行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
大倉(07:20)・・・観音茶屋(07:41)[休憩 10分]・・・雑事場ノ平(08:01)・・・駒止茶屋(08:26)[休憩 5分]・・・小草平(08:44)[休憩 10分]・・・茅場平(09:05)・・・花立山荘(09:25)[休憩 10分]・・・金冷シ(09:46)・・・塔ノ岳(10:00)[休憩 20分]・・・丹沢山(11:12)[休憩 30分]・・・棚沢ノ頭(12:17)[休憩 10分]・・・蛭ヶ岳(12:48)
【2日目】
蛭ヶ岳(06:00)・・・棚沢ノ頭(06:38)・・・丹沢山(07:20)[休憩 15分]・・・塔ノ岳(08:18)[休憩 15分]・・・金冷シ(08:41)・・・二俣分岐(08:57)・・・鍋割山(09:20)[休憩 30分]・・・後沢乗越(10:24)・・・二俣(10:57)[休憩 5分]・・・大倉(11:59)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
今シーズン最後のお泊り登山で、丹沢の塔ノ岳から蛭ヶ岳まで縦走登山してきました!
大倉から大倉尾根(通称、バカ尾根)コースで塔ノ岳を経由し、日本百名山の丹沢山へ。そのまま、丹沢最高峰の蛭ヶ岳へ。
2日目は塔ノ岳までピストンで戻り、金冷シ分岐から鍋割山へ、二俣を通り大倉に下山しました。
元々は蛭ヶ岳からユーシン渓谷に下るコースを計画していましたが、そのコースは消滅していました。ヤマケイの地図では登山道の線が残っていますが、実際にその登山道はないです。
棚沢ノ頭からも下れますが、この道は案内がなく迷いやすいとのことで、急きょ塔ノ岳にピストンするコースに変更しました。
連休だったので蛭ヶ岳山荘はかなり混雑していました。祝日の金曜から土曜は足の踏み場がないくらいだったそうです^^;
鍋焼きうどんで有名な鍋割山荘も、この連休で渋滞が出来るほど並んでいたと言っていました。
丹沢最高峰の蛭ヶ岳は標高1,673mですが、11月初旬でも早朝は氷点下になります。この日は雪は降ってなかったですが地面は霜だらけでした。木道や木の階段が多いので早朝はとても滑りやすいです。
このコースは全体的によく整備されているので歩きやすいですが、一部注意が必要な個所があります。
棚沢ノ頭から蛭ヶ岳の間に一部鎖場がありますが、補助的な鎖なので気を付けて通れば大丈夫です。
鍋割山から後沢乗越までは、急登で登山道が狭く人気あるコースのため渋滞しやすいです。
後沢乗越から二俣までは川沿いを歩きますが、狭い橋を渡ったり、橋のない川を渡ったりするので、台風後に川が氾濫している場合は注意が必要です。
二俣から大倉側の登山道入り口まではながーい林道を歩きます。林道入り口に鹿除けの網(柵)が張ってあるので通り抜けます。行き止まりと勘違いしやすいみたいです。
他は木の階段が長く続くバカ尾根が体力的にツラいくらいで、他は歩きやすい道です。
小さなお子さんや高齢者も多かったので初心者でも大丈夫だと思います。ただ、雨山峠側は鎖場やガレ場が多く危険コースなので計画する場合は注意してください。
丹沢は坂がキツいイメージですが、同じくらい人気の裏高尾や奥多摩より景色は良いです。塔ノ岳から蛭ヶ岳の道は富士山側を眺めながら、歩きやすい尾根道を通ります。秦野市側の街や相模湾も見渡すことができます。
夏は山ビルが出やすいので、やはり春の4~5月と冬前の11月が適正時期だと思います。尾根道は日が暑そうだし…
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大倉バス停からスタート。ここはレストハウスがあり、多くのハイカーで賑わっていました。トイレはここで済ませましょう。登山届も忘れずに提出。
レストハウスから車道を歩き、大倉山の家を越えしばらく歩くと塔ノ岳の登山口に着きます。このコースは丹沢の人気コースで、登山者も多く道標もしっかりあるので迷うことはないと思います。
登山口から数分で観音茶屋に到着。小屋や休憩場所が多いのもこのコースの特徴です。
この小屋は営業はしていませんでしたが、トイレやベンチがあります。
展望台があるらしいですが今回はスルーします。丹沢は登山道や分岐が多いですが、全ての道が整備されているわけではないので、寄り道せずなるべく計画通り進みましょう。関東近郊の人気の山とはいえ、遭難者が多い山域でも有名です。
