行程・コース
天候
1日目:快晴 2日目:曇り→権現岳頂上付近は雪、下山前から雨
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
美し森の無料駐車場を利用
この登山記録の行程
【1日目】
美し森(07:28)・・・羽衣池(07:51)・・・リフト山頂駅(08:30)・・・牛首山(09:30)[休憩 10分]・・・六合目(10:20)[休憩 25分]・・・赤岳(12:27)[休憩 30分]・・・赤岳天望荘(13:24)
【2日目】
赤岳天望荘(06:01)・・・赤岳(06:25)[休憩 10分]・・・キレット小屋(07:54)[休憩 10分]・・・権現岳(09:07)[休憩 10分]・・・三ツ頭(09:41)[休憩 10分]・・・前三ツ頭(10:09)[休憩 5分]・・・海抜1800mの石柱(11:01)[休憩 5分]・・・天ノ河原(11:29)[休憩 5分]・・・天女山登山口(11:38)・・・天女山(11:41)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
南八ヶ岳の赤岳から権現キレットを通り、権現岳へ縦走登山してきました!
美し森から真教寺尾根コースで牛首山を経由し、超急斜面の鎖場を登り雪景色の赤岳山頂へ。
2日目は、赤岳から権現キレットを通り、今回の目的である権現岳へ。
権現岳から三ッ頭、前三ッ頭を通り、天女山へ。
マイカーだったので天女山から八ヶ岳横断歩道を通り、美し森に戻ってきました。
南八ヶ岳の中ではどちらのコースも難関コースで、中~上級者向きです。
鎖場やトラバース、高低差がある梯子、岩稜、ガレ場の連続で、足踏み外して転ぶと大怪我する可能性もあります。
山頂は吹きさらしで風が吹くとさらに危険度が増します。今回は風より寒さと雪・雨のがキツかったです。高所恐怖症の人は絶対無理だと思います。
鎖場や岩稜・ガレ場地帯は、足だけでなく全身使わないと通れません。コースタイムも長く、アップダウンの連続なので体力もかなり消費します。
その分、達成感はハンパなく見どころたくさんあり、展望は八ヶ岳の中でも最高です!!
【1日目】
1日目の天気は快晴!風もなく日差しが暖かい秋晴れでした。
美し森からスタートし、美し森の展望台からリフト場を横切り、賽ノ河原から牛首山へ。
羽衣池くらいまでは整備された遊歩道を通ります。賽ノ河原まではリフト沿いの登山道を横切ります。ここまで坂は厳しくなかったです。リフト乗り場は電線が張ってあるので、むやみに入らないに注意しましょう。
賽ノ河原は視界が開けていて展望が良いです。手前に八ヶ岳の赤岳、横岳、権現岳。後ろは南アルプスや富士山が見えます。
賽ノ河原から牛首山までは急登です。カラマツ林の薄暗い山道をひたすら登ります。だいたい2000mくらいのところから大岩地帯になります。
途中、視界が開けた場所に出ます。山道のすぐ下は絶壁ですが街並みも見え展望が良いところです。この先しばらく展望はないのでここらでちょっと休憩すると良いと思います。
牛首山の山頂は特に何もないです。1つベンチがあるだけで展望は皆無です。
牛首山から6合目くらいまでは雪が少し積もってました。
まだアイゼン履くほどではなかったですが、凍ってるとこもあるので慎重に進みます。
6合目を過ぎたあたりで森林限界に出ます。いよいよここから総延長250mもある超急斜面の鎖場を登ります。荷物をしっかり〆てグローブ着けて慎重に登ります。
人が多いときは時間掛かってでも譲り合って1人ずつ登ってください。ここは落石・滑落したら大惨事になります。
鎖場を抜けると稜線の分岐に到着します。権現岳や阿弥陀岳・中岳の景色が素晴らしいです。
赤岳山頂付近まで鎖場、岩稜が続きます。道はとても狭く険しいです。各コースの分岐点にもなっていて、シーズン時は激混みするところです。
岩稜登り切ると、赤岳の山頂に到着します。八ヶ岳最高峰というだけあり360度の大展望です!去年に続いて2年間で3回目の赤岳登頂成功です^^
特にこの日は快晴だったので、御嶽山や北アルプス、妙高山まで見えました。あちらの山頂付近は全部雪で真っ白でした。
登山道からもよく見えてましたが、山頂からも富士山や南アルプスも良く見えます。八ヶ岳側は阿弥陀岳、中岳、硫黄岳、天狗岳~蓼科山まで全て見渡せます。
10月下旬の平日で翌日悪天候の予報だったので、登山者が少なくこの日は山頂付近をほぼ独り占め状態でした。
