• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

降雪の翌々日小袖乗越から雲取山を往復(三峰・三条の湯コースはかなりの積雪有)

雲取山( 関東)

パーティ: 1人 (モーちゃん さん )

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

曇り。山頂気温-2℃(11:15)。弱風

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 小袖乗越にある山梨県丹波山村村営駐車場(無料)を目指した。鴨沢バス停先の坂を右折、下り坂になって20m先の左上り坂に入り、道なりに進んだ。約6分で駐車場に着いた。所畑から農道を上がって駐車場に向かうことも可能(案内看板有)。※カーナビによっては鴨沢バス停の手前橋を渡ってすぐ右折を案内することがある。角が曲がれないので無理だ。駐車場にトイレが新設された。鴨沢バス停脇にトイレ有(水洗)。

この登山記録の行程

自宅(所沢市)4:00・・・5:28鴨沢(トイレ)5:31・・・5:37丹波山村村営駐車場5:56・・・7:18堂所7:28・・・七ツ石小屋下8:15・・・ブナ坂9:07・・・9:49奥多摩小屋(アイゼン装着)9:59・・・10:46小雲取山10:50・・・11:15雲取山11:55・・・12:20小雲取山12:25・・・12:48奥多摩小屋12:58・・・13:25ブナ坂・・・七ツ石小屋下13:45・・・14:07堂所(アイゼン脱着)14:17・・・15:08駐車場15:20・・・17:15自宅

コース

総距離
約19.7km
累積標高差
上り約1,338m
下り約1,338m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

 3月21日は、東京では久しぶりにまとまった雨が降った。その日サクラの開花宣言があったのだが、雲取山ではかなりの積雪があった。春になって雪が多く降る山だ。 堂所の近辺から雪が所々見えだした。登山道が右へ大きくトラバースして尾根の東側に出ると登山道を隠すように積雪があり、凍結していた。アイゼンをまだ着けていないので、ツルツルと滑った。ダブルストックで支えた。さらに七ツ石小屋下から巻道に入ると積雪がますます増えて15cm位あった。吹き溜まりでは、膝が埋まる位あった。日当たりが大変良い所なので、融雪していないのが不思議てあった。吹き溜まりに加えて斜面から落ちて来た雪で多くなっていた。
 眺望は良かった。富士山はもちろんのこと南アルプスの3.000m峰がよく見えた。北から北岳・間ノ岳・農鳥岳・塩見岳・悪沢岳・赤石岳・聖岳等々、山座同定して楽しんだ。
 ブナ坂に出ると積雪が10~15cmあったが、凍結していなかったので、つぼ足のまま歩いた。ヘリポート付近は融雪していて、ぬかるみがひどかった。奥多摩小屋前でやっと軽アイゼン(6本爪)を装着、2つの急登を何回も立ち休みして小雲取山に到着。富士山や南アルプスの峰々に雲がかかり始めていた。10時を過ぎると素晴らしい眺望は期待できない。
 雲取山頂直下の急登はさすがに辛らかった。南東斜面で日当たりが良いので、融雪している部分があったが、登山道は踏み固められていた。小袖乗越を5時56分に出発、山頂着は11時15分、5時間19分かかった。
 いつものように三角点へ行き、写真を撮影した。この日山頂であった人は10人。積雪は10~20cmもあって昼食場所に困った。避難小屋の軒下のベンチに座った。壁にあった温度計を見ると-2℃、しかも小雪が舞っていた。
 おにぎりが冷たいので、パンだけを食べた。温かい飲み物はないのでペットボトルで我慢。さすがに冷たくて一口飲んでやめた。ザックが少し重くなっても保温水筒やコンロ・コッヘル等が必要かなと思った。
 下りは、滑るので、ゆっくりと慎重に下った。軽アイゼンが石や木の根に乗って何回もバランスを崩した。そのたびに足首が軽い捻挫。痛い!痛い!ダブルストックで支えていたので、転倒はしなかった。登山道から雪が消えていてもアイゼンをつけたままで歩いた。大事をとって堂所の手前登山道が西へ曲がった先でアイゼンを外した。
 空気が暖かく感じたが、目がかゆくなって涙が出て来た。鼻もおかしい。何回も止まって鼻をかんだ。杉花粉がたくさん飛んでいた。やっと駐車場に着いてほっとした。山頂発は11時55分小袖乗越着は15時08分、3時間13分かかった。
(参考にしていただきたいこと) 
①トイレ・・・使用できるのは ○鴨沢バス停脇(水洗) ○丹波山村村営駐車場 ○雲取奥多摩小屋 ○雲取山頂
②出会った登山者が雲取山荘に宿泊し他の人から得た情報を私に知らせてくれた。
○三条の湯と雲取山頂の間は積雪が大変深く(膝~腰)、登山道が埋もれている。斜面をトラバースする箇所は危険だ。トレースは少しついているが、かなりの体力と時間がかかった。
○三峰方面も積雪が大変多く、同様の状況だ。
○今朝雲取山荘を出て雲取山頂へ向かったが、積雪が大変多かった。時間も倍かかり、疲れてしまった。
※積雪の情報は日々変化するので、事前に奥多摩ビジターセンターや雲取山荘・三条の湯等に問い合わせていただきたい。