歩きやすい平たんな尾根道。トレイルランナーの方にも人気の道です。階段多くてゲンナリしますが^^;
見晴茶屋に到着。この先あたりから木階段、木道が増えてきます。坂もだんだん急坂になってきます。
いよいよ急坂になってきました。ここからがながーい登りの尾根道です。
こういう木道は歩幅が合わず歩きにくいです…
トレランにはうれしい歩きやすい尾根道も続きます。ほんと階段や木道は走りにくそうです。
駒止茶屋に到着。ここも営業してる気配はなかったです。外のベンチは小さめで、大人数だと休憩しずらいです。
ところどころ木の間から大山側を見渡すこともできます。
裏高尾並みにトレイルランナーが多いです。今度はトレラン目的で来ようかと思います。
堀山の家に到着。ここから二俣に行く分岐がありますが危険ルートらしく注意看板がありました。
ここからまたながーい階段が続くので、ベンチに座ってちょっと休憩しました。木の間から富士山が見えます^^
さて、バカ尾根をぐいぐい登っていきます。
茅場平の分岐点。こちらの道は天神尾根コースから大倉に繋がっていて沢近くの登山道を歩きます。
ほんと階段ばっかりです^^;
なんか人多いなーと思ったら見晴らしが良いところに出ました。ここから相模湾側を見渡すことができます。岩っぽいところに子供が群がってましたw
富士山も見えますね^^
ずーと木で囲まれた階段道だったので、足止めて景色に見惚れてしまいました。
この階段登ったら花立山荘です。
花立山荘に到着!ここは視界が開けていて展望が良いです。
富士山くっきり見えます!
手前の山が塔ノ岳、その左が丹沢山、さらに左の木の後ろにあるピークが蛭ヶ岳です。今日は蛭ヶ岳まで行くつもりです。遠いなーw
蛭ヶ岳から檜洞丸が見えます。檜洞丸まで縦走する人も多いですが、蛭ヶ岳から5時間近く掛かるロングトレイルです。
金冷シの分岐に到着。ここから鍋割山に行けます。
なんて読むんでしょうか… ※後で調べましたが「きんひやし」らしいです。意味は調べてくださいw
この階段登り切れば塔ノ岳山頂です!もうひとふんばり!
ながーーい尾根道を登り切ってやっとこさ塔ノ岳山頂に到着!!
山頂は360度のパノラマ展望です。富士山の奥に南アルプスも見渡せます。下の谷はユーシン渓谷だと思います。
こちらは丹沢山、蛭ヶ岳側。
塔ノ岳は各登山道の分岐にもなっていて展望もあり非常に賑わっています。
白い雲の下にある蛭ヶ岳まで行きます。
塔ノ岳からは一気にハイカー減ります。アップダウンが連続しますが歩きやすい尾根道で展望も良いです。
塔ノ岳を見返ります。
ちょうど富士山は雲に隠れてしまいましたが、この尾根から見る富士山は最高の展望です。
蛭ヶ岳の山頂に小屋ぽいのが見えます。蛭ヶ岳山荘ですね。
丹沢山と蛭ヶ岳がくっきり!ピークが複数あるのが解ります。
ユーシン渓谷でしょうか。
小田原市でしょうか。
丹沢山の途中にベンチがあります。
日本百名山の丹沢山の山頂に到着! でも展望はあまりよくないのです。塔ノ岳の方が展望は良いです。
丹沢山の山頂にあるみやま山荘です。結構キレイな山荘ですが丹沢の小屋はどこも個人まりしてますね。
ここから蛭ヶ岳まで3.4km。日帰りなら丹沢山までが限界でしょう。
渓谷側は紅葉がとても美しいです。
丹沢山から蛭ヶ岳の道も整備されていて歩きやすい道です。蛭ヶ岳の手前にちょっと岩稜の鎖場があります。
振り返って丹沢山。
写真ではうまく撮れませんでしたが紅葉がとてもキレイです。
蛭ヶ岳の間にも休憩用のベンチがあります。
奥のぽっこりしてる山が丹沢最高峰の蛭ヶ岳。
この分岐からユーシン渓谷側に下れますが案内が少なく迷いやすいとのこと。地図とGPS持ってないと危険です。
蛭ヶ岳山荘もくっきり見えてきました。
鬼ヶ岩と蛭ヶ岳。この岩稜・鎖場を下り、坂登れば蛭ヶ岳です。鎖場は慎重に進めば鎖なくても通れます。
蛭ヶ岳山荘に到着。まだ時間早いので登山客は少なめ。
丹沢最高峰の蛭ヶ岳山頂です!山頂なのに人はまばらです。ここに辿り着くまで道のり長く、日帰りで来るのはとても困難です。ユーシン渓谷への登山道は閉鎖されてました。
天気が良ければ蛭ヶ岳山荘から見る夜景は格別の美しさです。空気で街の光がキラキラしていました。こちらから見える街は相模原市でしょうか。
日の出の時間ですが雲が邪魔してて見れそうにないです。11月初旬でも氷点下近くまで気温落ちるので防寒対策はしっかりと!