ただ山頂付近はとても狭いので、休憩する場合はすぐ近くの赤岳頂上山荘まで行く方が良いです。写真撮って神社で無事を祈りして移動します。
赤岳展望荘に宿泊予定だったので赤岳から下ります。かなり雪があったのでアイゼン着けました。ただあまり雪深くないので岩稜が歩きにくいです。道に鎖が付いているのでアイゼンなくても慎重に進めば大丈夫です。
【2日目】
2日目はあいにく早朝から雲全開でした。予報では午前中から雨のようです。
早朝、赤岳展望荘から再び赤岳に登頂します。赤岳への道は雪が凍っていてアイスバーン状態でした。この先が思いやられます…
これから険しい岩稜地帯と権現キレットを通るので、赤岳頂上山荘で入念に準備します。鎖場、鎖のトラバース、鉄梯子、ガレ場だらけなのでキレット小屋まで休めるところはないです。
キレット小屋の分岐までは数か所分岐があります。道標に書いてあるので間違えないように進みましょう。
分岐から別の登山道に抜けれるため、道のコンディションと当日の天気・風の吹き具合で、エスケープすることも考えておくと良いです。
特に風が強い日は、鎖のトラバースの通過や鉄梯子の登り・下りはかなり危険です。
権現キレットは南八ヶ岳では最難関のルートですが、焦らず慎重に進めば攻略可能です。自己の経験に過信せず慎重に進みましょう。
鎖場ではしっかり鎖を掴み、鉄梯子もしっかり掴んで一歩一歩慎重に進みます。鎖なんて使いたくない!って思う人はそもそも赤岳、権現岳には行かない方が賢明です。
ガレ場は特に危険で、滑りやすく落石しやすいため他に登山者が居る場合は落石しないように注意して進みましょう。
「○」や「→」と白いペンキが塗られていますので、道を間違えないように注意します。登りだと解りやすいですが、下りだとペンキマークが見えないので間違えやすいです。間違えた場合は落石に気を付けながらマークあるところまで戻りましょう。
キレット小屋の手前から急に緩やかな道に変わります。ちょうど高山植物の木が生えてるところあたりです。アドレナリン出まくりだったのでちょっとほっとしました。
高山植物エリアの登山道を進むとキレット小屋があります。上からだと小屋は全然見えません。あまり大きな小屋ではないですが、よくこんなとこに建てたなーと深く関心しました。
キレット小屋は今年の営業は終了していたので閑散としていました。小屋の近くにトイレやテント場があるようです。ここから権現岳までまだまだ時間掛かるので、小屋で休憩しておくと良いと思います。
高山植物エリアを抜けると視界が良くなります。権現キレットよりマシですが再び岩稜地帯です。ここから権現岳まではいくつかのピークを越える必要があり、途中のツルネと旭岳まではアップダウンが続きます。
雪がかなり積もっていました。アイゼン着けるか微妙な感じでしたが、登りなので慎重に進めば大丈夫な感じでした。
ツルネ越えて権現岳の手前はまた鎖場が続きます。この辺りから予報通り雪が降ってきました orz
風がないだけマシでしたが寒さや雨水とも戦わないといけません。
いよいよ権現岳で最も有名な60段の鉄梯子を登ります。思ってた以上に高低差があります。思わず「マジかー!」と叫んでしまいましたw これは高所恐怖症の人は絶対無理だと思います…
しっかりと固定はされていますが、意外と鉄が細くて不安になります。絶対に上と下は見ないようにしましょう。足がすくんだら立ち止まって深呼吸して進みましょう。
この梯子登り切れば権現岳頂上は目の前です。頂上の前に権現小屋と編笠山への分岐があります。権現小屋の奥の山はギボシというところで権現岳の本体ではないです。ここも鎖場だらけのようですね。
分岐から少し進むと権現岳の頂上です。尖がってる岩が山頂のようですが、危ないので登るのはやめましょう。その岩のところに権現岳の頂上標があります。
山頂?は超狭いので、人が多いときはさっさと撮影して譲ってあげましょう。なお、絶対に岩には登らないでください。
ここで休憩する場合は近くの権現小屋まで行くか、反対の三ッ頭のが良いと思います。権現岳は狭いので他の登山客の邪魔になります。
権現岳からは赤岳、中岳、阿弥陀岳、その左側がギボシと編笠山、赤岳の反対側は三ッ頭、天女山、奥に南アルプスが見えます。
天気が良ければ好展望箇所なんですが、この日は雪や雨だったのでさっさと下ります。また天気が良い日に権現岳に来ることを誓って!
