行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
電車
その他:
往路:JR塩屋駅
復路:阪急宝塚駅
この登山記録の行程
塩屋駅(1:28)→旗振山(2:09)→高倉台入口(2:33)→ピーコック前(2:37)→栂尾山山頂(2:58)→横尾山山頂(3:15)→東山山頂(3:41)→横尾団地(4:00)→妙法寺小学校前(4:15)→コンビニ(4:17,4:28発)→妙法寺小学校前(4:29)→荒熊神社下(5:03)→高取山の公園(5:15,5:23)→鵯越駅(6:08)→菊水山登り口(6:46,6:57発)→菊水山山頂(7:23,7:38発)→天王吊橋(8:02)→鍋蓋山山頂(8:30,8:35発)→市ヶ原(9:19,9:24発)→掬星台(10:44,10:58発)→三国池下(11:50)→丁字ヶ辻(12:05)→六甲ガーデンテラス(13:00,13:14発)→六甲最高峰(14:02,14:06発)→東六甲縦走路分岐(14:26)→水無山(14:43)→船坂峠(15:12)→大平山林道(15:39)→林道終了(15:48)→大谷乗越(16:02)→塩尾寺(16:56)→宝来橋南詰(17:34)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
2016年10月10日(月祝)に友人3人と一緒に六甲全山縦走に挑戦した。 もともと10/9 に挑戦する予定だったのだが,10/9 の朝まで雨という予報だったので1日延期することにした。しかし,次の日が平日なので,できるだけ早くゴールしたい,ということで,10/9 の深夜に塩屋を出発して六甲全山縦走にすることにした。当初,午後3時頃に着けるか?と思っていたが,最終的に16時間以上歩いて着いたのは夕方になってしまった。また,当日の天候は良かったが,急に気温が平年並みに下がり,山の上では風が吹くとかなり寒いと感じた。それでも雨を気にしないでいいので,歩きやすい1日だった。また,空気がとてもクリアで,淡路島から遠くは紀伊水道まで見ることができた。
出発は登り始めが楽という理由から塩屋になった。集合は最終電車の遅い JR の塩屋駅に,最終電車が到着する午前1:24頃にした。出発が深夜だったので,当然しばらくはヘッドライトを使っての登山となった。塩屋駅からは,真東に向かうパターンと塩屋住宅の前を通るルートがあるが,深夜ということもあり,多少なりとも道がしっかりしていそうな塩屋住宅前のルートで歩いた。旗振山までは急峻な場所や難しい場所などなく,暗いということを除けば特に問題はない。そのため,暗さに慣れるにはちょうどいい感じだった。旗振山からはいつもの六甲全山縦走路を歩いたが,やはりヘッドライトでは歩きにくいみたいで,みなあまりペースが上がらなかった。また,おらが山からの下りでも,安全のためにいつもの急な階段は避けて公園内の傾斜路を下った。高倉台に下りてからは,深夜なので歩いている時の話し声が大きくならないように気をつけて歩いた。
高倉台の先の栂尾山,横尾山,須磨アルプス,東山の区間は,それまでに比べると急なアップダウンや岩場があったりして,多少歩きにくくなっている。そのため,ヘッドライトで歩くには気を遣う。特に,須磨アルプスでは足元にも注意しないといけないが,暗いためルートミスもしやすいので気を遣う場所だった。それもあり,全般にかなりゆっくりと歩かないといけなかった。東山の後は横尾の住宅地に下りるが,そこでも話し声が大きくならないように気をつけた。
妙法寺小学校前では,一度ルートを離れてコンビニ寄っておいた。その先は丸山の市街地を含めていい所にコンビニがないため,ここで食料を買っておかないと買いそびれるに違いない,というのが理由だった。コンビニでは朝飯や昼飯に相当する食料や飲料を買って先に進んだ。コンビニのお兄さんには,今からどこまで行くんですか?と驚いたように尋ねられたので,今から宝塚まで行くんですよ~,と答えておいた。
