行程・コース
天候
曇り時々晴れ、風は午後からあり。午後になって、ぱらっとごく細かい雨が降ったというより、雨が風で運ばれて落ちてきた感じ。
登山口へのアクセス
その他
その他:
日影バス停付近まで自転車で行きました。
この登山記録の行程
日影バス停(9:35)→小下沢一番口(10:00)→富士見台(10:53)→狐塚峠(11:59)→杉の丸(12:34)→黒ドッケ(12:45)→大嵐山(13:07)→三本松山(13:24)→関場峠(13:41)→堂所山(14:14)→景信山(15:03)→景信山登山口(15:50)→日影バス停(16:19)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
前から一度やってみたかった縦走です。一筆で巡るコースとしてはまあまあ良く出来たと思います。
一番口入山して枯れ沢で女性二人が矢倉沢にチャレンジしようとしていました。それで「登ったことがありますか」と聞いたら初めてというので、大きな石がごろごろしている枯れ沢だし、さらに途中で沢から斜面に取りついて沢の岩壁を回避するコースは分かりにくいだろうと、尾根に出るまでご案内しました。
何度も登っている矢倉沢ですが、ここで登る人に出会ったのは実際初めてです。
ルート的にもC級だし、女性が案内も無しに初チャレンジするとはびっくりでした。でも、そんなに難しいルートでもないですから、知られてくると今後利用者が増えるのかなあと思います。
もともと冬期に北高尾山稜縦走コースはほとんど人と出会うこともなく、今日も富士見台から関場峠にかけては二人のハイカーに出会っただけでした。静かに歩けるコースなのであまり人が多くなって欲しくない反面、もう少し利用してくれる人がいるといいのになあと相反したことも思いますが、季節が季節だから利用者もまだ少ないのでしょう。
富士見台から狐塚峠で丁度12時になり、これならば午後4時過ぎには日影バス停にになんとか下山出来そうな雰囲気です。
杉の丸・黒ドッケ・湯ノ花山・大嵐山・三本松・関場峠・堂所山と順調に進みまして高尾~陣馬縦走コースに入り景信山に着きました。
陣馬縦走コースでは一人のトレイルランの方に追い抜かれただけで、そのあとは誰にも会わずでした。これはひょっとしたら景信山にも誰もいないかなと思ったらその通りでした。何度も来ている景信山に人がいなかったのは初めてのことです。
曇り気味で少し暗めだし、そのうえ地面はどろどろで黒いし、たくさんの空きテーブルがあるからこそ、逆に人気が無いのがなんだか陰鬱な雰囲気に感じました。
休憩もそこそこにおにぎり一個を急いで食べて、直ぐに南東尾根コースで下山を開始しました。小仏城山まで足を延ばす時間がなければ、南東尾根コース下山と決めていたのです。このコースは景信山のトイレの横を下りて行くコースで、少し下りたところで真っ直ぐの小下沢方面と右に曲がる小仏バス停方面に分岐します。
景信山の南東尾根部分はブナなどの落葉樹ばかりの疎林で明るくて気持ちの良いコースです。雲が切れて太陽も時々差し込むので気持も明るくなります。ここは夏になって葉が茂っても、適度な疎林なので明るく快適なコースです。
南東尾根はトントンと下りて行けるコースでもあって、あっという間に都道516線(旧甲州街道)に出ました。
小仏バス停に向かって歩いて行き、バスが待機して待っていればバスに乗って日影バス停で降りようと思っていたけど、待機しているバスはおらずそのままバス停二つ分を歩いて日影バス停までで本日の登山無事終了です。
フォトギャラリー:39枚
日影バス停から小仏方面へ歩いて中央本線のガード下をくぐります。小下沢林道、木下梅園はガード出て右に曲がります。左は小仏方面です。
木下梅園は紅梅が開き出しています。梅園祭りは三月上旬ごろだとか(おい、遅いよ!)
