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29-5 ツープラトンの岩木山

岩木山( 東北)

パーティ: 2人 (ハンター さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

晴れ時々曇り

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 嶽温泉駐車場に駐車、嶽登山口から入山

この登山記録の行程

嶽温泉(6:00)…八合目(8:50)…リフト山頂(10:04)…鳳鳴避難小屋(10:30)…山頂(11:17)…リフト山頂…八合目…嶽温泉(14:45)
※SHPさんの記録をコピー

コース

総距離
約10.5km
累積標高差
上り約1,244m
下り約1,245m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

岩木山となると、いつも通りの前日移動。高い所で7メートルを超える雪の回廊の八甲田を越え、弘前方向へ車を走らせる。今年の雪の回廊は見ごたえあり!ただ、春お陽気で雪解け、早いかも。19時30分に三本木温泉に到着、1時間の入泉の後、岩木山神社駐車場にて車中泊、温泉で火照った体で寝袋に入り、21時過ぎには爆睡状態となる。
登山当日の4時に目が覚め、車から出て空を見ると、沢山の星は見えるが、月明りの無い岩木山方向は真っ暗で山頂部の雲の様子は確認できない。外気温はマイナス1度、地面には氷が張ってはいるが、暖かい。今日は、気温が上がるとの予報だ。
朝食を摂り、熱いコーヒーをサーモスに注いで出発。車で嶽温泉に向けて移動中、岩木山を見ると山頂部には雲が掛かっている。何とか晴れてほしいと願う。今日は、SHPさんとのツープラトン登山だ。ツープラトン?プロレスか?これが分かる人は、古い。
嶽温泉駐車場にて、待ち合わせ時間の6時前に合流、初めての顔合わせとなる。軽く挨拶を交わし、早々に準備、登山口の稲荷神社に山行安全を祈願し、SHPさんの先行で6時入山。程よく締まった雪上を歩きながらも話が弾み、適時休憩を取りながら、徐々に高度を上げて行く。
よく見ると、二人とも黒づくめの格好をしている。鬼平犯科帳の盗賊一味か、忍びか・・?忍びにしては、二人とも太り気味だなと口には出さず、馬鹿なことを独り考える。
1000メートルを越えた辺りから視界が開け、正面に鳥海山が、振り向くと間近に白神山地が一望できる。目線を下に向けると、後方の林道辺りに赤と青のウエア―を着た2人組が登っているのが見えた。青?といえば、まさか、ヤマレコのclover826さん?まさかね~っと、SHPさんと目を合わせた。
8時50分、8合目に到着、鳥海山の左脇に晴れ渡った空を背景に岩木山が雄姿を立たせた。今日は行ける!モチベーションは更にヒートアップする。SHPさんは、ここでワカンからアイゼンへと換装、少しの行動食を摂る。ここからは、雪質が変わり、脛辺りまで雪に埋もれる。足取り重く、リフトのケーブルに沿って鳥海山の斜面を登り、高度を上げる。10時04分、リフト山頂駅に到着休憩、ここで私もスノーシューとストックから、アイゼンとピッケルに換装、ヘルメットを装着する。8合目を見ると2人組が到着、早っ。この辺りから、天候は曇り空へと変わる。鳥の海火口周辺の岩は、厳しい環境下の風雪で雪の火炎模様が創られている。自然の造形美。鳳凰ヒュッテは、積雪3メートルはあるのか、屋根まで雪に埋まっている。これでは避難小屋の機能が果たせないのではないのかと思った。
気分を引き締め、トレースの着いた最初の急登に取り掛かる。場所を選び、ピッケルのシャフトを雪面に深く突き刺すと、程よい具合に固定できる。三点支持を確保しながら、ゆっくりペースで登って行く。急登中間辺りで、例の2人組が鳳凰ヒュッテにやって来た。ここで、clover826さんと確認、clover826さんも私も、積雪期の岩木山登頂は、初めてとなる。
最初の急登を登り終え休憩、直に2人組も上がって来た。しばし会話を交わした後、2人組が先行する。我々、ツープラトンはマイペースで、安全最優先。と、ここでSHPさんから、山頂直下辺りに垂直に近い斜面があり、以前、人が滑落しそうになったとの注意喚起、流石経験者、三点支持を確保しつつ、ゆっくり確実に山頂を目指す。45度はあろうかと思われる危険個所を越え、11時17分、積雪期の岩木山登頂を果たす。
山頂の小屋や社は雪に埋もれ、造形物の無い雪原状態となっている。所々に深い踏み抜きの箇所もあり、注意しながら山頂を歩き回る。山頂には、雲は掛かってはいないが、視程が悪く、残念ではあるが、近場しか確認できない。赤倉からの聖観音への稜線から弥生まで綺麗な雪原が確認できた。数名のスキーヤーが滑っている。直下の百沢スキー場も確認できる。
山頂なのに風がない。ずっと居たい気分になる。clover826さん達と写真を撮りあう最中、アクシデント発生。clover826さんの右足がズッポリと雪の中に・・・しかしながら、アクシデントにもめげず、ポーズを取るclover826さん達・・・恐るべし、オバタリアン!!ごめんなさいm(_ _)m
しばしの山頂での満足感を味わったところで、2人組の下山から間をおいて、我々も下山の途に就く。下山も三点支持でゆっくりと。2回目の急登を降りる手前で、以前、八甲田で逢った大舘からの物好きさんと再会する。SHPさんも、以前岩木山で逢ったそうであり、今日は不思議な巡り逢わせが続く。お互い、物好き=変態?の話になり、なんだ、今日は変態の集まりか、という結論となった。
さてさて、下山・・・例の2人組、下山、早っ!!リフト山頂から尻滑り、8合目下から尻滑り、あっという間に見えなくなる。唖然としてしまった。
さて、ぼちぼちお腹もすいた頃合、1000メートル辺りでラ~ンチタ~イム。
SHPさんはリッチに、高級パンと、ビーンズのスープwithウインナー。
私は、定番のカレーヌードル。高級パンのお裾分け、ありがとうございました。
食事を摂り、再び下山へ。気温上昇もあり、締まっていた雪質も緩み、重いわ、埋まるわで、疲れがどっと溜まってくる。体力落ちたな〜と感じ、今度からはペットボトル2本4kgの水を積めて特訓でもと、思ってしまった。SHPさんも疲れが見える。
長い長い林道を抜け、要約稲荷神社へ到着、無事の下山を感謝する。
14時45分、嶽温泉駐車場に到着、無事下山した。