妙法寺の先で高取山に登るが,その登り口で動物が動く音が聞こえた。どうやらこちらに驚いて逃げ出したみたいなのだが,音の感じから猪みたいだった。夜中は都会でも野生動物がいるんだねぇ。鵯越駅に着いたのは出発して4時間半経った午前6時すぎだった。妙法寺小学校前から高取山,丸山の市街地は結構順調に歩けたと思うが,思ったよりも時間がかかってしまった。暗いうちに鵯越駅に着けると予想していたが,鵯越駅に着く頃には完全に夜が明けてしまっていた。みんなと歩いた時には,だいたい3時間半程度で着けるが,今回はそれを1時間以上上回ってしまった。やはり暗い中でペースを落としていたのと,コンビニに寄っていたので時間がかかったみたい。
鵯越駅の次は菊水山なのだが,菊水山はやはりしんどかった。前日の雨の後で急に気温が下がったのだが,菊水山の登りでは汗が吹き出してきた。それだけ登りが急峻ということみたい。菊水山の登りは急峻なので,眺めはとてもいい。今回は特に空気が澄んでいたので,淡路島から紀伊水道までいつも以上によく見えた。菊水山から鍋蓋山,市ヶ原,そして摩耶山掬星台までも順調に歩いたつもりだった。それでも掬星台に着いたのは出発から9時間以上経ってからだった。なんでこんなに時間がかかるのかなぁ? 掬星台に着いた時にはかなりヘロヘロになるぐらい頑張ったのに…。掬星台に着いた時刻は11時前だったが,夜中に出発したはずやのに,すごく遅れてる~,と思った。
いつものことだが,掬星台から先も長かったなぁ。特に三国池下へ向かっての登りはしんどかった。 あの区間は掬星台までで疲れた足にはこたえる。新神戸から登った時にはそこまでしんどくないのに…。三国池下からは車道沿いの歩道を歩いた。神戸市発行の六甲全山縦走路の地図では,ルートは三国池下から,三国池そばを通り,三国岩の近くまで行くが,今回は宝塚に行くことが目的だったので楽な方を選んでおいた。また,丁字ヶ辻の先にある藤原商店で,トマトなどを食べで少し休憩した。塩をたっぷりかけたトマトは美味しかったなぁ。
その先はもくもくと歩いた記憶しかない…。歩いている時は寒くなかったが,休憩すると寒く感じた。そのせいで,六甲ガーデンテラスで楽しみにしていたソフトクリームは食べれずじまいだった。ガーデンテラスの先(より正確には旧極楽茶屋跡の先)でも,登山道を行かずに車道沿いでラクしておいた。それでも六甲山最高峰には寄ろうと思い,長い階段を登って最高峰に行っておいた。
六甲山最高峰から少し東に行くと東六甲縦走路への分岐がある。その先は塩尾寺まで登山道が続くが,この区間はいつ歩いても寂しい感じがする。今回は早めの時間だったが,それでもなんとなくうら寂しい感じがした。あの区間はあまり好きになれないなぁ。単調だからか,あの区間はいつ歩いても距離以上に長く感じる。そんなことをぼやきながら歩いて,なんとか出発から15時間半ほどで塩尾寺に着くことができた。そして,最後のアスファルトの道をだらだら下って,16時間ちょっとで宝塚の宝来橋南詰に着いた。
宝来橋南詰では,とりあえずナチュールスパ宝塚で汗を流し,近くの居酒屋で完走祝いと称して,晩御飯を食べた。メニューは,肉屋や魚介類など疲労した筋肉のためにと思ってタンパク質中心に食べた。ビールも生ジョッキ2杯飲んだが,それだけですごく酔ってしまい,帰りの電車では爆睡してしまった。家に帰ったら,あまりの眠さに何もできずに寝てしまった。やっぱり夜中に出発はきついねぇ。
今回は夜中に出発して六甲全山縦走に挑戦してみた。夜中なので意外と歩きにくいし,いつもより疲れるのか,おもったよりも時間がかかってしまった。この秋には六甲全山縦走大会があるのに,なんか不安が残る六甲全山縦走となった。大会までに鍛えとかないとあかんなぁ…。コースは,鵯越駅から天王吊橋までの区間で,猪が掘り返した跡が多数目についた。また,東六甲縦走路の入口付近の笹薮の笹が大きくなっていて,多少登山道が見にくい場所があった。他にも2014年に崖が崩れた東六甲縦走路の船坂峠手前のピークの所に木が倒れてきていて,少しだけかがまないと通れなかった。いつものように歩きにくい箇所はあったが,上記以外は特に問題は感じなかった。
みんなのコメント