行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
千畳敷(12:20)・・・乗越浄土[休憩 10分](13:20)・・・宝剣山荘(13:32)・・・中岳[休憩 10分](13:48)・・・木曽駒ヶ岳(14:10)
【2日目】
木曽駒ヶ岳(06:20)・・・濃ヶ池分岐(08:00)・・・濃ヶ池[休憩 10分](08:16)・・・駒飼ノ池[休憩 10分](09:20)・・・乗越浄土(09:53)・・・宝剣山荘(09:55)・・・中岳(11:30)・・・宝剣山荘[休憩 30分](11:40)・・・乗越浄土(12:20)・・・千畳敷(13:10)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
晴れ時々曇り -2℃~11℃ 12.5㎞ 2人 ↑1,313m ↓1,279m
ここは2600mまでロープウエイで登れ、そこから400m登れば頂上だ。慣らし登山には適当だろうとチョイスしてたのです。
決行前「聖職の碑」(新田次郎)、大正2年箕輪中学の集団遭難の史実に基いた小説を読みモチベーションを上げ待っていた。
18号台風の前に出かけたかったが、天気が続かず延び々になった。やっと天気になると、台風を境に秋の気団に代わり、一気に冬支度。千畳敷の紅葉は終わったようだが、紅葉前線、残っていて・・・(^-^;? お願い!
菅の台バスセンターへ駐車、ちょっと早いお昼。バスセンターで、駒ケ根バリュー切符を乗車券に交換、しらび平までバス移動。
しらび平からロープウエイで千畳敷へ、12時10分千畳平駅2,612mに到着した。
駅を出ると目前に千畳敷カール。岩壁が屏風、足元に這松と草黄葉のパノラマが広がる。
さて、ここからは自分の足で登りましょう。ハイ・・・( `ー´)ノ
12時15分から15㎏の荷物を背負って乗越浄土の稜線を目指します。気温10℃と、歩くには丁度いい。
1時間で乗越浄土の鞍部到着。目の前に宝剣山荘と天狗荘の山小屋が立っている。
ここからさらに中岳を登るとやっと木曽駒ケ岳とご対面だ。ここまでくるとさすがに観光客の人は少なくなり、リュックを担いだ登山者が多くなる。鞍部に下って頂上山荘に今夜のテン場がある。
すでに7張りほどテントが立っていて、連れは寂しくなくていいそうだ。14時30分には設営が出来、目の前に頂上があるのので、散歩がてら頂上へ登ってみた。10分ほどで木曽駒ケ岳の頂上へ着いた。「信駒ヶ岳」1等三角点が待っていてくれた。
ぐるりと見渡し、登ってこられた単独男性と山の同定を楽しむ。ここは日本アルプスのお臍。御岳、乗鞍、北アルプス、八ヶ岳、南アルプスその向こうに頭をのぞける富士山、そして南に伸びる中央アルプスと丸見えだ。
伊那と木曽の駒ヶ岳神社奥宮がそれぞれ自分の郷に向かって仲良く祭られている。今日の予定はここまでで、テン場に下りゆっくりする。7時ごろには夢の中 おやすみー (-_-)zzz
2日目は頂上直下のテントの中で目覚めた。4時30分、まだ辺りは暗い。テントの中でごそごそと朝食準備。5時半外に出ると少し明るくなり、甲斐駒上の空が赤く染まってきた。
日の出を狙ってそのまま待機。木曽駒のてっぺんには何人も人が立っている。ご来光を待っている。気温は氷点下、山荘の水は凍って顔も洗えない。
5:57分日の出、朝の光が差し込みます。それを合図に我々も出発。今日は木曽駒の頂上から馬の背に下り、濃ヶ池から駒飼ノ池を巡って宝剣山荘から、頂上テン場へ周回予定。
6:20分から下り始めて馬の背を目指します。20分ほど下るとやせ尾根となり、馬の背らしくなってくる。二・三度急な岩場を下って右側下に濃ヶ池が見え出すと、やがて広い尾根に乗る。さらに尾根を行くと目指す濃ヶ池分岐に到着。
ちょうど8時、聖職の碑は山荘のほうへ900mほど登り返したピークにあるらしいが、予想以上に時間がかかっている。碑まで往復すれば1時間はかかるだろう。
で、遭難記念碑は諦め濃ヶ池へ向かった。濃ヶ池まではほぼ平らなトラバース道で、20分ほどで到着した。奥上に下ってきた馬の背尾根が走り手前に浅い駒ヶ池の水面が広がっていて、穏やかな風景だ。
百年前の遭難では、この尾根の風裏に避難した2人が生き残っている。駒飼ノ池から濃ヶ池の間で二人が逃げ込んで助かった、岩室らしきものがないか気にかけて歩いたが結局解らなかった。
カール地形の斜面をトラバースして2度ほど沢を横断し、伊勢滝、沢ルート分岐からは岩場を登り、2段梯子を通過し、着いたところがちょうど駒飼ノ池の池尻。さっきの岩壁は池から流れ出る滝だった。滝口の枝にはまだ氷柱が下がっている。
池は少し流れが澱んだぐらいで、池と言うよりは泉といった感じだ。ただいま9時20分カール地形の底。ここから、雄大なカールの壁を大きく九十九折れに登っていく。
だんだん天狗荘の赤い屋根が大きくなるがなかなか着かない。やっと鞍部に出て宝剣山荘の横を通過した。10時前だ。
中岳木曾側斜面のトラバース道を通ってテント場に帰り着いたのは10時20分、予定では千畳敷へ下山している時間だった。1時間半余分にかかったことになる。
計画時に休憩時間を参酌していなかったこともあり大幅に予定時間が狂い、気分が焦ってしまい、碑や宝剣岳、木曾前岳にも寄り道できなかった。
あらかじめ休憩時間を考慮しておけば余裕が持てて寄り道も可能だっただろう。少し残念だった。
テントを撤収。少しだけ軽くなったバックパックを担いで再び中岳に登り、宝剣山荘へ帰ったのは11時50分。
ここでゆっくり休憩、下りに備えます。乗越浄土から剣ヶ池への遊歩道を下り、千畳敷駅へ無事帰着した。
詳しい山行記録はブログへ遷移してご覧ください
https://izumiyama-ogawa.blogspot.jp/2016/10/20161011122956m.html
フォトギャラリー:24枚
2600まで楽ちん登山
10℃
乗越浄土で記念撮影
駒ケ岳とご対面
中岳から頂上山荘のテン場
テン場から中岳
駒ヶ岳から南アルプスの向こうに富士
駒ヶ岳からテン場を俯瞰
南アルプスの夜明け
甲斐駒上空に朝焼け
駒ヶ岳から乗鞍・北アルプス
乗鞍に朝日が当たる
南アルプスの夜明け
富士山わかるかなー
笠ヶ岳から穂高連邦と槍
下ってきた尾根
これから下る将棋頭
右下に濃ヶ池
宝剣岳.駒ヶ岳と下ってきた馬の背
シラタマノキ
濃ヶ池から馬の背を見上げる
馬の背尾根の草紅葉
2段の梯子場を通過
駒飼ノ池からカールの壁
宝剣岳に人影
千畳敷に無事下山
登ったぞ~
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 傘 |
タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 |
コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ |
修理用具 | ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け |
熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール |
GPS機器 | ストーブ | 燃料 | ライター | カップ | クッカー |
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