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室堂ー西穂高岳 北アルプス縦走

薬師岳、黒部五郎岳、三俣蓮華岳、双六岳、槍ヶ岳、北穂高岳、奥穂高岳、ジャンダルム、西穂高岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 1人 (Rotchey さん )

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行程・コース

天候

全日:午前中晴れ、午後時々曇り

利用した登山口

室堂ターミナル  

登山口へのアクセス

電車
その他: 東京ー富山:北陸新幹線 かがやき501号
富山ー立山:富山地方鉄道 特急立山1号
立山ー室堂:立山ケーブルカー+バス

この登山記録の行程

【1日目】
室堂ターミナル(11:30)・・・北峰・・・南峰[休憩 10分](12:45)・・・ザラ峠(14:45)・・・五色ヶ原キャンプ場(15:20)

【2日目】
五色ヶ原キャンプ場(05:10)・・・五色ヶ原山荘(05:25)・・・越中沢岳(07:15)・・・スゴ乗越小屋[休憩 20分](09:30)・・・間山(10:50)・・・北薬師岳[休憩 20分](12:20)・・・薬師岳[休憩 10分](13:25)・・・薬師岳山荘[休憩 10分](14:05)・・・薬師峠(14:55)

【3日目】
薬師峠(05:35)・・・太郎平小屋(05:55)・・・北ノ俣岳(上ノ岳)(07:25)・・・中俣乗越(08:40)・・・黒部五郎岳(中ノ俣岳)[休憩 10分](10:00)・・・黒部五郎小舎[休憩 10分](11:20)・・・巻道合流点[休憩 10分](12:35)・・・三俣蓮華岳(13:10)・・・双六岳[休憩 10分](14:10)・・・双六小屋(14:55)

【4日目】
双六小屋(06:35)・・・硫黄乗越(07:55)・・・千丈沢乗越[休憩 10分](09:45)・・・槍ヶ岳山荘[休憩 10分](10:50)・・・槍ヶ岳(11:25)・・・槍ヶ岳山荘[休憩 10分](11:40)・・・中岳[休憩 10分](12:45)・・・天狗原稜線分岐(13:33)・・・南岳小屋(13:56)

【5日目】
南岳小屋(06:55)・・・A沢のコル(08:13)・・・北穂高岳[休憩 30分](09:25)・・・涸沢のコル・・・涸沢岳(11:25)・・・穂高岳山荘(11:45)

【6日目】
穂高岳山荘(04:35)・・・奥穂高岳[休憩 10分](05:15)・・・ジャンダルム(06:15)・・・天狗のコル(07:15)・・・西穂高岳[休憩 10分](09:00)・・・西穂独標(09:55)・・・西穂山荘[休憩 25分](10:41)・・・西穂高口駅(11:50)

コース

総距離
約57.6km
累積標高差
上り約6,664m
下り約6,938m
コースタイム
標準52時間17
自己38時間26
倍率0.74

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

1日目
北陸新幹線の開通で午前中に室堂を出発出来るようになった。
玉殿の湧水で水を補給しスタート。
高度を上げるに従い剱岳が更に姿を現してくるので、度々振り返る。
縦走といえども平坦な道はほぼなく、登りか下りが続く。なかなかハード。
ザラ峠への下りで突然雷鳥が現れ癒される。
木道が現れるとほぼ終了。先にテン場へ寄り、荷物を置いてテントの申し込みへ。
水場は蛇口がいくつもあり使いやすい。テン場のトイレに紙はなかった。

距離:6.8km タイム:3+53 高度上昇量:651m 高度下降量:678m(GPS LOG)

2日目
出来れば薬師峠まで行きたかったので気合いの05:10スタート。
始めは緩やかな登りだが、そのうちハードな登りと下りを強いられる。
崩れやすい道に加え斜度もあるので転倒注意。
この日も天気が良く風も弱かったので汗が噴き出す。スゴ乗越小屋で長めの休憩・給水。
薬師への登りはスゴまでの道に比べるとやや斜度が緩くなり登りやすい、が、長い。
北薬師岳と薬師岳の間でまたまた雷鳥と遭遇。こんな天気のいい日に出てきて大丈夫だろうかと心配になる。
薬師岳からの下りも歩きやすい斜度。薬師岳山荘でコーラ休憩し薬師峠のテン場へ。
テントの受付はテン場で出来るしビールも買える。水場は水量豊富。
トイレは綺麗だが朝には紙が売り切れ。

距離:16.0km タイム:9+46 高度上昇量:1,380m 高度下降量:1,480m(GPS LOG)

3日目
昨日までの道に比べるととても歩きやすい。この日も天気が良く縦走を満喫。
ただハイマツ・笹エリアは蜂などの虫が多い。
黒部五郎岳の頂上を踏んでからカール道へ。黒部五郎は西側とカール側で表情がぜんぜん違い、二度楽しめる。
途中の雪解け水の小川で顔・頭を洗う、気持ちいい〜。ついでにゴクゴク。
この日は五郎平にテン泊して美味しいと噂の小屋食をいただく予定だったが、双六まで行ってしまおうとスルー。
三俣蓮華への登りは疲れた体にはキツかった。でもここまできたら意地の稜線コース。
双六岳もしっかり踏んで結果的には15時には双六のテン場到着。昨日・今日と長かった。
水場は蛇口2つ、使う人も多いので頭や足を洗うのは気が引ける。

