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尾瀬ヶ原を歩き、花を愛でる

尾瀬ヶ原( 関東)

パーティ: 2人 (モーちゃん さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

初日:晴時々曇り、2日目:雨

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 沼田I.C.を出て、国道140号線と401号を走り、尾瀬戸倉温泉を目指す(約1時間)。温泉街に入ると、戸倉駐車場への案内板がある。温泉街を抜けると、交差点に誘導員がいる。その指示に従い、右折して橋を渡ると戸倉第一駐車場。満車の時は、左折して約500m進むと戸倉第二駐車場だ。乗合タクシーは、第一から出発し、第二に寄って鳩待峠へ向かう(約25分)。料金は片道大人930円だ。両駐車場には、飲料販売機と水洗トイレがある。駐車料は後払いで1日1000円。マイカー規制期中の乗合タクシーの始発は、午前5時過ぎだ。

この登山記録の行程

初日:鳩待峠(8:30)…山の鼻(9:45~10:00)…研究見本園(10:00~10:40)…牛首…ビューポイント(11:45~11:55)…竜宮(昼食12:30~12:50)…東電小屋(コーヒータイム)…見晴着(14:45)・原ノ小屋泊。
2日目:原ノ小屋(8:00)…竜宮…山ノ鼻…鳩待峠(11:40)。
※初日は、写真撮影にかなりの時間を使っている。

コース

総距離
約21.2km
累積標高差
上り約279m
下り約279m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 山ノ鼻ビジターセンター発行の「尾瀬だより」の情報をもとに、ミズバショウやリュウキンカ等の開花情報を探って、時期を選んだ。当日は、センターに寄り花の咲いている場所を確認してから歩き出した。登山客の大変多い時期であったが、ミズバショウ・リュウキンカの他、ムシカリ・ザゼンソウ・ショウジョウバカマ・エンレイソウ・シロバナエンレイソウ・サンカヨウ・ヒメシャクナゲ・ムラサキヤシオツツジ・タテヤマリンドウ・キクザキイチゲ・シラネアオイ等々、たくさんの花々に出会うことができ、満足した。
 日帰りでも十分に楽しむことはできるが、山小屋に泊まれば、朝夕の景色も堪能できる。どの山小屋もきれいな水洗トイレがある。しかも、入浴が可能でさっぱりすることができる。尾瀬では、一人一帖は確保できるようである。見晴にある原ノ小屋は、少人数でも個室扱いしてくれるので、毎年利用している。敷布もあるので、気持ちよく寝ることができる。早めに予約しないと満室になってしまう日もある。無料休憩所脇の植え込みには、サンカヨウの蕾があった。6月6日頃には咲きそうだ。
 尾瀬は、雨の日が多いので、しっかりとした雨具を用意したい。登山靴やザックカバーにも防水を施しておきたい。濡れると木道が滑るので、歩きながらのわき見は禁物。立ち止まって景色を堪能したい。
(参考にしていただきたいこと)
①御池から沼山峠へ向かうシャトルバスは、道路陥没のため、現在 尾瀬長池止まりである。この先沼山峠へは、徒歩で1,5㎞(約20分)歩き、再度臨時バス停からシャトルバスに乗って沼山峠へ向かうそうだ(6月4日現在。詳細は桧枝岐観光協会へ問い合わせ)。
②本コースのトイレは、戸倉温泉駐車場の他、鳩待峠・山ノ鼻・竜宮・東電小屋・見晴等に公衆トイレがある。チップとして100円を入れたい。③携帯電話は、ほとんど使えない。が、尾瀬ヶ原の真中あたりでアンテナが立つところがあったが、交信状況は良くない。
③鳩待峠から山ノ鼻へは、前半は急な階段がある。また、木道や石の上は、湿っていて滑り易いので、注意が必要だ。後半は、なだらかな下り道になる。復路は、前が詰まることがあるので、1時間半見ておいた方が安心だ。
 

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フォトギャラリー:29枚

戸倉第一駐車場。出入口にあるこの建物には、乗合タクシーの券売機と水洗トイレや飲料販売機がある。

鳩待峠だ。広い駐車場の端には、除雪した雪がまだ山積みになっていた。ここには、山小屋や売店・公衆トイレがある。

鳩待峠から山ノ鼻へ向かう途中で撮影。ムシカリ(オオカメキ)の花だ。真っ白な花が水平に咲いていた。

新緑の向こうには、残雪が所々ある至仏山だ。高山植物保護のため6月末まで入山禁止だ。

エンレイソウだ。まれにシロバナエンレイソウもあった。

シラネアオイが咲き出していた。木道脇の急斜面に生えているので、撮影には気を付けよう。

ムラサキヤシオである。鳩待峠から山ノ鼻へ向かう登山道のすぐ上部でよく見られる。

キクザキイチゲ。茎の先には、ほんとうにキクのような花が咲く。

研究自然園のミズバショウが咲き出した。シラカバも新緑が美しい。至仏山には、まだ雪が残っていた。

シラカバの幹の白色と新緑の黄緑色が鮮やかだ。その奥には、アオモリトドマツは、深緑色だ。

木道脇には、ミズバショウと共にリュウキンカが良く見られる。

リュウキンカの黄色も鮮やかだ。

ミズバショウとリュウキンカのツー・ショットだ。

ミズバショウとリュウキンカが競い合って咲いていた。

ミズバショウの葉を包み込むリュウキンカの花々だ。

研究見本園東側から眺めたミズバショウの群生と至仏山だ。

真中にいるのが、サンショウウオだ。大きさは約10cm。時々呼吸するために池塘の水面に上がってくる。

木道を歩いて、橋を渡る登山者と燧ケ岳だ。

牛首で引き返す人が多いが、もう少し竜宮方面へ進むと、「ビュー・ポイント」がある。ポスターによく使われる大堀川に咲くミズバショウと至仏山だ。

タテヤマリンドウが竜宮十字路のベンチ脇に咲いていた。

竜宮十字路から眺めた燧ケ岳だ。

ショウジョウバカマもあちこちで咲いていた。

東電小屋の斜面に咲いたチシマサクラだ。マメサクラやミネサクラは、離れて咲くのに対して、華やかに密集して咲き誇っていた。

東電小屋から東電尾瀬橋にかけてもミズバショウとリュウキンカの群生地だ。ただ、シカの害がひどくなっている。リュウキンカの根を食べるために掘り起こしてしまうそうだ。

東電尾瀬橋より見た奥只見川だ。雪解け水のため、やや増水していた。三条の滝では、絶景が見られることだろう。

シラネアオイの蕾である。原ノ小屋の向かいの第二長蔵小屋入口花壇にあった。 

朝食前に散歩に出かけた。雨雲がかかった燧ケ岳だ。

エゾエンゴサクだ。見晴にある弥四郎小屋の花壇にひっそりと咲いていた。

これは、珍しい!トガクシショウマだ。桧枝岐小屋の花壇中央に咲いていた。

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装備・携行品

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