権現岳からは三ッ頭を通って下山します。三ッ頭まで途中に小ピークがありますが高低差はあんまりなくすぐ着きます。山頂からは権現岳から赤岳、横岳くらいまでよく見えます。左手側は編笠山です。南八ヶ岳側の展望はここで終わりなので見納めしておきます。
前三ッ頭の手前に観音平に抜ける分岐があります。前三ッ頭は山頂というより丘みたいな感じでした。開けた場所で南アルプスが良く見えます。
天ノ河原、天女山からの登山道で、前三ッ頭から地図にある海抜1800mの石柱まで急登ですが、そこからは笹の緩やかな登山道です。途中、視界が開けた展望場所もあり、南アルプスを眺めることができます。この道は鎖場や岩稜が少ないので、他のコースに比べると登りやすいと思います。展望も良いです。
樹林帯を抜けると天ノ河原に到着します。ここはハイキング客が多いらしく休憩ポイントにもなっています。八ヶ岳横断歩道を通って観音平まで行ける道もあります。
天ノ河原から10分程度下ると天女山の登山口に到着します。ここから天女山まで数分で着きます。天女山は観光地になっていてトイレも整備されています。
▼車の場合
今回は美し森の駐車場を利用しました。帰りは天女山コースから下山したため、美し森に戻らないといけません。
この日は八ヶ岳横断歩道を通りましたが、横断歩道といってもただの登山道です。
川を渡ったり、高原に出たり、牧場に出たり林道歩いたりと景色に変化はありますが、登山道なので高低差もありアップダウンがあります。
遊歩道や平坦な道をイメージしてると痛い目に合います。牧場ではかわいい牛を間近で見れますけどw
また、天女山からだと約1時間半近く掛かります。体力次第で車道を歩くかバスを利用した方が良いです。
▼装備について
10月下旬とはいえ、八ヶ岳の山頂付近は雪に覆われています。
雪の状況は毎年異なるので事前にチェックしておきましょう。
グリップの良い登山靴かアイゼン装着した方が良いです。岩稜の道が多く、ずっと付けてると歩きにくいので簡単に装着脱着するタイプがオススメです。まだ雪深くないので、爪が深いアイゼンだとむしろ登りにくくなります。
鎖場や梯子が多いのでグローブは絶対必須です。防寒対策のためにも少し厚めでグリップの良いグローブの方が良いです。滑りやすいタイプだと、鎖場で手が滑るので危険です。
岩稜地帯では鎖場や梯子が多く、ポールは邪魔になるので閉まってグローブ着けて登る方が良いと思います。
今回ヘルメットを持っていきましたが、権現キレットのガレ場は落石しやすいので人が多い時期は持って行った方が良いです。
山頂付近の気温は氷点下でした。雨予報でも山頂付近は雪に変わります。寒さで体力奪われるので防寒対策と雨対策はしっかりと!
今回の山行で南八ヶ岳の主峰は全て登頂しました!南八ヶ岳グランドスラム達成ですw
といってもまだ通っていないコースもあるので、来年以降もまた登りにく行くと思います!