距離:20.3km タイム:9+20 高度上昇量:1,596m 高度下降量:1,331m(GPS LOG)

4日目
縦沢岳を越えると槍が見え始めテンション上がる。
西鎌尾根はゆっくりたんたんと登るとやがて槍ヶ岳山荘到着。メットを被って頂上へ。
写真を撮ってそそくさと山荘へ下山し、南岳へ出発。
中岳を降りる途中に雪渓の雪解け水が流れており、顔や頭にかぶる。この日は稜線上でもう顔は洗えないと思っていたのでうれしい。

距離:11.0km タイム:7+22 高度上昇量:1,141m 高度下降量:717m(GPS LOG)

5日目
北穂や大キレットに当たる朝日を堪能後、テントを完全に乾かし、マットも出っ張らないようにザックに取り付け出発。
晴天時の大キレット通過は初めてなので、Hピークを確認したり、写真をパチパチ撮りながら楽しく通過。
途中数人を追い越すが、メットはおろか帽子すら被らず、非常に危なっかしい身のこなしの方がいて、「なんだかなぁ」と思う。
北穂山荘で休憩後、涸沢岳へ。個人的には大キレットよりこっちの方がちょっとキツイと思う。
昼前に穂高岳山荘へ到着。翌日は早出予定で、テントも夜露に濡らしたくなかったので素泊まりにした。

距離:4.3km タイム:4+46 高度上昇量:582m 高度下降量:564m(GPS LOG)

6日目
いよいよ今回のメインイベント、ジャンダルム越え。
3時に起床し、ゆっくりと食事・身支度を整え、日の出前に出発。
奥穂高岳登頂後、いよいよ西穂方面に踏み出す。
そしてすぐに馬ノ背。高度感がありちょっとビビるが、慎重に通過。
その後もジャンダルムまではなかなかハードなものの、クライミングジムに行っていれば特に難しくはない。
でも油断は禁物。「ドキュメント単独行遭難」の事例もある。「侮るな」「浮石注意」などと念じながら進む。
途中一部の鎖場や岩場では「ジムに行ってて良かった〜」と思う箇所がいくつかあった。
ジムに行ってなくても行けると思うが、クライミングをやっていれば安全マージンは確実に増えるし、岩場も楽しい。
そんなこんなで終わってみれば、奥穂〜西穂を3時間35分ほどで踏破できた。
それとコース上のマークは、消えかかって見つけ辛かったり、数も少なめだが、慎重に進めばコースを誤ることはないと思う。

距離:7.9km タイム:7+14 高度上昇量:568m 高度下降量:1,421m(GPS LOG)

最後はロープウェイ中間のビジターセンターで温泉につかり、13時30分発の松本行きバスで帰りました。

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装備・携行品

みんなのコメント

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  • Rotcheyさんこんにちわ
    すごいですね。私にもこれだけの体力や技量があれば・・・
    とても羨ましいです
    クライミングジムに行っていれば、マージンが大きくなるというのは、読んでいてなるほどなと思います。
    マージンが大きいだけ、楽しむ余裕もできますしね
    私には、体力も技術もまだまだ、まだです
    今後も素晴らしい山行記録を楽しみにしています

  • すてぱんさん、こんにちは。
    ヤマケイでコメント戴くのは初めてなので、とても嬉しいです。ありがとうございます。

    ジムについては僕も3年ほど前から行き始めたばかりです。
    それも「いつかはジャンダルムに行きたいなぁ」って軽い感じで。
    ジムではまだまだ下手くそオヤジですが、なかなか出来なかった課題がクリア出来たときの快感は、この歳のオヤジにはとても新鮮です。ドーパミン吹き出します。

    話それましたが、すてぱんさんも「まだまだ」ではなく「どんどん」楽しみましょう!

登った山

三俣蓮華岳

三俣蓮華岳

2,841m

龍王岳

龍王岳

2,872m

鳶山

鳶山

2,616m

越中沢岳

越中沢岳

2,592m

薬師岳

薬師岳

2,926m

北ノ俣岳

北ノ俣岳

2,662m

黒部五郎岳

黒部五郎岳

2,840m

双六岳

双六岳

2,860m

樅沢岳

樅沢岳

2,755m

槍ヶ岳

槍ヶ岳

3,180m

大喰岳

大喰岳

3,101m

中岳

中岳

3,084m

南岳

南岳

3,033m

北穂高岳

北穂高岳

3,106m

涸沢岳

涸沢岳

3,110m

奥穂高岳

奥穂高岳

3,190m

西穂高岳

西穂高岳

2,909m

浄土山

浄土山

2,831m

太郎山

太郎山

2,373m

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