行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
美濃戸口(11:00)・・・美濃戸[休憩 10分](11:55)・・・堰堤広場(12:30)・・・赤岳鉱泉(13:35)
【2日目】
赤岳鉱泉(05:10)・・・行者小屋[休憩 10分](05:40)・・・赤岳天望荘(06:50)・・・赤岳[休憩 10分](07:25)・・・中岳のコル[休憩 10分](08:30)・・・阿弥陀岳[休憩 30分](09:15)・・・不動清水(11:10)・・・御小屋山(御柱山)(11:40)・・・御小屋尾根登山道入口(12:25)・・・美濃戸口(12:40)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
南八ヶ岳の赤岳~中岳~阿弥陀岳を山荘泊し、縦走しました。
特に赤岳、阿弥陀岳は山肌が厳しく、岩場・鎖場・ロープの箇所が多いので
グローブは絶対に持っていくようにしてください。
八ヶ岳はあちこちに山荘があるので、コースや時間等考慮して宿泊場所や休憩場所を計画しやすいです。
【1日目】
登山口から小雨が降り始め、赤岳鉱泉に到着する頃には結構降ってました。
▼美濃戸口~美濃戸 (赤岳山荘/美濃戸山荘)
美濃戸口のバス停の隣に八ヶ岳山荘があり、そこでマイカーを駐車。
八ヶ岳山荘の受付で駐車場の手続き。
登山届もここで提出できます。
赤岳山荘・美濃戸山荘までは、車が通れるくらい舗装された道を登る。
道も広く傾斜も強くはない。
最初の山荘は「やまのこ村」、すぐ上に「赤岳山荘」、さらにちょっと上に「美濃戸山荘」があり、それぞれ水場、トイレ、軽食、駐車場がある。
一般の登山では、車で来れるのはここまで。
▼~赤岳鉱泉(山荘)
美濃戸から堰堤広場を通り、赤岳鉱泉の山荘へ向かう。
堰堤広場は特に何もなく、道標ぽいのもないのでどこか解りませんでした。
車が止まってたとこがそうかな。人口ぽい滝があります。
堰堤広場過ぎると、本格的な登山開始。道も山道になり、ちょっと傾斜が強くなります。
北沢コースというところを通るので、しばらくずっと川沿いを歩きます。
夏場であれば涼しく快適だと思います。
河辺で休憩する場合は、足を滑らさないように注意してください。
八ヶ岳の川は水量が多く、水流も激しいので流されたら危険です!
北沢コースは、脇道が多いので道間違えないうに注意してください。
木に赤い標が付いてるのが本ルートです。川沿いの道を歩いてください。
※道を間違えても、最終的には赤岳鉱泉の手前で合流できます。
川沿いをしばらく歩くと、小屋ぽいのが見えてきます。テント場もあります。
赤岳鉱泉に到着です。今回はここで宿泊します。
▼赤岳鉱泉(山荘)
赤岳鉱泉は山荘の中では非常に質の高い山荘だと思います。
売店・軽食はもちろん、風呂や乾燥室、読書室があり、個室もかなり多い。
トイレも水洗でキレイです。
夕飯+朝食(弁当)にしましたが、飯もおいしいです!
山荘初めてで不安という方には絶対オススメの山荘です。
【2日目】
2日目に赤岳、中岳、阿弥陀岳を登頂し、下山する予定だったため、朝 5時半に山荘出発。
ここで晴れてなかったら下山する予定だったので、晴れて良かったです^^
朝涼しい中、登るので夏場とはいえ、ちょっと寒いくらいですが快適です。
朝早く出発のをオススメします。
▼~行者小屋(山荘)
赤岳鉱泉から行者小屋までは、30分程度。傾斜はキツくはないです。
赤岳鉱泉で分岐するので、道間違えないように!
行者小屋から赤岳展望荘までは水場もトイレもないので、忘れないようにしっかりチェックしてください!
行者小屋に着く頃から赤岳、中岳、阿弥陀岳がしっかり観えてきます。
ここも分岐点なので、間違えないようしっかり道標を見ましょう。
▼~赤岳展望荘、赤岳頂上山荘 (地蔵尾根コース)
行者小屋から急に傾斜が強くなります。道も狭く、岩場も多くなります。梯子も出てきます。
トレッキングポールやグローブを使い分けて、慎重に登りましょう!
