 14:40赤湯温泉山口館泊
[1日目]
赤湯温泉山口館06:52 - 07:24赤倉山分岐07:26 - 08:02桂ノ沢六合目 - 09:01フクベノ平09:11 - 10:41深穴岩 - 11:48昌次新道下降点12:03 - 12:30苗場山13:01 - 13:45雷清水13:59 - 14:12神楽ヶ峰 - 14:28苗場山、小松原分岐14:29 - 14:33上ノ芝 - 14:41中ノ芝 - 15:05下ノ芝 - 15:58和田小屋登山口 - 16:00和田小屋
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
「おぉ、すごい‼」 赤湯温泉から続く昌次新道を歩き、最後の鎖場を登りきって山頂に立ったとき、思わず口をついて出た言葉でした。鳥甲山等の山並みをバックに、小さい湖沼が点在する大草原がどこまでも広がっています。草紅葉は終わりつつあるものの、あの険しかった昌次新道からはとても想像できない風景、そのギャップが感動的な気持ちを一層引き立たせる一方、「ここは本当に山頂なんだろうか」との思いを懐きながら見入っていました。
今回のコースは、苗場山をほぼ赤湯温泉から和田小屋へ縦走するコース。苗場山の湿原に加え、秘湯と言われる赤湯温泉がポイントになります。実際にとった登山コースは、赤湯温泉温泉「山口館」で1泊し
〇往路 : 赤湯温泉コース(赤湯温泉から昌次新道を経由して苗場山に登る)
〇復路 : 祓川コース(苗場山から神楽ヶ峰を経由して和田小屋に出る)
をとっています。
このコースの難点は、なんといっても赤湯温泉へのアクセス。赤湯温泉は標高1060mに位置しており、秘湯と言われるだけあってアクセス手段は徒歩しかありません。ご参考までに、林道途中の小日橋までは車で行くことができ、そこからでも林道45分+登山道約1時間半の道のり、特に、登山道は鷹ノ巣峠を越える本格的な山歩きとなります。ちなみにバスは苗場プリンスの近くの元橋バス停が最寄りとなり、この場合、約4時間の林道+登山道歩きとなります。
今回は、折角なら「秘湯 赤湯温泉」をゆっくり楽しみたいという思いから大奮発して小日橋までタクシーを利用・・(^-^;。
一方、和田小屋は、赤湯温泉ほどではありませんがこちらもアクセスに難点があります。最寄りバス停があるかぐらスキー場から約10.5kmほどの林道歩きをすれば、徒歩でのアクセスも可能ですが、私のように遠方から来た者には難しい選択肢ですね。祓川ルートのピストンであればレンタカーという手もあったのでしょうが、ここでも大奮発してタクシー。
以上、今回は、タクシー+新幹線とちょっと贅沢な大人登山となってしまいました(汗)。
今回の山行に組み入れた赤湯温泉。赤湯温泉には山小屋「山口館」と河原に設けられた掛け流しの3つの露天風呂(玉子湯、薬師湯、青湯)があります。泉質はそれぞれ微妙に異なるようでどれも足下、またはすぐ脇の岩盤から源泉が湧いています。入浴時の肌感覚もわずかに違うようで、昼間は紅葉をめでながら、夜は星空の下での湯浴み、さらには流れ星+湯上りの一杯もあったとなれば最高の気分です。来てよかったな~‼
今回の山行で想定外と言えば苗場山。自分でも何故だかよくわかりませんが「苗場山=なだらなか山」という先入観があり、正直、楽勝かなとなめてかかっていたところも有りました。そのため、山頂の鎖場、急登が続きの赤湯温泉コースは、こうした先入観もあったためなかなかの登りごたえ。その上、神楽ヶ峰への登り返しと濡れたゴロタ石が続く祓川コース。なかなかハードでした。もう一度、同じコースをと言われたら…どうしましょう(^-^;、
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[一日目] おはようございます。今日のスタートは、越後湯沢駅です。奮発して新幹線できました。東京から越後湯沢までわずか1時間20分ほど・・速い!!。普段の山行を思うと新幹線って有り難いですね!その分、財布には優しくありませんが(^-^;
