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行程・コース

天候

晴れ時々曇り

登山口へのアクセス

その他
その他: 電車、バス、飛行機、バス、船、歩きで宿(北国グランドホテル)。
宿から北麓野営場を経て鴛泊登山口へ

この登山記録の行程

4:00宿-4:40北麓野営場4:50-9:10避難小屋9:20-11:00利尻山11:50-12:40避難小屋12:50-15:00北麓野営場15:10-15:50ペシ岬16:00-16:20宿

・北麓野営場まで道路に雪なし。
・北麓野営場から甘露泉まで雪はあるが、途切れあり。
・甘露泉から上では連続して雪あり。
・トレースあり。
・甘露泉から長官山までは沢詰め。
・滑走は、山頂から甘露泉まで可能。

コース

総距離
約21.4km
累積標高差
上り約2,055m
下り約2,055m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

今回は、日本百名山スキーの巡業の一環として、利尻山(利尻富士、利尻岳)で山スキーしてきた。
利尻山には、2年前からのチャンスをうかがっていたが、なかなか行けないでいた。
天気、風、気温等の気象条件は勿論のこと、船での移動となるので、登山当日だけでなく、その前後の移動日の気象条件も考えなければならなかった。
時期的には、気温が高くなり雪面のエッジが効くようになる3月下旬から、積雪が多い4月中旬までに行きたいと思っていた。
そうして、やっとチャンスが巡ってきて、今回、利尻山に登頂して滑走することができた。
船旅での山スキーは、今回が初めてであった。
海から眺める利尻山は、日本百名山の中の名山といっても過言ではなく、ゆっくり移動する船からずっと眺めていられる山であった。
当初の計画では、北麓野営場に雪十分にあればテント泊2泊で行こうと思っていたが、積雪深アメダスを見ると北麓野営場に雪がほとんどない状態だったので、宿に泊まることにした。
登山当日、宿からスタートし、雪のない道路を移動して、北麓野営場に登った。
北麓野営場付近から雪が表れはじめ、甘露泉付近から連続して雪が繋がった。
北麓野営場から甘露泉付近まで登山道をシールで登り、甘露泉付近から長官山まで登山道を外れて沢を詰めて登った。
トレースがあったので道に迷うことはなかった。
長官山の下の急登部でシールからアイゼンにチェンジした。
長官山から小ピークまで登って、小ピークから避難小屋までの下りで滑走した。
避難小屋でエネルギー補給した。
避難小屋から上の登山道はしばらくホワイトアウトゾーンが続いた。
頂上に近づくとホワイトアウトゾーンの上に出た。
山頂は、山の周りだけが雲海となった眺めであった。
狭い山頂部を散策し、休憩した後、山頂から北東面を滑走した。
登山道からあまり外れないように、途中、トラバースしながら、北面へと滑走した。
途中からホワイトアウトゾーンとなり、晴れるのを待ったが、晴れそうな気配がないので、避難小屋までゆっくり滑走した。
避難小屋前で休憩た後、小ピークに登り返し、登りに使った沢部を滑走した。
このまま北麓野営場まで滑り込むと下山が早すぎるので、別の小ピークに登ることにした。
小ピークからは、登りに使った沢部の隣の沢部を滑走した。
この沢部は、トレースや滑走跡がなく、フィルムクラストになっていて、とても滑りやすかった。
オープンバーン滑走からツリーラン滑走になり、最終的には笹薮滑走となって、甘露泉付近で登山道に合流し、雪が途切れたところで滑走を終了した。
北麓野営場でシューズに履き替え、下山した。
下山途中、鴛泊スキー場に寄り道し、鴛泊港の方に行ってペシ岬に登った。
ペシ岬の北西側の海岸部では、利尻昆布干しを見ることができた。
海岸線まで降りてみると、海の中には昆布がびっしり生えていた。
生の昆布を食べてみると、ぬるっとしていて青くさかった。
利尻昆布は、天日干し等をしてゆく過程で、旨みが増してゆくのだろう。
その後、宿に戻り、夕食を食べて、温泉に入って、ゆっくり休んだ。
今回の山旅は、see to summitで利尻山での山スキーを楽しむことができ、海岸で利尻昆布にも触れることができ、利尻島らしさを感じることができる素晴らしいものだった。

