行程・コース
天候
曇り・濃霧ときどき霧雨
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
乾徳山登山口入り口手前の駐車場まで
※平日のため、乾徳山登山口までのバス運行はありません
この登山記録の行程
登山道入口(08:40)・・・国師ヶ原[休憩 20分](09:55)・・・乾徳山[休憩 20分](11:25)・・・月見岩[休憩 10分](12:30)・・・国師ヶ原[休憩 10分](12:50)・・・登山道入口(14:05)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
大雨の翌日で山道コンディションが悪く岩が滑りやすく、しかも平日で1人登山…
すれ違ったのは、たった1組2名!
完全孤独で決死覚悟の山行となりました。
▼登山道入り口まで
平日はバスが運休しているためマイカーでしか行けません。
バス停付近にはトイレ付きの駐車場があります。臨時駐車場もあるみたいです。
当日はガラガラだったので、神社の先の駐車場まで行きました。
乾徳山前宮神社の先に10台ほど停められる駐車場があります。ここが登山口に一番近い駐車場です。
どちらも無料です。乾徳山駐車場に車を停めた場合は15分弱程度歩きます。
マイカーの場合、乾徳山駐車場はナビで出てきません。
住所検索で、「山梨県 三富徳和」と打つと近くに乾徳公園が近くに出てきますので、それを目的地にすると良いです。近くまで行けば、乾徳山への標識がたくさんあるのですぐ解ります。
ここからの山道は徳和渓谷コースと道満尾根コースがありますので、間違えないでください。地図からみて左側(銀晶水がある)コースが「徳和渓谷」側です。
乾徳山前宮神社の先の駐車場から、本当の登山口までは15~20分程度歩きます。
何箇所か分岐点がありますが、標識に従ってください。
▼~銀晶水→駒止→錦晶水
登山口からか国師ヶ原までは、林の樹林帯を登ります。序盤からそこそこの傾斜があります。駒止までは川を渡ったりするのでゲイターがあった方が良いです。
コンディションが悪いと、岩が滑りやすいのでポールや杖も使ってください。
各所に道標があるので、迷うことはないと思います。
地図上の銀晶水に「水」と書いてありますが、水場はないです。
休憩できそうなところでもないのでスルーしました。
駒止からは山道にごろごろしている岩がでっかくなってきます。文字通り、馬も通れないくらいなので歩きにくいです。
錦晶水には水場があります。ただの川水ですが、澄んでいて冷たくおいしいです。
ちなみに、後にも先にも水場はここ以外にありません。
▼~国師ヶ原
錦晶水からしばらく急登を登りきると、樹林帯の雰囲気から一変し、視界が開けます。
国師ヶ原の分岐地点に到着します。なぜかここだけ山道が整備されていますw
左に行くと高原ヒュッテの避難小屋と水ノタルコース、右に行くと道満尾根コースです。
有名な岩場・鎖場がある方向は真っ直ぐです。
開けた場所で、避難小屋もあるので休憩するならここがベストです。川も近くにあります。
高原ヒュッテの避難小屋はキレイに舗装されていて、トイレもあります。しかも超キレイなトイレです。常に整備されているのがよく解ります。感謝ですね。
▼~扇平
国師ヶ原から直進するとさらに景色が一変し、今度はススキ野の平原に入ります。
この辺りから人の10倍以上もある、バカでっかい岩が出迎えてくれます。
道も緩やかなので、すごく歩きやすく、視界も開けてるので晴れていれば周りの山々や街がくっきり見えると思います。
修羅場はここからですので、十分に休憩しておくをオススメします!
▼~岩場・鎖場・山頂へ
ここで平原地帯は終了し、さらに景色が一変し乾徳山の真の姿が見えてきます。
本当に同じ山とは思えないくらいの変化ぷりですw
人の10倍以上もある巨大な岩が各所に現れてきます。
どの岩もとても大きく、足を止めて見惚れてしまいます。
山道もごつごつした岩地帯なので、かなり歩きにくくなります。
鎖場が見え始めたらポールをしまって、グローブを着けてください。
岩肌や鎖、ロープで手や指を傷めると、この先最悪なことになります。
どんどん厳しくなり、下山も厳しいので怪我しないように慎重に進んでください。
カミナリ岩の鎖がちょっとキツめです。手前の鎖場は鎖なくても登れます。
「×」と赤標が付いてる方向に進まないでください。その先には人生を辞められる道しかないです。
いくつかの岩場・鎖場を抜けると最後の「鳳岩(オオトリ岩)」に直面します。
ここが乾徳山最強の難関箇所です。ほぼ90度近い岩を鎖一本で登ります。
思わず「まじかよ!!」と一人で叫んでしまいましたw
普通の鎖場は補助用にありますが、ここは鎖を使わないと登れません。
※一応、右側に鎖場ではない迂回ルートがあります。
ここを登れば山頂です!!