▼他コース参考
赤岳~中岳~阿弥陀岳 美濃戸口
http://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=71702
赤岳~横岳~硫黄岳~峰ノ松目 美濃戸口
http://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=76463
編笠山~西岳 富士見高原
http://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=107168
フォトギャラリー:146枚
美し森の駐車場からスタート!駐車場は50台程度収容できます。トイレや自動販売機があります。トイレはキレイです。時間によっては売店も開いてます。
南八ヶ岳登山コースの全体図。
帰りは天女山からここへ戻ってきます。
左が天女山に通じる八ヶ岳横断歩道。右の階段が美し森の展望台です。展望台から牛首山~真教寺尾根に繋がっています。
美し森の展望台は見晴らしがよく南アルプスや富士山がよく見えます。
南アルプス側。
こちらは八ヶ岳側。
木道の階段上ると美し森の展望台に到着します。売店らしきものもあります。奥に見える山々が南八ヶ岳です。
展望台抜けると登山道に入りますが道はまだ平坦で歩きやすいです。
木の階段が続きます。間隔が微妙でちょっと歩きにくいです^^; 木道抜けるとすぐに羽衣池に到着します。
羽衣池はほとんど干上がってました。
しばらく平坦な道が続きます。
急に広いところに出ました。広いので道が解りにくいですがちょっと坂登ったところに登山道があります。
ここからまた登山道になります。
リフト山頂駅までちょっと登りが続きます。
リフト山頂駅。電線は通らないように!利用する場合は店員さんを呼び出して外してもらいます。
リスト山頂駅のすぐ先が賽ノ河原です。開けた場所でここも展望は良いです。富士山もよく見えました^^
南アルプス側もよく見えます。
南八ヶ岳の三ツ頭だと思います。
赤岳が見えてきました! 手前の山が牛首山です。牛首山自体はちょっと奥でピークが続いてる山です。
賽ノ河原はこのように平原ぽく開けています。県界尾根にも繋がっていて分岐があります。
しばらく視界が開けた山沿いを歩きます。
ここ辺りから牛首山に入るので樹林帯が続きます。
牛首山は急登が多いです。殆ど樹林帯。こちらは日が当たる方向なので雪はありませんでした。登るほど岩が大きくなっていき登りにくくなります。
牛首山は登りも山頂も下りも樹林帯で特に見どころはないです。
八ヶ岳は南アルプスと近いのでどこの山からも良く見えます。
崖っぽいところに出ました。南アルプスと山梨側の街が良く見えます。
南アルプスがよく見えます。ここ以外展望場所ないのでちょっと休みました。
牛首山の山頂に到着!といっても木のベンチが1つあるだけで何もないです。展望は皆無。
木のベンチが一個だけポツンと…
牛首山から赤岳に向かいます。こちらは雪がありました。まだ雪は浅いのでアイゼンなくても大丈夫でした。
また急坂が続くのかと思ったら、意外となだらかな道が続きます。ちょっとアップダウンはありますが、大した高低差はなかったです。ここが六合目。ただの樹林帯なので写真だけ撮ってスルーします。
日陰になってるせいか雪があちこちに残っています。登山道にも雪があるので滑らないように注意して進みます。
しばらく進むと視界が開けたところに出ます。間近に三ッ頭、権現岳や赤岳が見えるようになります。
奥の山が権現岳です。ここからだと遠く感じます…手前は権現キレットの一部です。険しいな^^;
登ってきた牛首山と背景は富士山です。
権現岳り全体が見えるようになってきました。権現岳は複数のピークがあります。
いよいよ真教寺尾根コースの最難関である総延長250mの鎖場に突入です!下から見ると凄い傾斜です。
ここは殆ど垂直なので鎖がないと登れません。鎖は山頂まで繋がってるのではなく、途中で切れています。鎖なくても登れるところもあります。
滑って落ちたら間違いなく重症レベルです。この日は平日だったので殆ど人居ませんでしたが、シーズン中の休日は登山渋滞しそうなところです。それにしてもここの下りは怖い…
権現岳キレットと権現岳。
さっき通った牛首山があんな遠くに見えます。下の街は北斗市でしょうか。
左は県界尾根コースです。県界尾根も険しいと聞いています。
真教寺尾根の分岐に到着!明日はここから権現キレットを通り権現岳に向かいます。
尾根を登り切ると、やっとこさ中岳と阿弥陀岳が見えてきました!
権現岳です。左側は三ツ頭だと思います。右側はギボシでしょうか。それにしても遠いなw
中岳と阿弥陀岳。赤岳から見る阿弥陀岳は最高の景色ですね!阿弥陀岳も険しかったなあ…
八ヶ岳の最高峰の赤岳です。
赤岳の山頂付近は雪で覆われています。この辺りは岩稜が険しいので、アイゼン履くか微妙な感じです。道が狭いので超慎重に進みます。
明日はこの道を引き返して奥の権現岳へ。この道をまた通ると思うと今から憂鬱になりそうです…
赤岳の山頂に到着!! 登山記録し始めてから2年で3回目の登頂!
