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六甲7座制覇

六甲山( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 1人 (うめぞー さん )

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行程・コース

天候

晴れ時々曇り

登山口へのアクセス

電車
その他: 阪急電車洛西口発(7:50)・・・長岡天神着(8:00)・・・長岡天神発(急行乗り換え)阪急電車洛西口発(7:50)・・・長岡天神着(8:00)・・・長岡天神発(急行乗り換え)(8:03)・・・十三着(8:25)・・・十三発(神戸線乗り換え急行)(8:33)・・・西宮北口着(8:42)・・・西宮北口発(普通に乗り換え)(8:45)・・・芦屋川下車(8:50)

この登山記録の行程

阪急芦屋川駅(8:50)・・・城山分岐(9:10)・・・登山口(9:15)・・・鷹尾山山頂(9:30)・・・荒地山(10:00)・・・なかみ山(10:05)・・・東おたふく山(11:00)・・・土樋割峠(11:15)・・・蛇谷・北山(11:50)・・・石宝殿(12:10)・・・六甲最高峰(12:30)・・・有馬温泉(14:30)・・・有馬温泉駅(阪急バス)発(16:10)・・・阪急梅田着(17:00)

コース

総距離
約14.7km
累積標高差
上り約1,509m
下り約1,162m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

前回六甲東縦走を逆走した際、蛇谷・北山方面の紹介をすると言いましたのでついでに荒地山の七左衛門嵓(しちざえもんぐら)とその手前の岩はしごも探索してきました。
それではコース案内です。
阪急芦屋川駅から北へ(山の方へ)住宅地を進みます。(駅前にトイレがあります。)
住宅地を川沿いに進むと高座の滝・ロックガーデンを示唆する道標がありますので従います。
しばらく進むと住宅地の電信柱に高座の滝へ進むためのコースが貼ってあります。
それを目印に進めばやがて急坂になりしばらく登ると住宅の角に城山方面への道標が現れます。(高座の滝へはまっすぐ、城山へは右という感じです。)
道標に従い、住宅地の間を道なりに進むと左に道が折れた先に登山口があります。
いきなり山道に入りますので登山口に入ったあたりで準備を整えておきましょう。
道はすごく整備されており地元の方の毎日登山にも(健康登山)利用されているのが納得のとても登りやすい清々しい山です。
また高度はそれほどでも無いのに(鷹尾山山頂で263m)展望がとても素晴らしく地元の方が用意されたのか途中ではベンチまで設けてありました。
ちなみに地元の方は鷹尾山という名称をご存知ない方が多く城山でお呼びになっているので道を尋ねるときは城山で聞いたほうが通じると思います。
昔、鷹尾山に城があったことからの由来とのことです。
健康登山の方たちは鷹尾山から引き返されるので人も鷹尾山を越えたあたりからいきなりいなくなり静かな山行を楽しむことが出来ます。
道標もしっかりしており道迷いの心配はないのですが一箇所だけ消防団の方が設置された火の用心と書かれた看板が左方向を指している箇所があります。
全く関係ないので左方向には行かないようにしてください。(まっすぐ行くと市街地に降りてしまいそうな錯覚を生みそうなところにあるため注意してください。)
少し鞍部へ降りてから登り始めます。
しばらく樹林帯を進みますが何箇所か高座の滝へのルートに分かれるところがあります。
道標に従えば何の問題もありませんので道標に従ってください。
樹林帯を抜けたあたりから岩場絡みの急登が始まります。
ロックガーデンと比べたら結構本格的になりますのでロックガーデンで怖いとかきついと思われる方はこちらへは来ないほうがいいでしょう。
岩場を登りきると鉄塔があります。ここからの展望は来た道を振り返ると神戸方面の市街や海が見え、これから向かう方向を見ると岩場がむき出しになった荒地山が見えます。
小休止もできるほど開けているのでグループなら邪魔にならないように休憩してもいいでしょう。
鉄塔を超えると又しばらくは樹林帯になりますがそれほど鬱蒼としているわけではなく結構明るいので苦にはならないと思います。
やがてまた岩場が増えてきたなと思ったところぐらいに岩はしごが待ち構えています。