▼山頂
岩場を登りきれば山頂に到着です。かなり狭いです。しかも岩がごつごつしていて座りにくいです。ここで長めの休憩取る場合は場所に注意しましょう。
※落ちたら死が見えます。
▼~下山
水ノタル側から下りる予定でしたが、悪天候でかなりの急登な場所なので途中で引き返し、鎖場側をピストンしました orz
もちろん帰りは迂回ルートですが、鳳岩(オオトリ岩)以外は迂回ルートないため、登ったところをそのまま下ります。登りより怖いです。
扇平まで戻れれば道が安定するので、そこまでは最大限慎重に下ります。
錦晶水からは登山口までは山道のコンディションが悪いと、滑りやすいのでポールとグローブを付けて下りるようにしてください。自分は二回ほど岩ですべって転びましたw
乾徳山は山道の変化が激しく、まったく飽きが来ません。
ただ危険箇所も多く、コースも長めなのであまり初心者向きではないと思います。
天気が良い日に、複数人で登ることを強くオススメします。
※平日の1人は絶対止めたほうがいいですw
フォトギャラリー:61枚
乾徳山前宮神社の先の駐車場付近。登山口はまだ先。ここを→に行きます。左側の道は行き止まりです。
6時間も掛かりません。黒金山含めてだと思います、多分。
徳和川。すっごい激流です。川遊びしないように。
徳和渓谷コースの分岐点。地図もあるので確認しましょう!
この先に登山口があります。
登山口。左側にも道がありますが徳和川に行く道らしいです。
最初はこんな感じの林道からスタートします。
あちこちに道標があります。
「水場」はないです。何もないのでスルーしました。
ここから先は山道は岩がごつごつし、さらに厳しくなります。
こんな感じのザレ場が続きます。
岩についてるコケがいい感じでキレイでした。
ふと上を見上げて。
錦晶水に到着。ここには水場があります。
水場と言ってもただの川水。とはいえ澄んでいて冷たくおいしいです!
ゴミは持ち帰りましょう!!
山道がそのまま川になっています。ハイカットの登山靴であれば問題なく歩けます。
林道抜けて視界が開けた先に見えた乾徳山。
国師ヶ原に到着。ここで休憩しましょう!
分岐点になっており、左のちょっと先に避難小屋があります。
鎖場は直進。
高原ヒュッテ(避難小屋)が見えます。
高原ヒュッテ。せっかくなんで見てみました。整備されていて超キレイ!トイレも超キレイ!
役小角(えんのおづぬ)様。ここからの苦難な道の前にお祈りしました。
この辺りから平原に変わります。ほんとに同じ山かよ!
天気が良ければ…
どこかの街も見えます。一瞬だったけど…
扇平に到着。
平原はここまで。ここでしっかり休憩しておきましょう!
平原から急に岩場地帯へ…景色変わりすぎ!
人の10倍以上もあるでっかい岩があちこちあります。圧巻です!
鎖場・山頂はまだまだ先。
もうポールはいりません。グローブ付けて全身使って登ります。
いよいよ鎖場開始!ここはまだ序の口。
鎖場はまだまだまだ続きます。
振り返ると景色がすばらしい!
「×」の方向に行かないように!!
「→」の標の先にあるのが鉄梯子。いったんこれを下ります。
カミナリ岩。岩がギザギザしてるので足置けるところありますが、滑ったら怪我します。
この鎖場も危ない。ほとんど直角w
横の二本目の鎖でも登れます。
この岩は登りません。
こんなでっかい岩が自然に出来たと思うと感慨深い。
いよいよ鳳岩(オオトリ岩)とご対面。
ついに最大の難関。ここを登りきれば頂上です。
すぐ下から撮影。ほぼ直感じゃん…
何とか無事山頂到着!!達成感が半端ないw
下山は迂回路を通ることにしました。鉄の梯子を下ります。
行きで撮り忘れた月見岩。
無事下山完了!
駐車場まで無事下山。自分の車含めて2台しかなかったw
装備・携行品
アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 | バックパック |
スパッツ・ゲイター | ヘッドランプ | タオル | グローブ | 地図 | 登山計画書(控え) |
健康保険証 | 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー | 行動食 | トレッキングポール | |
【その他】
水:1.5ℓ+ペットボトル550mL 所持 ※途中の水場(錦晶水)で補給あり ウィダーinゼリー(エネルギー)x2、ウィダーinゼリー(プロテイン)x1 |
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