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オボコンベ山(オボコンベ山〜桐ノ目山・周回)2017

オボコンベ山・桐ノ目山( 東北)

パーティ: 1人 (ブナ太郎 さん )

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行程・コース

天候

晴れのち曇り

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 登山道入口まで雪はなし

この登山記録の行程

オボコンベ山登山口(8:00)・・・【休憩10分】・・・鉄塔(9:23)・・・【休憩5分】・・・桐ノ目山山頂(10:18)・・・オボコンベ山山頂(10:59)【休憩43分】・・・オボコンベ山登山口(12:56)

コース

総距離
約6.6km
累積標高差
上り約759m
下り約759m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 オボコンベ山は宮城県川崎町に位置する。子供をおんぶしたような形から、このような名がついたという説があるが、山名の由来は正確には分からない。標高は589m。山というよりも尖った岩頭である。山頂部は、わずか6畳ほどの広さしかないが、360度見渡せる展望は県内屈指である。
 今日は2年ぶりに歩いてみる。巡視路を使って桐ノ目山に登り、そこらたオボコンベ山に下って登山口に戻る。本砂子川を二回渡渉することになるが、今日はスパイク長靴ではなく、登山靴を履いた。

 8時ちょうどに登山口を過ぎる。月曜日だからなのだろうか、登山者は私一人である。林道を歩き、地震計測所を過ぎて、しばらく行く。遠くに雪を冠った山が見え、その手前で本砂子川を渡った。ここからは沢を分け入るが、思ったよりも残雪が深い。
 雪を踏み抜きながら沢を遡上し、急斜面に取り付く。濡れていて滑りやすい道をじっくり登り、鉄塔を見ながらさらにジグザグに進むと、カタクリが一輪咲いていた。さらに登って、もう一輪咲くカタクリのところで5分休憩した。ここまででおよそ1時間である。
 ここから先は残雪が出てきた。雪庇を見ながら、残雪の林床を行く。雪が緩んでいて、ひんぱんに踏み抜くため、疲労度は増す。ようやく尾根筋に出て、2番目の鉄塔に着く。9時23分。ここからは、正面に雁戸山が見える。雪を冠った神々しい姿だ。
 鉄塔からは右に下りずに、左手をまっすぐ進む。右手の方が道がはっきりしているが、こちらを進むと桐ノ目山には着かない。左手の道は、左側が崖になっていて、その上、雪が残っているので慎重に登る。雪の間からは、イワウチワの濃い緑の葉が覗くが、花は一週間程先だろう。
 ブナの間を縫って行くと、斜面はいっそう急になり、10時ちょうどに大きな雪庇に着く。ここから振り返る二口山塊から船形連峰に続く稜線の眺めは圧巻である。私が気に入っている眺望の一つだ。
 桐ノ目山山頂には10時18分に着く。山頂は雪が深い。山名板が打ち付けられていた大木は、途中から折れていて痛々しい。ここでは休まずに、オボコンベ山を目指す。
 雪道は長く続かず、途中からは土の道になる。一気に春が来たようだが、カタクリやイワウチワの花はまだ咲ていない。遠くにオボコンベ山の岩頭を見ながら、雑木林の鞍部を歩いていると、目の前に巨大な岩が現れた。マンモス岩である。この岩は、オボコンベ山の手前に屹立する大岩で、溶岩が固まったような不思議な形をしている。ここから山頂までは、もう一息である。
 山頂には誰もいない。6畳ほどの天上の楽園で、360度の展望と春の風、小鳥の囀り、時折の静寂を堪能した。
 下りは雪が残っている上に、凍っている箇所もあって、慎重に下りた。初心者や初めての登山者は、もう少し待った方が良い。4月中旬あたりに登れば、危険度はかなり下がり、その上、満開のイワウチワに会える。
 

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登った山

オボコンベ山

オボコンベ山

595m

よく似たコース

オボコンベ山 宮城県

楽しい沢歩きで鋭く尖った異色の山頂へ

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
4時間10分
難易度
コース定数
16
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