いきなりですが、ここは小日橋。ここから赤湯温泉までは歩いてまだ2時間ほどかかります。
橋のたもとには登山箱とトイレ。もちろん、登山届はちゃんと出しましたよ。
ちなみに、この小日橋が、車でアクセス可能な赤湯温泉に最も近いポイントになります。実は、我々も越後湯沢駅からここまでタクシーを使ってしまいました。新幹線+タクシー…、贅沢な大人登山のスタートです(^-^;。
小名橋がかかる清津川の様子。黄色に色づいている木かみえますが、紅葉の見頃はもう少し先のようですね。赤湯温泉はこの上流になります。
まだ道端には花がチラホラと。「ノコンギク」
登山道の様子
「イタドリ」
「ノダケ」
おっ猿の群れに出くわしました。こちらに気が付いているのか、いないのか定かではありませんが、堂々と道を横切っていきます(^^;。
赤湯温泉道に入ります。以前はここまで車でくることができたようですが・・。
そうなんです。今日は、我らが雲払いの達人TOさんと一緒です。今回も素晴らしい天気が期待できそう♪よろしくお願いします、TOさんm(__)m。
ちなみに先ほどの橋は、棒沢橋。まだ、赤湯温泉までは1時間20分ほどかかります。。。
急登が続きますが、そういえば、TOさんの腕の振りがいつもより軽やかな感じがしますね。
赤湯温泉まで55分・・
まだまだ急登が続きます。
ようやく鷹ノ巣峠。すでに標高は1184mあります。これはもう登山ですね(^^;。
見返りの松。
見返りの松はピンポイントで携帯の電波がはいるようで、小日橋までタクシーをよぶことができるようです。が・・、私のスマホ(AU)は入りません、TOさんのスマホ(ドコモ)は大丈夫のようでしたけど。
この辺りは、色づき始めています。
赤湯温泉が見えてきました!河原に白い板のようなものが見えていますが、丁度、あのあたりが露天風呂になります。
赤湯温泉入浴心得。承知しました?(^-^ゞ
小名橋をでて約2時間10分、赤湯温泉の「山口館」に到着です。ちなみに、山口館は2棟(本館、別館)あって、見えてきたのは本館です。
今日の泊りは別館になります。ちなみに別館は耐震補強工事中。
荷物をおいて、早速、赤湯温泉にザブン。あぁ~気持ちいぃ。
湯上りはやはりこれですね。越後湯沢駅近くのコンビニで買ってここまで担いできました。川の水流でキンキンに冷えています。かぁ~うまい!
夕食は河原で山飯。足に奮発したのでその分食事費をおさえる作戦。メニューはご飯、おでん、餅入り味噌汁、TOさん手作りのポテトサラダ等。美味しく頂きました。
日が暮れてきたので、別館の縁側で2次会です。明日は苗場山ですよ、ほどほどにしてくださいね。
ちなみに山口館の電気は発電機です。8時過ぎくらいに発電機が止まったあとは、灯油ランプになります。これはこれで、雰囲気があっていいですね。真っ暗な中、星をみながらの露天風呂。流れ星も見え最高でした。
[二日目] おはようございます。5時に出発する予定が、寝過ごしてしまい7時の出発となりました。2時間遅れ・・、やっぱり夕べは飲みすぎましたかね(^-^;。
お世話になった山口館、振り返っての一枚。
しばらくは河原を進んで行きます。
途中で見かけた「シラヒゲソウ」。初めてみました。
赤倉山登山道への分岐ですが、ここは真っ直ぐ昌次新道をめざして進みます。
再び橋を渡って
サゴイ沢に到着
桂の沢
うっそうとした樹林帯を進みます。
こんな巨木もあります。
「アザミ」
尾根道にでました。大分色付いていますが、紅葉の見頃はもうちょいでしょうか。
その名の通り、平な場所になっています。我々と逆、苗場山から降りてきたハイカーの方々が休んでいます。
先を急ぎましょう。なんたって、2時間遅れのスタートですから(^-^;
「アジサイ」が咲いてます。
こちらは・・「ヤマハコ」でしょうか。
見晴尾根
見晴尾根と言われるだけあって視界がひらけてますが、生憎の曇り空・・・(TOさんの雲払い伝説もここまでか・・)。
このあたりは紅葉が見ごろを迎えているようです折角色づいてはいますが、背景が灰色のせいか鮮やかさの感じが今一つ。紅葉には青空がいいですね。