ちょっと登ると展望できる場所に出ます。
思わず「おー!!」と声が出てしまうくらい、すばらしい絶景です。
絶景を背中に赤岳に登ります。
ここから岩場・鎖場が連続します。トレッキングポールをしまい、グローブ付けて登りましょう。
岩肌が鋭いので、手で岩を掴むと怪我します。
傾斜もかなり強いので、足を滑らさないよう慎重に登ります。
地蔵尾根と言われてるコースなだけあり、途中お地蔵様があります。
登山の安全を祈願して登ります( ̄人 ̄)
お地蔵様あたりから赤岳展望荘、赤岳頂上山荘がしっかり見えてきます。
地蔵尾根を抜けて、赤岳の綾線に出ると360℃の大パノラマ!!
急な登り、岩場、鎖場の苦労が報われる瞬間です。
天気が良ければ、北アルプス、南アルプス、中央アルプス、富士山がはっきり観えます!
雲海もすばらしい! もちろんすぐ隣の横岳、硫黄岳、中岳、阿弥陀岳もくっきり!
綾線を歩くとすぐに赤岳展望荘に到着。
今回は休憩せずスルー。いざ赤岳へ。
※水場は赤岳頂上荘にしかないので、ここでしっかりと補給。
▼~赤岳頂上山荘、赤岳頂上
赤岳展望荘から頂上は、岩場が続く。グローブは必須。
傾斜もかなり急なので慎重に登るように。
赤岳頂上荘から頂上は目と鼻の先。
よくこんなところに山荘建てたな…
頂上は狭い、休憩場所には向いてないので
休憩する場合は赤岳頂上荘へ戻る方が良いです。
ちょうどガスが出始めて辺り一面真っ白だったので
ちょっとだけ休憩して中岳に向かいました。
赤岳からは分岐が多いので、道間違えないように!
地図と道標をしっかりと確認しましょう!
▼~中岳、中岳コル
赤岳山頂から中岳の分岐点まで下る。傾斜がかなり急で岩場。
登り以上に慎重に下りるように。
途中、権現岳(ごんげんだけ)に向かうルートに分岐。
全然方向違うし、険しい道なので間違わないように。
※寄り道できるような距離ではないです。
分岐点までは、ずっと下る。
滑りやすいのであせらず慎重に。
分岐を越えると中岳に登る。赤岳ほど標高高くない。
中岳の頂上は狭い上に解りにくい。
▼~阿弥陀岳
中岳を下り、分岐(中岳のコル)まで来ると目の前には阿弥陀岳。
阿弥陀岳は傾斜がかなり強く、岩場が厳しい。
岩場が多い割に鎖場が少ないのが謎…
滑ったら大惨事になりかねないので、最大限慎重に登るように。
ここを下るのかよ…と思うとゾッとする…
▼阿弥陀岳
山頂到着!!
山頂は開けていて、休憩できるくらいのスペースがあります。
晴れていればここも大展望が望めます。
八ヶ岳の西岳、中央アルプス、南アルプスが観え、富士山も観えます。
後は下る一方なので、ここでしっかり休憩して膝休めましょう。
※ここからの下りは長いです…
主は阿弥陀岳から、御小屋尾根コースを通り下山しましたが
余程通らないといけない理由がない限り、このコースはオススメできません。
休憩場所がない、山荘・小屋がない、水場が遠い、道が単調でも傾斜が急できつい。
人気なさすぎて人がいない。※3人しかすれ違いませんでした、それくらい人気がないコースらしい
素直に阿弥陀岳をピストンし、中岳道を通り、行者小屋から南沢コースで下山することをオススメします。
その場合、中岳のコルで重い荷物を降ろし、最低限の荷物だけで登ると阿弥陀岳が楽です。
▼御小屋尾根コース
摩利支天を通り、不動清水、御小屋山を通るコース。
摩利支天までは緩い道や岩場、鎖場、ロープが続く。梯子もある。
不動清水までは急な坂。岩がゴツゴツしていて歩きにくい。雨の後だと滑りやすい。
下りとはいえ、スピードは出しにくい。
不動清水は標識しかないのでスルー。
近くに水場があるらしいが寄っていない。往復で10分くらいあるらしい。
不動清水からは林道になるので、晴れていても日が入らず涼しい。
近くに川の音が聞こえるけど、かなり遠いので期待せずにw
御小屋山は3回くらいの登りがある。ただし標高差はないので傾斜は強くない。
御小屋山頂は何もないのでスルー。
※小屋と名前付いてるけど、小屋とか山荘はないです。
御小屋山からは平坦な下りが続く。歩きやすくなる。
御小屋尾根登山道入口まで来れば、舗装されたコンクリートロードに出る。
ペンション地区になってるので車が通れるほど、キレイに整備されている。
10~15分程で美濃戸口のバス停に到着。
お疲れ様でした!!
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装備・携行品
アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | ヘッドランプ | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス |
着替え | 地図 | 登山計画書(控え) | 健康保険証 | 医療品 | 虫除け |
ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | トレッキングポール | ||
【その他】
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