中央道のガード下を抜ければ木下梅園です。
小下沢林道です。小下沢の流れも良いですよ。
矢倉沢ルートの一番口です。
何度も来ている矢倉沢ですが、初めて入山している人を見かけました。それも女性二名。
初めてとのことで少し後を歩いて行き方を教えて差し上げました。お節介だったかも(^^;)
矢倉沢を抜けて若めの杉林に入ります。ここからのトラバースもかなりの急斜面を折り返しながら登って行きます。
枯れ沢を抜けて斜面に取りつきます。トラバースして上に上にと登るのですが、道は急斜面で谷に面しており、その道も細く細かい砂利も浮いているので慎重に歩いて行きます。
なんとか尾根に取りついたので、そこからは先に行かせていただきました。
想定時間に富士見台に着きました。
富士山が良く見える富士見台ですが、今日は雲の下に裾が少し見えるだけです。
杉沢の頭、高ドッケ、板当山をさっさと通り抜けて狐塚峠です。ほぼここで12時でしたので、もう少し先で何かいただくことにします。
なにかと言ってもコンビニのおにぎりですw
狐塚峠から少し行くと大きな木が倒れていて、この木がきれいにつるつるなのでここでおにぎり一個頂きました。この木を跨いで奥に行くと、この場所が急傾斜面に位置していることが良く分かると思います。
この辺で少しだけ小雨がぱらつくほどでもなく、ぱらっと落ちてきました。
4本の杉が倒れています。
謙虚に頭を下げて潜りませう。
と言う私はチビなので、しゃき~んと背を伸ばして通れますw
杉の丸です。
今日は時間が少し長めの行程なので、標識の側まで行かずに通り過ぎます。
黒ドッケです。
ドッケは尖っている峰の事です。この辺の山はまだ若いらしく低い山の割には急峻です。もう少しこなれてくると登りやすくなるかなと思うけど、それにはほんの少し何千年か経ないといかないかな。「五劫の擦り切れず」ほどはかからないと思います。
人も近年は全く擦り切れていない尖ったままの老人も少なくないとか、それってやっぱまだ青いんでしょうかw
黒ドッケからツツジ平に向かう途中の岩場です。
私にはやや難所気味でちょっと怖くなるけど、落ち着いて足を置くところを選んで行けばなんとか大丈夫です(^へ^;)
大きな枯れ倒木の根が見えてきた。倒木があるところが三本松です。
斜面は画像では平坦に見えるけど、ここもそれなりの坂です。ハアハア言いながら頑張ろう!
枯れ倒木は元は立派な松のようです。マツクイムシでやられたのでしょうか、これ以外にもマツクイムシでやられたと思しき松は散見します。
倒木の上には新しい世代が生まれています。命に無駄はないのですね。
三本松です。
山の上ではお菓子か水菓子でも食べろと言いますので、柑橘を持ってきました。疲れ気味な体に、柑橘系の甘味と軽い酸味が沁み込んできます。
ここが関場峠です。
案内標識の先を下れば小下沢林道です。日影バス停まで少し長い林道ですが、下ってみればいろいろ楽しめる個所があります。
日影バス停まで約1時間40分ほどかかるので、飽きないで色々な発見をしながら歩いてみてください。
さあ、堂所山に向かいませう。
んで、堂所山です。
ダイジェストだから早いですわw
へい、これを登り切れば景信山です。
富士見台を出てここまででおじさん一人と、三本松山で一人の女性ハイカーに出合っただけでした。
富士見台を除けばもともと人は多くないコースです。
いよっ、最終目的地の景信山です。
景信山には見事に誰も人がいない。景信山に人がいないのは初めて。いつもは誰かがいるもんだけどね。
こんなに寂しい景信山ではのんびり出来なくて、おにぎり一個食べで、まだ3時過ぎたばかりだけど早々に下山開始する。
景信山から小仏城山へと考えもしたけど、小仏城山から日影乗鞍を降りたらそれだけで2時間越えしちゃう。
それで景信山から東尾根コースを利用して下りる事にしました。このコースは東尾根で、明るいブナ疎林なので気持ちが良いですよ。
もう下山口(景信山登山口)に近いところですが、一か所だけちょっと岩場の段差がある場所があります。ここは右側の木の根を頼りにすれば簡単に上り下りできますよ。
都道516号(旧甲州街道)がもう下に見えています。
ここを下ればすぐ都道に出られます。
都道に平行した階段を下りて行きます。
景信山登山口です。
都道をこのまま画像奥方向に行けば小仏峠登山口です。小仏登山口を少し入って、右手沢沿いにトラバースして行けば、そこからも景信山に行けます。ヤゴ沢ルートです。
ヤゴ沢コースで道標はありませんが、作業道のようですが登山者の踏み後はしっかりありますので安心して登れるコースです。
ヤゴ沢コースは最後のトラバースでくねくね折り返して登り切ると、高尾陣馬縦走コースの景信山小仏寄登り口に出ます。ここも良いコースです。
小仏バス停方向へ降りて行きます。
大きなスピンカーブです。
スピンカーブを曲がり小仏バス停に向かって進んでいきましょう。
小仏バス停です。
発車待ちのバスはないですね。
平日だと今頃の時間にはバスは一本あるだけです。1時間一本のバスにタイミングよく出会うことはほぼ無いと思いましょう。
小仏バス停から、高尾駅北口行のバス時刻表です。誰かのお役に立つかなと思って撮影してきました。参考にして下さい。
画像をクリックして拡大してみてください。
高尾駅から山梨・長野・愛知県は名古屋まで行けますよ。
トンネルを撮影していると、ちょうど電車がやってきた。
「鉄ちゃん」じゃないので電車は分からない。ネットで調べたところ、これは「特急あずさ」だと思います。あずさには何度か乗っているのですが、どんな電車だったかなんて覚えていなくて(^^;)
この電車は都道516号線ではよく見かけます。けっこう本数が走っているみたいです。
都道516号線(旧甲州街道)に沿って流れる川は南浅川です。
小仏バス停からバス停2つ目が日影バス停です。この道の先がS字カーブで、S字の終部分が日影バス停です。
はい、もう少しで日影バス停なのです。
小下沢橋を渡ると日影バス停です。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 |
コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ツエルト |
健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 |
テーピングテープ | 軽アイゼン | トレッキングポール |
みんなのコメント