今回初めて、パーティーでの登山を行ってみました。気心の知れた相手であれば、楽しいものですね。色々と得る事も沢山ありました。変態の集まりではないですが、山で顔見知りになった人って、中々忘れないものですね。
そして今回、SHPさんには、結構無理をさせたのではと、反省しています。時間の都合、体調、特に歩行速度・・・etc
次は、ミチノクコザクラの時期、百沢から雪渓を登りましょう。私も、ランチのバリエーション、考えておきます。
今回は、本当にありがとうございました。

PS:顔出し、まずければ消しますので、書き込みお願いします。

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フォトギャラリー:88枚

前日移動時の八甲田雪の回廊

嶽移動時の岩木山、山頂に雲が掛かる。

入山、2ショット
黒尽くめの二人

稲荷神社にて山行安全を祈願する。

今日は、朝日が眩しいです。

よく見る、砂防ダム。

白神山地が一望

いい天気です。

正面に鳥海山

振り向けば白神岳

先行するSHPさん

良い景色です。

鳥海山が間近かに

8合目下斜面、ここで林道を歩く2人を見つける。

8合目まで少し。
頑張れ〜SHP~

到着しました。

この時までは、雲の無い最高の天候でした。

左脇から岩木山
今行くよ〜

岩木山アップ

8合目看板

装備換装中のSHPさん

雲が掛かり、消え、神秘的な感じが

ワイヤー沿いに登ります。

段々と高度を上げる。

途中休憩中

再び歩き出すSHPさん

お山に雲が〜

岩木山とSHPさん

リフト山頂到着
バックに岩木山

鳥海山山頂部

かっこいいですね~

綺麗なお山です。

鳥海山山頂部

2段コブの岩木山

白神山地方向

鼻紙を出すSHPさん

気付きました

照れてます

鳳凰ヒュッテは雪の下

最初の急登

雪の造形

急登に取り掛かります。

clover826さんを確認
ちょうどヒュッテの所

白神山地方向

良い景色ですね~

上から写真

2人組が迫ってきます。

最初の急登を登った所
岩木山山頂部

2人組が先行して最後の急登に

最後の急登

2人組の辺りが超急

頑張る2人組
落ちないで〜

斜面を上から

最後の急登を登るSHPさん

横から見たらこの角度

最後の急登

2人組ショット

右足ズッポリ
clover826さん

それでもポーズを取る2人

やっと抜けました。

嘲笑うかのようなポーズ
m(_ _)m

聖観音の稜線

小屋は雪の下

弥生方向から登って来たスキーヤー

奥宮も雪の下

直下の百沢スキー場

下山するSHPさん

ガンガン降りていきます。

置いていかれそうです。

大舘の変態さん

雪の造形

腹減ったのかな~

岩木山方向

よく見たら唐揚げっぽい

リフト山頂

鳥の海火口

2人組の姿なし。

岩木山方向

アップ

白神山地

8合目到着

ラ~ンチ・タ~イム

美味しそうなスープです。
左は高級パン

定番のカレーヌードル
貧祖です。

神社に到着しました。

ヘロヘロ状態のSHPさん

駐車場に到着です。無事下山

下山すると晴れる岩木山、少し意地悪なお山です。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 登山靴
バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル
帽子 グローブ サングラス 着替え 地図 コンパス
ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 修理用具
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 非常食
行動食 テーピングテープ トレッキングポール GPS機器 ストーブ 燃料
ライター クッカー アウターウェア オーバーパンツ バラクラバ オーバーグローブ
アイゼン ピッケル スノーシュー ロープ カラビナ ヘルメット
【その他】 携帯トイレ、AMラジオ

みんなのコメント

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  • ハンターさん、いつもながら文章力がすごいです。読みながら先日の山行が鮮明に蘇ります。
    スタミナが続かずゆっくりペースに付き合っていただきましたが、これに懲りず次回のミチノクコザクラ山行もよろしくお願いいたいます。
    その時は旅の話も聞かせてださい。
    では、また!


    ・・・うすうす気づいていましたが自分の後ろ姿が完全にNHKのどーもくんでね。


登った山

岩木山

岩木山

1,625m

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