急登が続きます…。
大きな岩が見えてきました
深穴岩
おっ・・・山頂に近づくにつれて青空が広がってきました。やはり、TOさんの雲払い伝説はいきていました!先ほどは疑ってしまい、ありがとうございます。紅葉も鮮やかに。
苗場山の稜線が視界に入ってきました。あれは神楽ヶ峰でしょうか
シラビソ廊下、9合目になります。山頂まではもう少し。
苗場山が見えてきました。山頂が平で、壁のようにそそり立っています。台形という言葉がピッタリくる山容です。
こちらは向かって左側の稜線
こちらは右側(神楽ヶ峰)
なかなかの急登です(^-^;
神楽ヶ峰もくっきりと
TOさんが進むところ、青空が広がっていきます。
振り返っての一枚。
山頂までもう少し、頑張れ~‼
最後に待っていたのは鎖場でした・・。(^-^;
やりました、ようやく山頂の湿原にでました♪
このあたりは、湿原というよりも草原に近い感じですね。
…が、実はここはまだ9合半でした。
小さな湖沼が点在しています。どこまでも広がる湿原、本当にここは山頂なんでしょうか。そう思いたくなるような風景です。
ピークは過ぎてしまったようですが、草紅葉もまだまだいい感じですね。
気持ちいいですね~♪
この辺りは熊笹。
ようやく自然体験交流センターが見えてきました。
雲間に見えているのは鳥甲山でしょうか。
振り返っての一枚。
自然体験交流センターの近くにあったケルン
苗場山の開拓者 大平晟扇のレリーフ (左)。
標柱はどこにあるのだろうと探し回ってしまいましたが、自然体験交流センターの近くでようやく発見。鎖場を登ってから30分ほどかかりました。
お約束の三角点タッチ!
山頂近くでランチをすませ、これから下山です。ちなみにこちらが山頂の写真。山頂というよりも丘という感じですね。
帰りは祓川ルートです。神楽ヶ峰が見えてきました。下っての登り返し・・・そういえば神楽ヶ峰も2021mあるんですよね(^^;。
神楽ヶ峰の山腹の紅葉。結構、色付いています。
神楽ヶ峰の途中にあった雷清水。冷たくてとても美味しかったです。この日、気温が高く水をたくさん消費してしまい残量が心配になっていたこともあり、とても助かりました。
雷清水から苗場山を振り返っての一枚。残念ながら山頂は雲で覆れてしましました。
神楽ヶ峰に到着
標柱の後ろ斜面を登ったところに三角点がありました。
神楽ヶ峰からの眺め(田代高原の方向)。遠くに、田代湖が見えています。先を急ぎましょう。
ここは田代高原への分岐。祓川ルートの終点、和田小屋まではあと3.8kmです。
七合目付近は紅葉が見ごろを迎えています。
下ノ芝。紅葉と草紅葉が綺麗ですね~!
途中に濡れたゴロタ石が続き苦労しましたが、なんとかかぐらスキー場に到着。和田小屋が見えてきました。
和田小屋に到着しました~!ここからは再びタクシー。ちなみにタクシーはここから電話をしてきてもらうことになります。
越後湯沢駅に到着~!今日も無事でお疲れ様でした。とはいっても、これから棲家まで帰らねばなりません。新幹線での飲みすぎには気を付けてくださいよ。
[番外編]予定の新幹線まで時間があったので、越後湯沢駅のぽんしゅ館によってみました。出迎えてくれたのは「酔っ払い人形たち」。「えっ、お前たちじゃないか」って・・、そういえば雲払いの達人TOさんがいませんが・・。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル | 帽子 |
グローブ | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 |
カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 |
熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール |
GPS機器 | カップ |
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