よく見ると踏み跡がしっかりと付いているので基本従えば問題ないのですが女性の方や子供さんで足の位置が合わないこともあると思います。
必ず上と下からサポートしてあげてください。
岩はしごからは岩場の連続で休むところもないので事前に息を整え岩場では休まないように注意して登ってください。(下手に止まると足場が悪いのでバランスを崩して滑落する恐れがあります。)
岩はしごを無事通過すると直ぐに七左衛門嵓です。ここは岩のトンネルになっており通過するにはザックを下ろして体一つでくぐり抜けなければなりません。
団体なら先行者に荷物を預け(先頭は後者に預け)くぐってから受け取ればいいのですが単独で登られる方は一旦先の岩場にザックを置いて自分も抜けていくという作業になるため不用意にザックを置くと下へ転げ落ちてしまいますので注意してください。
七左衛門嵓を抜けて岩場を進むとクライマーの方たちが登っている大きな一枚岩が目の前に立ちふさがります。
登っている跡があるためここを乗り越えるのだと思いがちですが岩の右手を巻くルートがありますので岩を正面に見て右側を進みます。(よく見ないとわからない小道です。)
ちなみにここも休憩できるほどの岩があり絶景なのですが他の登山者がいるときはお互いに景色を楽しみたいはずなので譲り合いでお願いします。
ちなみにこのルートで出会ったグループは2団体でしたがどちらもリーダー・サブリーダーがいらっしゃってすごく統制の採れた素晴らしいグループでした。
近年こんなグループが少なくなってきているのでとても感動しました。
特に1チームは年配の方がたくさんいらっしゃいましたがあのリーダーさんなら何も問題なく下山できるだろうなあと感動した次第です。
昨今はグループ登山の意味合いも希薄になり、マナーを教えてくれる上級者が少ないせいか後方から人が来ても道を譲るわけでもなくまた自分のグループの人が遅れているのに気遣うわけでもなくただただ仲良しグループの和気あいあい登山が目立ちます。
(何回か見かけましたが遅れている人を教えてあげてもほかの方は山頂で待ってたら来るだろうぐらいで危機感が全く無かったのでびっくりしました。急病やバテによる歩行困難になった場合どうするの?と聞いたら大袈裟だと一笑されてしまいました。)
山は誰のものでもなくみんなが楽しく登るためには必要最低限のマナーと常識は持ち合わせたいものです。(特に仲良しクラブはやめてほしいです。)
技量や体力がバラバラのチームをまとめるにはそれなりのリーダー・サブリーダーが必ず必要です。
コースに戻ります。
大岩を抜けて少し登るとその大岩の上に立つことができます。
足元に注意して大岩の上に立つと素晴らしい展望が待ち受けています。
大岩を後にして少し登れば荒地山山頂です。
地元山岳会の方が設置したであろう標高看板はありますが三角点はありません。
山頂は広場になっており休憩や食事を取るのには十分なスペースがあります。
また七左衛門嵓の伝承を記載した看板もありますので興味のある方は見てください。
荒地山を後にして直ぐになかみ山になります。
荒地山よりなかみ山の方が展望が開けています。
なかみ山から更に高度を落としていくと風吹岩からのルートと出合います。
ここから雨ヶ峠まではほかの登山客もいますのでお互い譲り合いで進んでいきます。
雨ヶ峠についたら分岐を東おたふく山へ進みます。(道標がしっかりあります。)
少し進むと右手に大きな木と笹に覆われる形で四等三角点がありますが注意深く見ていないと気づかないうちに通り過ぎてしまいます。
東おたふく山はハダカ山で夏場は草原のようになっており気持ちのいい場所なので休憩や食事を取っている方がたくさんいますが冬場は風を遮るものが何もないので体の冷え込みに気をつけてください。
しばらく進むと土樋割峠への分岐があります。(道標があるので従います。)
せっかく稼いだ高度をどんどん下げていきますがこのあたりは皆鞍部になるため諦めてください。(雨ヶ峠から七曲に行く時も一旦鞍部に下りていきます。)
下りきったところが土樋割峠で向かって右へ進むと東おたふく山登山口バス停(阪急バス)へ左に進むと七曲へと進みます。
真っ直ぐに進むとこれから向かう蛇谷・北山コースです。
このコースは主に石ノ宝殿からの下山ルートに使われることが多く登りに使う人があまりいないため人は休日でも下山者とすれ違う程度です。
六甲最高峰へも遠回りとなり石ノ宝殿に興味が無ければあえて通る必要がないルートです。