こんな晴れた赤岳はすごく久しぶりです。この日は超快晴で、風もなく日が暖かくて気持ちよかったです!
赤岳山頂からの中岳と阿弥陀岳。
赤岳山頂からの権現岳。
こちらは横岳と硫黄岳側。奥に北八ヶ岳の端っこの蓼科山が見えます。奥は北アルプスだと思います。右奥に新潟の妙高山、火打山も見えてます。
阿弥陀岳の奥に北アルプスも良く見えます。山頂付近は真っ白でした。白馬から立山、穂高岳、乗鞍岳、御嶽山、中央アルプスも見えます。
赤岳展望荘に向かうのでいったん赤岳を下ります。雪が凄いです。下りなので慎重に下ります。明日早朝のアイスバーン化がとても心配です。
振り返って雪の赤岳をパシャり。
奥に富士山が見えてますね^^ この日は天気良かったですが、明日の天気が心配になります。
翌日の早朝。あいにく空は一面雲だらけです。写真は横岳、硫黄岳側。
早朝の中岳と阿弥陀岳。一面雪で真っ白です。
赤岳展望荘から出発。
残念ながら展望は微妙。奥に富士山がちょっと見えました。
再び赤岳の山頂目指します。
日の出の時間過ぎましたが、お日様は見えそうにないです。
阿弥陀岳。
横岳、硫黄岳。奥は天狗岳、さらに奥は蓼科山。
横岳の杣添尾根。写真では解りずらいですが下界を見渡せました。
赤岳頂上山荘に到着。赤岳の登り道がアイスバーン化していて緊張感が続きました。中でちょっと一息します。
中は暖かいです。これから権現キレットを通るので荷物を入念にチェックし、ザックのバックルを〆なおします。
赤岳頂上山荘のレストランは見晴らしが良いです。今度はこのレストランでゆっくりしたいです。
赤岳山頂ちょっと下ったところにある最初の分岐点。文三郎尾根側に抜けれます。
振り返って赤岳。また来年来ます!
ここから見る中岳・阿弥陀岳はほんとキレイです。
稜線からみた権現岳側。いたるところに雪が積もってます。
運命の分岐点。ここから真教寺尾根に抜けれますがどっちも急斜面の鎖場・梯子だらけで険しいです。
権現キレットはここから通ります。鉄梯子を降ります。途中まで行ったら引き返すのも大変です。
風はちょっとしかなかったですが、気温が低く雪はアイスバーン化していて、さらにハイカーも少なめ…写真撮る余裕もないですw
鎖場、鉄梯子、トラバース、ガレ場、急斜面…険しい道が続きます。
ここのガレ場は足場が崩れやすく落石しやすいです。下りだとペンキマークが見えずどれが道だか解りません><;
ここ辺りから木が生えています。奥の山が権現岳です。遠いですな…
コルになってるところから道が急に平坦になります。
視界が開けた砂利道です。砂利ですが平坦なので歩きやすいです。ほんと同じ道?
キレット小屋はどこだー!と思って歩いてたら樹林帯抜けたところにありました。よくこんなところに建てたな…
キレット小屋は今年の営業は終了してたので閑散としています。近くにテント場やトイレがあります。
赤岳を振り返ります。こうやってみるととても険しい道です、よく通ってきたわw
最初のピークのツルネの手前。岩がゴツゴツしています。
ツルネの北峰。
ツルネの南峰。次のピーク越えて長い鉄梯子越えれば権現岳です。
赤岳と中岳、阿弥陀岳をセットで。奥は横岳だと思います。
右奥の雪山は権現岳のギボシです。編笠山から権現岳に繋がる道で鎖場だらけで険しいです。
ここが有名な61段もあるながーーーい鉄梯子です。梯子が細くて結構怖いです^^; 風が吹いたら最悪ですね。上と下は見ないように登りました。
梯子登り切ったところに分岐があります。
手前は権現小屋。その奥の山がギボシ、奥の山が編笠山です。
編笠山はキレイな山のかたちしています。ここもオススメの山です!
