八雲山登山道の峠の分岐から斜面の笹の中を上がるが、斜面を上ってしまうと植林地の脇に平坦な道が続いている。市の境界線が曲がっているあたりが笹薮となって道も踏み跡もないが、尾根の方向を見て進む。標高点374を過ぎたあたりから尾根の道がはっきりしてくる。頂上を過ぎると笹薮となり、鉄塔へ下りる道はないが、電気柵の脇を下りて行くと作業道へ出てきた。

蛇山へは市道脇の鉄塔の横から入り山を下がって鉄塔巡視路へ合流することもできるが、市道を100mほど進み左へと民家へ入る道があり、そこから巡視路へ繋がっている。巡視路から蛇山への分岐は標示もないので、注意をしていないと見逃してしまいそうだ。蛇山への道ははっきりしているが、ほとんど眺望がないのが残念な山だ。

蛇山から鉄塔No.22を過ぎ巡視路を下ると林道島村線の終点へ出てくる。地形図にはこの先に山を越えて熊野大社の近くに下りる道があるようになっている。山越えの道の入口は見当たらないが、川を渡れるような場所で川を渡ると、斜面に笹に覆われた道が上がっていた。山道を上がるとすぐに峠となって下って行くが、シダに覆われて道が見えなくなる場所があり、注意が必要となる。山を下ると普済寺と熊野大社の間へ出てきた。