行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
バス
その他:
往)ホリデー快速おくたま1号で奥多摩駅、臨時増便バスでに東日原バス停8:45着
復)浦山大日堂16:00発メロディバスにて西武秩父駅前16:28着
この登山記録の行程
東日原バス停(8:45到着/8:55出発)-森林館(9:00)-尾根線(9:40)-アンテナ塔(10:20)-一杯水避難小屋(11:15着/11:20発)-天目山西の分岐(11:40)-天目山(11:50着/12:20発)-一杯水(12:35)-棒杭尾根分岐(12:55)-仙元峠(13:20着/13:30発)-浦山大日堂(15:15)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
日原から仙元峠を越えて秩父の浦山まで歩いて来ました。 紅葉は1,300m位が見頃で、長沢背稜の稜線は既に冬枯れの景色です。 浦山ではお婆ちゃんにお茶と秩父コンニャクをご馳走になり、紅葉にも劣らない思い出となりました。
≫三連休の天気予報と睨めっこしながら悩んだ挙句、善は急げ~で金曜日のホリデー快速おくたま1号に乗り込み、満員の臨時バスで東日原に降り立ちました。 紺碧の空と稜線のコントラストに目を奪われ、登山口の鮮やかな紅葉に今日一日の期待が膨らみます。
植林帯の急登で始まるヨコスズ尾根は、1,000m付近で一旦尾根に乗ると緩やかな中腹道となります。 左手に広がる広葉樹林が、派手ではありませんが、じんわりと色付いています。
右手が切れ落ちるトラバース道を慎重に過ぎ、滝入ノ峰を巻き切ったところで痩せた尾根に出ると、突然西側の視界が開けて長沢背稜に囲まれた日原川の源流帯を一望することができます。
眺めの良い岩の上には遭難レリーフがあって、山の美しさと厳しさが同時に沁み入って来るようです。
陽の当たる尾根の東側に比べて、西側の樹々は一足早く冬枯れが始まっているのが分かります。
天目山(三ツドッケ)の山頂からは、望外の大パノラマを堪能する事が出来ました。
ところで、山頂でお会いした単独行の男性は、有間峠に車を止めてのピストンとのこと。・・・そういう登り方もありだな~と妙に納得。 後から来たトレランのお兄さんに至っては、何と鴨沢から雲取を越えて来て、これから川苔山と本仁田山を越えて奥多摩駅に下りるのだとか・・・、色んな人がいるものです。
浅間宮の祠が佇む仙元峠は小高いピークとなっていて、峠と呼ぶには少し違和感があります。
その昔は、この峠を挟んで日原と浦山で盛んな交流が有ったそうで、有名な浦山大日堂の三人ササラ(獅子舞)も、日原からこの峠を越えて伝わったといわれるそうです。
どうしても歩きたかった仙元尾根ですが、登山道としてはかなりマイナーな様で、途中にルート標識は有りません。 トレースが落ち葉に埋もれている上に紛らわしい作業用のマークもあって、途中何箇所かで尾根が広がる地形に悩まされ、短い距離でしたが、二回引き返しました。
漸くたどり着いた浦山では、バス停近くのお宅でお茶と秩父コンニャクをご馳走になり、お婆ちゃんの昔話を聞きながらバスの待ち時間を楽しく過ごしました。 お茶代替わりにお守りを買って、「お元気で~、また来るよ~」と別れを告げてメロディバスに乗り込むと、西武秩父駅で祭りの湯に初ドボーン。
顔馴染となった「駅前」のご主人に、今度は岩魚の筋子をご馳走になり、山の紅葉に勝るとも劣らない頂き物で、今週もしっかり締まりました~。
本日の総歩数33,487歩、歩行距離22.8km、消費カロリー1,568kcal、脂肪燃焼量112g也。
フォトギャラリー:92枚
臨時バスで一足早めに東日原に到着しました。
一年振りの稲村岩。殆どの登山者が稲村尾根に向うようです。
営業時間前の森林館をチェックしてからヨコスズ尾根に向います。
賑やかな登山口の案内標識です。
標識の脇の鮮やかな楓に、今日一日の期待が高まります。
登り始めは九十九折れの植林帯を一気に登って行きます。
40分ほど登って標高1,000m付近で一旦尾根に乗ります。
右に植林帯、左に広葉樹林を見ながら、尾根の中腹道が続きます。
広葉樹林がだんだん色づいて来ました。
カラマツも色付いています。
標高1,200m付近。
一体何があったのでしょうか!?
