行程・コース
天候
快晴,山頂の風少し強い。
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
道の駅大鹿(4:20)~鳥倉林道ゲート(5:05)
この登山記録の行程
鳥倉林道ゲート(05:30)・・・鳥倉(豊口山)登山口(06:05)[休憩 5分]・・・三伏峠(07:42)・・・本谷山(08:31)・・・塩見小屋(09:32)・・・塩見岳(10:15)[休憩 20分]・・・塩見小屋(11:11)・・・本谷山(12:02)・・・三伏峠(12:43)・・・鳥倉(豊口山)登山口(13:46)・・・鳥倉林道ゲート(14:15)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
前日の仙丈ケ岳から移動し,大鹿村の道の駅で一泊。4月に出来たばかりなので新しく,生活用品,食料品もあるちょっとしたコンビニのような売店もある。
建物内のトイレも夜間開放しているので,シュラフを持って屋内ロビーで足を伸ばして寝ることが出来た。・・・最高!いい駅だ。
さて,早起きして鳥倉林道駐車場へ,丁度前車両で満車になったので少し戻り,安全そうな待避所に駐車。第二駐車場もあるが1キロほど手前だったもので・・・・。
身支度をし出発,今日は前日と違って遠くの山がハッキリ見えて,好眺望の期待大。鳥倉登山口まではアスファルト舗装路の上を延々と歩く。対面の斜面に駐車場が小さく見え,谷も深い。
登山口から暫く整然としたカラマツ林を通り,三伏峠までの距離なのか10等分した標識があっていい目安になる。
三伏峠到着,これで日本三大峠を制覇。三大峠とは甲武信ヶ岳近くの雁坂峠,北アルプスの針ノ木峠,三伏峠で,この三伏峠が一番標高が高い。・・・鞍部にしか立っていないけれど。
三伏小屋には多くの人達とカラフルなテント。
それを横目に次は本谷山へ,途中三伏山があり,ここからの眺めも非常にいい。塩見岳はもちろん,南アルプス北部,南部方面,中央アルプスなどが一望だ。ただ塩見岳までは遠いなって感じ。
本谷山頂は木が茂っているが,西側は開けて見晴らしがいい。
次に塩見小屋へ,樹林下の緩い傾斜のアップダウンを繰り返し,少し勾配がきつくなったところで小屋到着。その手前では,昨日ガスで残念だった仙丈ヶ岳を始め,甲斐駒(この辺では東駒ヶ岳と呼ぶようで,確かにお隣の地区名を冠するのは抵抗があるのかも)や白峰三山などがハッキリ見えて,昨日見られなかった眺望を取り返した気分。
この辺りから見る塩見岳もなかなか急勾配で岩がゴツゴツ状態。東側が這い松,西側は断崖で非対称の形。
山頂へは何処を通って登るのか,岩をよじ登るのか,ワクワクしながら進んだ。脆く砕けた岩が足元に転がり,蹴飛ばさぬよう気をつけて岩を登る。
上りきると大展望。大きく裾野を広げた富士山と手前に沢山の山並みが連なり,山々の稜線が白峰三山や荒川岳方面に延びているし,中央アルプスも連なり,いい景色で大満足。
暫く眺め,写真を撮った後に下山開始。山頂直下の岩場は登り以上に慎重に足元に注意して下った。
さて,ここから延々とアップダウンを繰り返しながら下山。
三伏小屋を過ぎてもまだ登りの人とすれ違う。
登山口の先で途中すれ違ったバスには大勢の人が乗っている。
皆,小屋かテント泊で山を楽しむのだろう,翌日も良い天気の予報なので,さぞかしいい景色が見られることだろう。・・・羨ましい。
このコースは全24キロとのことだったが,舗装林道を差し引くと20キロぐらいで,また登山道の傾斜も急なのは山頂直下の岩場ぐらいなので歩き易く,距離ほどの疲労感は感じず往復できた。また,道中の大きな段差に設置してある木製の階段などの足場は朽ちつつあり,傾き気味なので,滑らぬよう足の置く角度には注意が必要だ。
帰路,大鹿村内の鹿塩温泉に入ろうと行ったが,時間的に断られたので,遠く高遠のさくらの湯に入り,町内で高遠蕎麦を食べて帰ってきた。
高遠蕎麦はつゆが地元産辛味大根のおろし汁を使っていて,辛いものの味が淡白なので味噌を溶かして塩味の濃さを調整するという食べ方で珍しい。