また山頂からの展望も期待できません。
とまぁこんなふうに書いてしまうと全く魅力が無いように思いますがそこは考えようで七曲に飽きてしまった人や七曲はメジャーすぎて登山客が多すぎるとお嘆きの人、自分の基礎体力を見直したい人、脚力をUPしたい人にはもってこいのルートと言えます。
とにかく山頂までは全編上りです。(七曲よりハードです。)
しかし道標はしっかり設置されており道迷いの心配がないので安心して登れます。
ただ、夏場は蛇が出てきそうな山でもあります。(大体動物の名前が付いた場所というのはその名前の動物が多く出たことが由来になっている場合が多いので注意が必要です。)
道は人一人分の幅しかなく途中所々で笹が生い茂っています。
ただ、階段が少ないので階段が苦手な人には良いと思います。
ここに入山する際は念のため高度計があるといいでしょう。(地図・コンパスはどんな山でも必須です。)
およそ400m(土樋割峠)から840mまで一気に高度を稼ぐので登っている時の爽快感はほかではなかなか味わえませんが休憩できるところが無いので立ち止まって息を整えるぐらいしかできません。(七曲りを超えるのに2時間ほど掛かっている人にはお勧めできません。)
一方的な登りを登りきると左に山頂への案内看板がありますが手製でよく見ていないと見落とすぐらいの大きさなので注意してください。
本道から少し左へ入ると山頂です。石が積んである木の上に標高看板が設置されています。
また4等三角点もあります。
休憩できないことはないですがそんなに広くはないので写真を撮ったら小休憩程度で下りる方が良いと思います。
本道に戻って石ノ宝殿方面を目指します。(道標がありますので従います。)
またもやせっかく稼いだ高度を下りて鞍部に向かいます。
下りきったところから直ぐに登り返します。
ここまでエスケープルートは全くありませんので脚力に不安がある方や初心者は上級の同行者指導のもとトライしてください。
山あいの素敵な道を進むと少しの上りでいきなり石ノ宝殿の白山観音前に出ます。
石ノ宝殿・白山観音にお参りして最高峰へ向かいます。
トンネル左横の山道が正規ルートですが現在このコースは大雨で崖崩れが起きている箇所があるためトンネルを通ることをおすすめします。
通行止めの表示は反対側にしか無いため行けそうな気がしますが万が一どうしてもそのルートを行くという方は自己責任でお願いします。
トンネルをくぐって反対側に出ると左側に登山道が道標とともに現れます。
このルートには特に問題がないので道標に従います。(基本ドライブウェイは通らない方が事故に会う確率が減るので山道を行きましょう。)
軽いアップダウンを繰り返していると一軒茶屋が見えてきます。
一軒茶屋が見えてきたあたりから山道は終を告げドライブウェイに出ます。
ここから一軒茶屋まではほかに道が無いのでドライブウェイを歩くことになりますが左端を歩き車には細心の注意を払ってください。
一軒茶屋の向かい側に山頂へ行くルート(コンクリートでできた道)がありますので最高峰まで行きます。(冬場は凍っていることが多いので軽アイゼンを持参しましょう。)
大休憩が終わったら登った道を折り返し一軒茶屋まで戻ります。
ここからはお好きなルートで下山してください。
有馬温泉に行くには魚屋道を下ります。(冬場の積雪時は軽アイゼンを持参してください。)
六甲山頂ケーブルを利用したい方は極楽茶屋方面へ進みますが出来るだけ全山縦走路を進んでください。(車道も歩けますが交通量も多いので危険です。)
健脚の方は七曲から高座の滝を経て芦屋川に下りるか西おたふく山を経て阪急御影駅方面に下りるという選択肢もあります。
今回のタイトル7座制覇の内訳
1、鷹尾山(城山)2、荒地山 3、なかみ山 4、東おたふく山 5、蛇谷・北山 6、石ノ宝殿(鉢巻山)7、六甲最高峰

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池 タオル
帽子 地図 コンパス ノート・筆記用具 登山計画書(控え) ナイフ
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 携帯トイレ
非常食 行動食 GPS機器

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登った山

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