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フォトギャラリー:110枚

前日。稚内港。いい天気。

前日。船から見た利尻山。

前日。宿から見た利尻山。

ここから登山当日。宿スタート。

道路から見た利尻山。

鴛泊スキー場入口。

北麓野営場前。ここまで道路に雪なし。

北麓野営場。ここでシューズからスキーにチェンジ。シューズはここにデポ。

登山道。

バリエーションルート。甘露泉付近から登山道を外れて沢状のルートを進んだ。トレースがあるので迷うことはない。

バリエーションルート。

バリエーションルート。

バリエーションルート。沢を詰める。

バリエーションルート。急登になってきたので、ここでシールからアイゼンにチェンジ。

バリエーションルート。

バリエーションルートからの眺め。

バリエーションルートからの眺め。

バリエーションルートからの眺め。

第二見晴台。ここで登山道に合流。

第二見晴台からの眺め。

登山道ショートカット。

登山道からの眺め。

登山道の石碑。

登山道から見た利尻山。日本の山とは思えない。

登山道。ガスってきたけど、気持ちがいいガス。

登山道から見た利尻山。幻想的な山容だ。

登山道。

登山道。小ピークから滑走。

避難小屋。ここでエネルギー補給。

九合目。

登山道。

登山道。

登山道。

登山道からの眺め。

利尻山頂上。

利尻山頂上。

利尻山頂上。

利尻山頂上。

利尻山頂上。

利尻山頂上。

利尻山頂上からの眺め。

利尻山頂上。

利尻山頂上からの眺め。

利尻山頂上。

利尻山頂上。

利尻山滑走。

利尻山滑走。

利尻山滑走。

利尻山滑走。山麓からこの斜面を見ると恐ろしい急斜面に見えるが、実際に来てみるとナイスな斜面。

利尻山滑走。

利尻山滑走。

利尻山滑走。トラバースして登山道の近くへ移動。

利尻山滑走。

利尻山滑走。

利尻山滑走。ホワイトアウトゾーンに突入。

利尻山滑走。ガスが取れるまで待ったが、なかなか取れなかった。新雪と古い雪と木があり、遠近感がとれたので、避難小屋まで滑ることにした。

利尻山滑走。

避難小屋。ここで食事休憩し、その後、小ピークまで歩いて登った。

小ピーク滑走。

小ピーク滑走。

小ピーク滑走。ホワイトアウトゾーンの下に出た。

小ピーク滑走。

小ピーク滑走。

小ピーク滑走。

小ピーク滑走。

小ピーク滑走。

小ピーク滑走。

小ピーク滑走。

小ピーク滑走。

別の小ピーク。時間があったので登ることにした。

小ピーク登りからの眺め。礼文島。

小ピーク登りからの眺め。

小ピーク登りからの眺め。カラスが風に乗って気持ちよさそうに飛んでいた。

小ピークからの眺め。

小ピーク滑走。

小ピーク滑走。

小ピーク滑走。

小ピーク滑走。

小ピーク滑走。

小ピーク滑走。

小ピーク滑走。

小ピーク滑走。

小ピーク滑走。

小ピーク滑走。

小ピーク滑走。

小ピーク滑走。

樹林帯滑走。

樹林帯滑走。

樹林帯滑走。

甘露泉付近の取水設備。

樹林帯滑走。

登山道合流。滑走終了。

登山道。雪が完全に途切れた。

登山道。

北麓野営場。ここでシューズにチェンジ。

道路下り。

鴛泊スキー場。リフトはないが、ナイター設備はあった。

鴛泊港付近。ペシ岬に登ることにした。

海岸部。利尻昆布干し。

ペシ岬頂上。

ペシ岬頂上からの眺め。

ペシ岬頂上からの眺め。

ペシ岬頂上からの眺め。

ペシ岬の公園。

海岸部。

海岸部。海の中は昆布だらけ。

宿到着。宿から見た利尻山。

帰りの日。鴛泊港。カラスが飛び立とうとしている。

帰りの船から見た利尻山。

稚内空港から見た利尻山。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 登山靴 バックパック
ヘッドランプ タオル グローブ サングラス 腕時計 カメラ
健康保険証 行動食 GPS機器 アウターウェア オーバーパンツ オーバーグローブ
アイゼン ヘルメット
【その他】 スキー ビンディング クランポン シール 兼用靴 ウィペット

みんなのコメント

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  • 好天になる日が少ない利尻山で、こんなお天気の良い日に登れただなんて、羨ましい限りです。
    私もGWに登山を考えているのですが、スノーシューやワカンがなくても、アイゼンだけで登れそうな雪質だったでしょうか?アドバイスをお願いします。

  • kaychanさん、こんにちは。
    私が登った日は、登りの時間帯で雪が固かったので、全コースでアイゼンだけで登れました。
    気温次第ではありますが、朝の雪が硬いうちに長官山まで登り切ってしまえば、アイゼンだけで行けそうな感じがします。
    GWは良いお天気になるといいですね。

  • 100skiさん
    こんにちは。
    早々にお返事をいただきまして、ありがとうございます。利尻登山にあたり、ワカンかスノーシューを購入しようかと考えていたので、最近登られた方のアドバイスがとても参考になります。去年のGWは悪天候で諦めたので、今年こそは100skiさんのトレースを追えると良いのですが。頂上直下のトラバースの写真で少しビビってますが、100skiさんのように楽しんできます。

登った山

利尻山

利尻山

1,721m

よく似たコース

利尻山 北海道

稚内沖に浮かぶ最北の鋭鋒

最適日数
日帰り
コースタイプ
往復
歩行時間
7時間40分
難易度
★★★
コース定数
34
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