この尖がった岩が権現岳!
権現岳の頂上はちゃんとした道はなく岩を登ります。
ここが権現岳の山頂!岩の先は断崖絶壁なので登らないように!
三ツ頭と前三ツ頭、天女山が見えます。
権現岳から三ッ頭までは高低差は少なく距離も近いです。赤岳からずっと神経尖らせてたのでここでやっと緊張感がほぐれました。
編笠山。ほんと笠のかたちしてますね。
三ッ頭付近から権現岳と赤岳。霧・雨でも素晴らしい景色です。
三ッ頭山頂。権現岳山頂は狭いのでこっちの方が休憩場所に適しています。権現岳や編笠山に見惚れてました。
前三ッ頭を通り下山します。
前三ッ頭手前の分岐点。ここから観音平に抜けれます。
前三ッ頭に到着。南アルプス側の視界が開けています。
山頂というより丘みたいな感じです。
こちらは三ッ頭より南アルプス側の展望が良いです。
ここは山頂ぽくないのでこの道標で「前三ッ頭」に居ることが解りましたw
ここから天女山コースに入ります。
いったん樹林帯に入りしばらく下ると視界が開けた砂利道に出ます。
ここは道が広く展望が良いです。
ここから急坂の樹林帯に入ります。天女山コースで一番キツいところらしいです。
って書いてありましたw 親切ですね。
このコースは急登でキツい箇所はありますが、鎖場を使って登るような箇所はないので危険度の少ないコースです。一部補助ロープの急坂地帯があります。
海抜2000mの石柱。まだしばらく樹林帯が続きます。小雨の中誰ともすれ違わず寂しい下山でした。
地図にある海抜1800mの石柱。ここから道がなだらかになります。
笹のゆるやかな尾根道が続きます。この辺りはとても歩きやすいです。前三ッ頭の手前の坂はキツかったですが、なかなか良いコースだと思います。
天ノ河原の前に開けたところに出ます。なぜか背もたれがあるベンチが1つだけポツんとありました。
南八ヶ岳がギリギリ見えます。ベンチがとても寂しそうですw
南アルプスの山頂が見えます。中途半端な展望台です…
天ノ河原に到着しました!
ここは八ヶ岳横断歩道に繋がっていて、観音平に出られます。
ベンチもあり展望もあり休憩できるポイントです。ここは天女山からのハイキング客が多いとのことです。
天女山コース側の登山口に下山!
登山口の目の前に駐車場がありますが、天女山観光向けだと思います。
駐車場から歩いて数分で天女山の山頂?に着きます。駐車場自体が天女山の山頂にある感じです。
天女山の駐車場から車道を通って美し森に戻ることは出来ますが、折角なので八ヶ岳横断歩道を通ることにしました。後で後悔します。
八ヶ岳横断歩道は川を渡ったり、山登ったり平原渡ったり、牧場横切ったりします。
牧場の横を通ります。牛がすぐ近くでずーと睨んでましたw
南八ヶ岳から下山し、また登山道に入るので体力的にキツいです。車道から下れば良かったと後悔しました orz
この牧場はとても広いです。真ん中の柵道を通ります。すぐ横に牛が大量に居ました。柵が頑丈ではないので襲ってこないか心配でしたw
美し森までまだまだ長い… 後で計算したら1時間半くらい掛かりました orz
川を渡り林道に入ります。この階段は美し森の羽衣池に繋がっているようです。もうさすがに登りはツライので林道から下山しました。
やっとこさ美し森に到着! 来年はここから県界尾根を登ってみたいです。噂では結構険しいコースらしいです。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
トレランシューズ | バックパック | ヘッドランプ | タオル | 帽子 | グローブ |
サングラス | 着替え | 地図 | コンパス | 腕時計 | カメラ |
登山計画書(控え) | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー | 非常食 |
行動食 | テーピングテープ | 軽アイゼン | トレッキングポール | GPS機器 | |
【その他】
ヘルメット 水 1.5ℓ+ペットボトル550ml ウィダーインゼリーx2、プロテインゼリーx2、アミノバイタルx3 1日目用の昼食 ※地図、コンパス、時計、GPS、カメラはスマフォアプリ |
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