行程・コース
この登山記録の行程
荒川登山口(05:52)・・・小杉谷橋(06:54)[休憩 7分]・・・楠川分れ(07:34)[休憩 9分]・・・大株歩道入口(08:54)[休憩 15分]・・・ウィルソン株(09:40)[休憩 32分]・・・縄文杉(11:46)[休憩 25分]・・・ウィルソン株(13:36)[休憩 8分]・・・大株歩道入口(14:14)[休憩 15分]・・・楠川分れ(15:40)[休憩 5分]・・・小杉谷橋(16:20)[休憩 10分]・・・荒川登山口(17:17)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
今回で3回目の屋久島訪問となり、いよいよ縄文杉トレッキングにチャレンジすることにしました。JALの縄文杉トレッキングツアー3日間で、屋久島ガイド協会の「縄文杉日帰りコース」に参加することになりました。往復約22km、標高差700m、約12時間の歩行と今までの人生で一日に一番長距離歩行となりました。長距離だけあって、最初から最後まで早歩きを求められます。ガイドさんも解説よりかはペースメーカーといった感じでした。幸いにもお天気に恵まれて、日中は下着の上に長袖のジップアップシャツ1枚で丁度良い感じでした。縄文杉を目の前に見た時にはさすがに疲れも吹き飛ぶほど感動しました。帰りは何とか日没前に荒川登山口に帰着することができました。
詳細は以下の通り。
【ホテル~荒川登山口】
4:35ホテルロビー集合だったので、4:30にロビーに行ったら既にガイドさんが待っていました。慌ててホテルのフロントで朝食のお弁当(お弁当2個とおかず少々・お茶はなし)を受取り、バスに乗り込みました。屋久島グリーンホテルは登山口に一番近いホテルで、その後1ヶ所立ち寄って民宿泊の方とガイドさん2名が乗り込んで、登山口まで直行でした。バスの中で班分けがあり、3班に分かれ、1班あたり7~8名位の編成となりました。
【荒川登山口】
5:20頃到着後、各班に分かれて休憩舎の中で朝食タイム。ベンチはなく、地べたに座る人とカウンターに立って食べる人などいました。朝食後、トイレ(和式・洋式なし)を済ませて、各班ごとに準備体操をして、出発です。まだ日の出前で暗いので、ヘッドライトが必須です。
【荒川登山口~小杉谷集落跡】
トロッコ道を歩いて行きます。枕木の上を歩かなければならず、自分の歩幅で歩けないのと暗いのでつまずかないように気を付けなければなりません。すぐにトンネルをくぐります。しばらく歩くと庇の上を滝のように水が流れている場所があります。少し濡れてしまいます。6:30頃にはすっかり明るくなってヘッドライトも不要となりました。6:36頃大杉橋を通過、欄干のない線路の上を渡って行くので、高所恐怖症の私は緊張しながら通過します(笑)。6:54頃小杉谷橋通過、その後小杉谷集落跡に到着です。大正12年から昭和45年までの約半世紀に亘り存在した当時の写真が掲載された看板があります。小中学校の校庭跡は野原となっていました。2,3分程歩いた先に休憩舎があり、ベンチで座って休憩しました。
【小杉谷集落跡~楠川分れ】
ここからのトロッコ道は枕木の上に板が乗っていて、やっと自分の歩幅で歩くことができます。何でも、皇太子殿下がいらっしゃった時に出来たそうで、ここも「プリンスロード」と呼ばれています。途中で、屋久杉の巨木が出てきたり、野生のヤクシカ・サルにも会えました(ちなみに熊はいないそうですので、熊鈴は不要です)。また、「白谷雲水峡」方面への分岐もありました。
【楠川分れ~大株歩道入口】
引き続き、トロッコ道を歩いて行きます。上り勾配も緩やかです。三代杉の手前に男女別のバイオトイレの建物があり、休憩しました。
三代杉は幹の下部が空洞になっていますが、中へは入れないようになっています。広くなっている所で記念撮影をしてもらいました。
45分程歩いて、仁王杉に到着しました。仁王杉は阿形と吽形があり、阿形の前で記念撮影をしました。吽形は倒木ですが看板がありました。しばらく歩くとトロッコのスイッチバックの場所もありました。林の合間から翁岳も見えました。山頂部の尖り具合が独特な形をした岩山でした。
大株歩道入口では、ザックを置いて橋を渡ってトイレのある建物の階段を上がって上階にトイレが男女別にあります(和式のみ)。トロッコ道はここで終了となります。
【大株歩道入口~ウィルソン株】
ここからは山道となり、いきなり木の梯子上の急登が始まります。でも山道になぜかホッとしました。20分程歩くと翁杉が出て来ました。残念ながら2010年9月に倒れてしまったそうですが、古くて太い折れた幹の上に新しい杉が生えていました。ここから10分位でウィルソン株に到着です。切り株の中に祠が祀られていて、洞の中から上を見上げると確かにハートマークが見られます。さらに進むと、ペンギンの形をした木の残がいや木の幹に生える苔が美しい世界に入って行きます。木々の間から青空に映える宮之浦岳も望むことができました。その先に木の台の上にベンチがあるスペースが数メートルに亘って点在していて、空いているスペースで昼食タイムとなりました。ガイドさんが味噌汁を作ってくれたのですが、私たちはカップスープヌードルを持っていたので頂きませんでした。20分位で食事を済ませ、さらに進んで行きます。
【ウィルソン株~縄文杉】
しばらく行くと、ヤクシカが4頭位いて一生懸命お食事していました。木々の合間から青空に映える宮之浦岳を望むことができました。大王杉や夫婦杉の前でも記念撮影しました。夫婦杉の先からがいよいよ世界遺産区域に入って行きます。夫婦杉から30分位で縄文杉に到着しました。樹高25.3m、胸高周囲16.4mの縄文杉は、来る途中で出会った屋久杉よりも格段に大きかったです。南側デッキと昨年完成したという北側デッキから違った角度の縄文杉を見ることができました。頑張って歩いてきた人だけが見ることのできる、貴重な杉はやはり世界遺産として素晴らしいものでした。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | カメラ | 登山計画書(控え) | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 |
虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | カップ |
【その他】 携帯電話、活動量計、眼鏡、機能性タイツ、涼感バンダナ、涼感タオル、敷シート、携帯ティッシュ、ウェットティッシュ、日焼け止め、目薬、リップクリーム(SPF20)、化粧ポーチ |