富士山側。ちょっと雲に隠れてますねー。
富士山アップ。肉眼ではよく見えます。
日の出は期待出来ないので塔ノ岳までピストンで戻ります。
丹沢山側の棚沢ノ頭。
日が昇って蛭ヶ岳の山頂付近が照らされてましした。
早朝のこの道は人が少なく静かな朝登山を楽しめます。木の階段が霜降ってて滑りやすく危ないところありますが。
日が昇って暖かくなってきました。
棚沢ノ頭に到着。ここから一人で下りるのは勇気がいります。今回はやめときます。
日が昇りだいぶ雲が流れてきました。予報通りの快晴になりそうです。
富士山側も晴れてきました!
ほんと早朝の丹沢は最高の景色です!
丹沢山側。歩いていてちょっと眩しいです。
丹沢山頂に到着。ここに泊まっている人も多かったぽいです。
丹沢山の山頂に、富士山見える方向にお地蔵様があります。ここまでの登山の感謝と下山の無事を祈ります。
さて、塔ノ岳まで戻ります。
日が差してますが気温は低めで風は殆どなし。気持ちの良い早朝の尾根道です。
丹沢山と塔ノ岳の間にちょっと下りがあり、そこから富士山側を見渡すことができます。しばし足を止めて見惚れてしまうほど絶景です。
塔ノ岳山頂に到着!さすがに時間が早いので登山客は少なめです。
今シーズンはずっと富士山に見守られながら山を登ってた気がします。最後に富士山に感謝の意味を込めて、敬礼し別れを告げます。また来年もよろしくです!><b
名物の鍋焼きうどん食べたいので、金冷シから鍋割山に行きます。
ここは分岐らしいですが、鍋割山以外のルートは見当たりませんでした。
鍋割山山頂手前に視界が開けた場所があり、下界の街並みを見渡せます。
鍋割山に到着!展望はあんまりないです。
ここが鍋割山荘。鍋焼きうどんも名物ですが、45年以上運営しているやさしいガンコ爺さんがもうひとつの名物!
鍋割山からの下山は急坂です。人気のコースでたくさんのハイカーさんとすれ違いました。みんなゼーハーしながら登ってます。確かにここの坂は大変そうです。
後沢乗越の分岐。ここから寄のバス停か、二俣を経由して大倉まで下山できます。
今回は二俣側から下山します。
二俣は川沿いの道で、何度か川を渡ったり、木の橋を渡ったりします。木橋は必ず一人ずつ渡るように!結構揺れます。
台風後だと氾濫しそうな感じです。
二俣の分岐に到着。
二俣からは林道を通ります。この林道は結構長いです。高低差はほぼないですが、ずーと林道なので飽きてきます。ゲートの前を大倉側に行くとちょっとだけ登山道に入ります。鹿除けの柵を越えたら車道に出ます。
車道を歩いてバス停に向かいます。
大倉のバス停に到着!お疲れさまでした!!
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
トレランシューズ | バックパック | ヘッドランプ | タオル | 帽子 | グローブ |
サングラス | 着替え | 地図 | コンパス | 腕時計 | カメラ |
登山計画書(控え) | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー | 非常食 |
行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 | ||
【その他】
水 1.5ℓ+ペットボトル550ml アミノバイタルx3、プロテインゼリーx2 1日目用の昼食 ※地図、コンパス、時計、GPS、カメラはスマフォアプリ |
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