続きを読む

フォトギャラリー:23枚

日の出は5時30分、駐車場は明るかった。

駐車場から1時間も歩くと富士山が見え出した。この先七ツ石山の巻き道、ブナ坂、山頂からももちろん見えた。右は御前山。

七ツ石小屋下。右は七ツ石山を経て雲取山へ。左の巻道へ進んだ。

七ツ石山の巻き道はご覧の通り日当たりでも積雪が多かった。

樹間からは白根三山が見え隠れしていた。右は北岳・中は間ノ岳・左は農鳥岳だ。

ブナ坂に到着。雪が多い(10~15㎝)がアイゼンを付けなくてもある歩けそうだ。ここから山頂まで約2時間の道のりだ。

ブナ坂分岐から雲取山頂方面。

裾野まで真っ白になった富士山。雲がかかり始めていた。

「くね松」と呼んでいる人がいた。

左は富士山右は南アルプス。写真ではぼやけていたが目視できた。

右は大洞山(飛龍山)左は前飛龍山。

振り返って見た七ツ石山。

奥多摩小屋の先から小雲取山への急登が始まった。

二つ目の急登だ。アイゼンのツメが効いているので歩きやすかった。

小雲取山山頂直下は積雪が30cmくらいあった。

新しくできた御影石の雲取山標識。積雪は10~20cm。

右は「西暦二千十七年記念」標識。標高2017mの雲取山は、2017年の山として話題になっている。

山頂で昼食を摂りたかったが小雪が舞って来て寒くなった。避難小屋の軒下へ移動した。

避難小屋外の温度計は-2度、寒いわけだ。

すべての写真を見る

装備・携行品

みんなのコメント

ログインして登山記録にコメントや質問を残しましょう

登った山

雲取山

雲取山

2,017m

関連する山岳最新情報

よく似たコース

雲取山 東京都 埼玉県 山梨県

三峰神社から雲取山へ登り鴨沢下山 1泊2日

最適日数
1泊2日
コースタイプ
縦走
歩行時間
9時間40分
難易度
コース定数
44
雲取山 東京都 埼玉県 山梨県

鴨沢から東京都最高峰・雲取山を往復 1泊2日

最適日数
日帰り
コースタイプ
往復
歩行時間
9時間45分
難易度
★★★
コース定数
47
雲取山 東京都 埼玉県 山梨県

三条ノ湯から東京都の最高峰・雲取山へ登り鴨沢下山 1泊2日

最適日数
1泊2日
コースタイプ
縦走
歩行時間
10時間5分
難易度
★★★
コース定数
48
登山計画を立てる