アンテナ塔の地点で右手の植林帯が終わります。
アンテナ塔の先は、右手が切れ込んだトラバース道です。
紅葉の向うに川苔山が見え隠れ。
この辺りが紅葉のピークでしょうか。
滝入ノ峰のピークを巻き終わると、やせ尾根にでます。
西側が一望出来ます。
岩の上の遭難レリーフ。平成10年3月とあります。(合掌)
広葉樹の巨木が目立ち始めます。
写真には写せませんでしたが、風で落ち葉が舞い降りてきます。
こちらが尾根の東斜面です。
同じ場所でも、西斜面側は大分葉が落ちているのが分かります。
上部では黄色い葉が少なくなり赤いカエデの色が目立ってきます。
南に鷹ノ巣山が見えますね。
一杯水の避難小屋はカラマツに囲まれていました。
避難小屋の中。快適そうですね。
巻き道を西に進んで天目山(三ツドッケ)に向います。
今シーズンの落ち葉に足首が埋まります。
長沢背稜の稜線に出ました。
オオ~ッ、秩父盆地が見えました!
さあ、天目山に向いましょう。
可愛らしい(?)、天目山のピークです。
小さなピークですが、富士山も見えて、最高の眺めです!
北側からパノラマを楽しみます。先ずは武甲山と小持山ですね。
大持山、ウノタワ、鳥首峠~
有間山稜の手前の長い尾根は仙元尾根ですね。
仙元峠と蕎麦粒山、
そして川苔山、
大岳山、
お久しぶりの御前山、
石尾根の向うに富士山、
そして雲取。
もう一度、大岳と御前山のツーショット。
久し振りに山頂でカップ麺を頂きました。旨し!
稜線を下り、少し戻って一杯水を一口頂きました。水量は豊富でした。
冬枯れの長沢背稜から武甲山が見通せます。
稜線の奇木。
棒杭尾根の分岐。支柱に「古棒杭尾根入口」とマジック書きされています。
天目山を振り返ります。三ツドッケと呼ばれる訳が分かりますね。
長沢背稜の稜線はブナの巨樹がアクセントです。
仙元峠のピークに到着しました。浅間宮の祠には、木花咲耶媛命が祀られています。
仙元峠は、かつて秩父と多摩を結ぶ唯一の往環道だったという事です。
いよいよ仙元尾根の下りに入ります。
僅かですが、赤いマークが頼りです。
落ち葉が積もって、踏み跡の判別は殆ど出来ません。
作業道も交差するので要注意です。
途中、尾根の東斜面が大崩壊している箇所がありました。
崩壊地からは東の展望が開けます。
有間山稜を間近に見るのは初めてです。
マークが殆ど無くて心細くなります。
送電鉄塔の案内杭を見つけて一安心。
鉄塔から西に見えるのは大ドッケでしょうか。
三角点を見つけてもう一安心です。
送電鉄塔を繋ぎながら尾根を進みました。
今年初めて見る鰯雲かもしれません。
大持山にもいずれ登りましょう。
木の階段が出てきてホッとしました。
浦山大日堂の脇に下りて来ました。
小ぢんまりしたお堂です。
沢を渡れば、バス停は直ぐそこです。
バス停の手前の大きなお宅でお婆ちゃんにお茶をご馳走になってしまいました。
お店ではありませんが、大日さまの御札やお守りを売っていました。
歯ごたえのある秩父コンニャクをご馳走になりました。
先週末が大日様の大祭だったそうです。三頭二組、計6頭のササラ(獅子舞)の担い手が減ってしまい、
昔から10月15、16日と決まっていたお祭りの日程も、人手の都合で変ってしまったそうです。
昔の写真が飾ってあったので、写させて頂きました。
三人のササラが舞っています。お婆ちゃんは、獅子舞のことを「悪魔払い」と呼んでいました。
16:00発のメロディバス(現金300円)に乗って浦山を後にしました。
今週は「武甲正宗」で〆ました!
駅前(お店の名前)名物、「山のキノコ汁」。絶品です。
ご主人に「岩魚の筋子」をご馳走になりました! 左の黄色いのがヤマメで、赤くて小粒な方がイワナです。
座席指定セットに秩父錦を買いましたが、迂闊にもコップが無くて、家まで持ち帰りました~(笑)
お茶代代わりに買った鈴のお守り。紅葉と紫陽花ですね。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 | タオル |
帽子 | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 登山計画書(控え) | ナイフ |
ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー | 携帯トイレ |
非常食 | 行動食 | GPS機器 |
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