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10時間40分かけて雲取山を周回~小袖から山頂・三条の湯・お祭を経て小袖へ~

雲取山( 関東)

パーティ: 1人 (モーちゃん さん )

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行程・コース

天候

晴。強風。気温駐車場1℃(6:36)三条の湯17 ℃(13:30)

利用した登山口

お祭  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 入山 山梨県丹波山村小袖乗越にある丹波山村村営駐車場(無料・新設水洗トイレ利用可能)。下山 お祭、歩いて所畑から小袖乗越へ戻った。

この登山記録の行程

自宅4:00・・・5:27鴨沢(トイレ)5:30・・・5:36小袖乗越5:58・・・7:27堂所7:37・・・9:04ブナ坂9:08・・・9:42雲取奥多摩小屋9:44・・・10:11昼食①10:21・・・10:31小雲取山・・・10:57雲取山(撮影・アイゼン装着)11:17・・・11:43三条ダルミ1:48・・・アイゼン脱着・・・13:25三条ノ湯13:35・・・13:55後山林道終点・・・昼食②・・・15:00塩沢橋・・・15:52お祭・・・16:04所畑・・・16:40小袖乗越17:00・・・18:55自宅

コース

総距離
約24.5km
累積標高差
上り約2,432m
下り約2,626m
コースタイム
標準9時間25
自己8時間24
倍率0.89

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 新雪が4月11日(火)にまた積もったと聞いた(奥多摩ビジターセンター、雲取小屋HP)。数日で融けると思っているが、日影や高い所は雪が残っているだろうと考えた。東京ではこの日最高気温が20℃の予報であったが、念のため冬山装備・服装で出かけた。登山届は鴨沢バス停脇のポストに入れた。雲取山を往復しようと計画を立てたが、雲取山頂で三条の湯・お祭を周回しようと急遽変更した。

①小袖乗越~堂所~七ツ石山巻道~ブナ坂
 気温が出発するときは1℃で寒かったが、温かくなりそうなので、上衣は4枚にした。堂所では2枚になった。七ツ石小屋下南分岐までは積雪が全くなかったが、北分岐を過ぎると雪が残り日陰は少し凍結していた。登山道が平坦なので、アイゼンを履いていなくても通過できた。いつもは富士山と南アルプスが樹間から眺望できるのであるが、春霞に包まれて全く見えなかった。

②ブナ坂~奥多摩小屋~雲取山
 登山道は融雪している所と積雪している所があった。泥濘の状態がひどく、どこを歩こうかと悩む程であった。凍結していなかったので、ここでもアイゼンは不要であった。飛龍山が大きく見えルようになったが、やはり富士山・南アルプスは眺望できなかった。
 雲取山頂で会った人は5名。暖かいので、ここで昼食を摂る人が多かった。風が南風で暖かく感じた。パフォーマンスをした人に写真を頼まれたので、様々なポーズで撮影した。

③雲取山~三条の湯
 今までの登山道の様子から三条の湯コースも歩けそうだと考え、試しに少し下ってみた。凍結箇所があったので、念のためアイゼンを装着することにした。三条ダルミまでしっかりと雪が残っていた。この先も日影には雪が残っていたが、凍結はしていなかった。融雪箇所もたくさんあった。三条ダルミから約1時間は歩くと積雪が全くなくなったので、アイゼンを脱いだ。また登山道に土砂が流れ込み歩きにくい所があった。やや高巻きにして崩さないように歩いた。三条の湯の手前の岩場も慎重に下った(積雪・凍結無)。
 
④三条の湯~お祭
 三条の湯から林道終点までは整備された登山道だった。いよいよ後山林道歩きの開始だ。長く、単調なので、やや大股になり、腕を振って早足で歩いた。石の上を長く歩いたので、さすがに足の裏が痛くなった。

⑤お祭~所畑~小袖乗越
 携帯はずうっと圏外だったが、アンテナが立ったので自宅へ電話し、予定変更を知らせた。青梅街道を歩き、所畑バス停から農道を上がっていった。さすがに余力が残っていない。何回も立ち休みして駐車場にやっとたどり着いた。後片付けをした後、しばらく休養して帰路の運転に備えた。

○10時間40分もかかったが、完歩できてうれしかった。距離は約27㎞、歩数は約42.000歩。それにしても所畑からの最後の上りは辛かった。前回は30分間で歩けたが、今回は36分間もかかってしまった。

(参考にしていただきたいこと)
①出掛ける前に登山道の様子を情報収集。奥多摩ビジターセンター・雲取山荘HP等。ただし、状況は日々変わるので、装備・服装等対応できるようにしたい。
②使用できるトイレ ○鴨沢バス停 ○丹波山村村営駐車場(新設) ○雲取山頂 ○三条の湯
③積雪・泥濘対策 ○軽アイゼン等滑り止め ○ダブルストック ○スパッツ ○登山靴の防水

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フォトギャラリー:25枚

小袖にある丹波山村村営駐車場の様子。青梅街道からは鴨沢だけでなく、所畑からも来ることができる。

うれしいことに駐車場に水洗トイレが新設され、使用できるようになった(協力金)。

七ツ石小屋下南分岐。ここまでは登山道に雪がなかった。この先七ツ石小屋下北分岐からは積雪が所々あり、凍結箇所もあった。

七ツ石小屋下北分岐までは融雪していた。大変暖かく、ウグイスの鳴き声が聞こえた。

七ツ石小屋下北分岐を過ぎると積雪箇所が出て来た。特に日影は凍結ッしていて滑った。

樹間から飛龍山が見えたが、霞に少し包まれていた。

ブナ坂に近づくと登山道に雪がしっかりと残っていた。融けた雪が凍結し、滑ったが、平坦だったので通過できた。

ブナ坂に到着。日向にも雪が残っていた。

ブナ坂分岐から眺めた雲取山方面の登山道。

今日の眺望の主役は飛龍山だ。

ブナ坂から奥多摩小屋にかけての登山道の様子。

奥多摩小屋の手前ヘリポート付近。登山道を進むか雪面を歩くか、悩んだ。登山道は、泥濘と水たまり、雪面は7~8cmの積雪。水っぽく、淡い雪で踏むとすぐに融けてしまった。

小雲取山~雲取山へかけての登山道。泥濘は、まだ凍結状態だった。

後少しで雲取山頂だ。それにしても登山道の泥濘はひどい。

10時57分雲取山頂に到着。日当たりが良いので、融雪が進んていた。上空には青空が広がっていた。

雲取山頂も泥濘だらけで歩きにくかった。

左手前から雲取山標識、方位盤、西暦二千十七年記念標識。

雲取山の標高が2017mであるとから「2017年の山」として有名になった。

三条ダルミから下ること約20分、振り返って眺めた雲取山。

新雪は融けたが、落ち葉の下の古い雪は凍結していた。

三条ダルミから約1時間、岩場が多くなったので、注意して歩いた。

この岩場は要注意、アイゼンが滑ってバランスを崩してしまった。

登山道に土砂が流れ込んで塞いでしまったところもあった。山の上の方を高巻いて歩くと良い。

登山道が流されてしまったところもあった。高巻いて通過したい。

三条の湯の全景。一汗流したいが先を急いだ。これから登山道を20分、さらに林道を約2時間歩けばお祭に着く予定だ。

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装備・携行品

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登った山

雲取山

雲取山

2,017m

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