行程・コース
天候
5日:晴後曇 6日:曇後晴
利用した登山口
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
土曜日の朝6時に土合橋の駐車場に駐車、この時点でまだスペースには余裕はありましたがかなりの駐車台数。早朝から多くのパーティが入山していたようです。
この登山記録の行程
【1日目】
土合橋(06:30)・・・田尻尾根入口(06:35)・・・土合口[休憩 20分](06:40)・・・ガレ沢のコル[休憩 10分](09:00)・・・トマの耳(10:20)・・・オキの耳[休憩 30分](10:30)・・・一ノ倉岳[休憩 10分](12:00)・・・茂倉岳[休憩 10分](12:30)・・・武能岳[休憩 10分](13:10)・・・蓬ヒュッテ(14:00)
【2日目】
蓬ヒュッテ(04:30)・・・分岐(04:40)・・・七ツ小屋山(05:30)・・・清水峠[休憩 10分](06:30)・・・ジャンクションピーク(08:40)・・・朝日岳[休憩 10分](09:00)・・・笠ヶ岳[休憩 20分](09:30)・・・白毛門[休憩 10分](10:00)・・・松ノ木沢ノ頭(10:30)・・・土合橋(12:00)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
妻とともに石楠花が終わりお花の季節に入った谷川岳の馬蹄型縦走に挑みました。
スタートは西黒尾根を選択。試運転の始まったロープウェイを脇に見ながら樹林帯を進みます。やがて樹林帯から岩稜に飛び出すと目の前に迫る谷川岳とマチガ沢に圧倒されます。鎖場を越えて高度を上げ、雪田の脇を上がれば谷川岳の山頂です。
何度も谷川岳の山頂には立っていますが、今日はここで終わりません。縦走はここから始まります。
仙ノ倉岳方面の稜線も魅力的ではありますが、今日はノゾキを経て一ノ倉岳、茂倉岳、武能岳を経て蓬峠へ向かいます。稜線は岩場とザレ場が交互に現れますが、特に注意すべきは谷川~一ノ倉間の岩場、長年登山靴で歩き続けられた岩場は黒光りするほど磨きこまれており、濡れてもないのでよく滑ります。茂倉岳からの下降も長いので足にダメージが来ないように注意が必要でしょう。
徐々に大きくなり、終いには眼下に聳える大源田山の穂先が印象的です。
蓬峠では馬蹄型縦走の中継点とすべく続々のパーティが終結を始めていました、私たちは蓬ヒュッテに宿を取ります。蓬ヒュッテの水は土樽方面に10分ほど下降した先にある沢の源頭の湧水、水量もあり冷たくおいしい谷川の名水です。
翌朝はガスの中スタート、ガスは濃く視程距離30m程度、登山道は明確にトレースされているので迷うことはないでしょう。七つ小屋山からの猛烈な下り、そしてジャンクションピークへの長い登りと崩壊の進むザレ場が核心です。ジャンクションピークを過ぎ木道が現れると朝日岳はもうすぐそこです。
朝日岳に到着したところから急激に空が晴れ始め、今日初めて見る稜線、そして周囲の山々の景色が!
強まった風が雲を吹き飛ばし一気に青空が広がりました。初夏の山景色に、足元のチングルマが色を添えます。
笠ヶ岳、白毛門と縦走を進め、最後の難関、白毛門から土合への激下りです。
私はこちらこそ三大急登だろう、などと思ってしまします。
岩場に鎖ならまだマシな方、土壁にトラップのごとく下げてある劣化した虎ロープ(切れそう)、泥壁、腐った木の根の崖、何故か汚物臭の激しい岩場などが続く悪路です。
冬は5時間かけてラッセルした坂を2時間弱で駆け下りて縦走は終了です。
濃くなった蝉騒の中、夏の北アルプス縦走へ繋がる初夏の谷川でした。
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