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平石尾根とゴンザス尾根で本仁田山周回

平石山、本仁田山( 関東)

パーティ: 1人 (ガバオ さん )

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行程・コース

天候

快晴

登山口へのアクセス

電車
その他: 往)ホリデー快速1号にてJR奥多摩駅8:21着
復)ホリデー快速、JR奥多摩駅 16:18発

この登山記録の行程

JR奥多摩駅(8:35出発)-日原街道、不老バス停(9:18)-(後戻り)-向寺地橋(9:25)-
(向寺地のアカガシ、奥多摩工業曳鉄線)-平石尾根取付き(10:10)-送電鉄塔(10:43着/10:50発)
-平石山(11:50着/12:00発)-本仁田山山頂(12:25着/12:50発)-チクマ山(13:15)-ゴンザス
尾根登山口(14:15)-もえぎの湯(14:25)

コース

総距離
約12.0km
累積標高差
上り約1,227m
下り約1,227m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

登山詳細地図に載っているバリエーションルートを使って本仁田山を登って来ました。奥多摩駅の裏手なのでアプローチこそ便利ですが、その昔、氷川を秘境足らしめた急峻な山容は健在で、久しぶりに
ガッツリした急登を味わいました。

≫前日の土曜日は甥っ子の慶事でおめでたい一日を過ごし、良い気分のままに日曜山行を決め込んで
奥多摩駅に降り立ちました。  奥多摩駅が起点の周回コースなので慌てる必要も無く、駅前で登山者を
満載したバスを見送ってから、日原街道を歩き始めます。

日原街道に歩道はありませんが、思ったより車が少なく、ストレスを感じずに歩くことが出来ました。
渓谷の両岸を縁取る萌え木と青空のコントラストが鮮やかで、目に程良い刺激を与えてくれます。

向寺地橋という吊り橋で日原川を渡り、登山詳細地図に「曳鉄線探索ルート」という風変わりな名前で
紹介されている山腹道に入ります。 生憎日曜日だったので動いているところは見られませんでしたが、
石灰を運搬するケーブルトロッコが今も現役で働いているそうです。

山腹道を抜けた処に古い民家があって、おばあちゃんが背伸びをしながら山椒の若芽を摘んでいました。
おばあちゃんの手の届かない枝に若芽が残っているので、少し手伝いましょうか~、と声を掛けると
にっこり笑って、「昔から便利な道具があるんだよ~」と、先が鉤形に曲がった太めの木の杖を見せて
くれました。どうやらこれを山椒の枝にぶら下げて枝を撓ませるらしいです。採った山椒は佃煮にして
頂くそう、、、。 お達者で~と別れを告げて、教えて頂いた踏み跡から平石尾根に取付きました。

本仁田山から西に延びる平石尾根もバリエーションルートで、昭文社の地図では破線になっていますが、
踏み跡は明瞭で、危険なところはありません。 
このところ、ゆったり系の山行が続いていたので、久しぶりのガッツリ系の急登が応えました。
日原川を挟んで聳える不老山(狩倉山)の山容は思いの外大きく、南面の大岳山から北面の長沢背稜
まで、いつもと違う角度からの眺望を楽しめました。

ところで、この付近には「妙指」「日蔭指」「ゴンザス」など、「指(さす)」の付く呼称が多いのですが、
座右のガイド本によると、「さす」は民俗学で「焼き畑」を意味するらしく、夫々の場所に焼き畑農地
があった名残とだという事です。 ちなみに、本仁田山の別称は「高指山」ですね。

今や焼き畑の面影も無い「高指山」から「ゴンザス尾根」を駆け下りて、麓のもえぎの湯へドボーン。
いつもの駅前食堂で名物の刺身コンニャクを頂き、久しぶりの日曜山行もしっかり締まりました~。

本日の総歩数28,567歩、歩行距離19.2km、消費カロリー1,163kcal、脂肪燃焼量83g也。

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フォトギャラリー:49枚

奥多摩駅の隣の石灰工場、今週の主役です。

萌葱色がまぶしく映えます。

根元神社に入山のお参り。

なかなか渋めの狛犬です。まるで歌舞伎役者の様!

将門神社が摂社になっていました。不老山から遷座されたのだと思います。

思ったより静かな日原街道でした。

ちょっと行き過ぎて、不老バス停まで来てしまい、慌ててUターンしました。

細い歩道を渓谷に下って行きます。

吊り橋で日原川を渡ります。

桜ではなく、萌え木です。

左岸に渡ると大きな一軒家があります。

民家の先の分岐を右に入ると直ぐに「向寺地のアカガシ」の巨木があり、そのまま「妙指尾根」を伝って平石山に至るルートになっています。

「向寺地のアカガシ」の巨木と鬼子母神の祠。

ケーブル軌道のトロッコ、今日はお休みです。

植林帯の山腹道が続きます。

こんな遺構もありました。

この橋渡るべからず! 苔むして滑るので途中で引き返しました。

こちらの民家は20年前から空き家だそうです。

おばあちゃん、いつまでもお元気で~

平石尾根に取付きます。

送電鉄塔の場所で視界が開けます。

川苔山。

日原川を挟んで、狩倉山(不老山)です。

こちらは南の大岳山方面。この角度から見るのは初めてです。

尾根の途中の道標は無視して、そのまま直登します。

明るい尾根歩きが続きます。

平石山のピーク。標識は無く、小さなケルンがありました。

本仁田山山頂の手前にモノレールが交差しています。

ようやく山頂に到着!!

三頭山と御前山です。

下山路。鳩ノ巣側の橋が閉鎖さてていて、花折戸尾根は通れません、とありました。

ゴンザス尾根から本仁田山を振り返ります。

尾根の途中のチクマ山を通過。

花折戸尾根の分岐を直進します。

御岳山と大岳山の稜線。

登山口の脇の大山祇神社に下山のお参り。

もえぎの湯までは指呼の間です。

駅前の氷川SS名物、刺身コンニャクで、今週もしっかり締まりました~

明日は月曜。。。。早目に帰路に付きました。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池 タオル
帽子 地図 コンパス ノート・筆記用具 登山計画書(控え) ナイフ
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 携帯トイレ
非常食 行動食 GPS機器

みんなのコメント

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  • ガバオさん、こんばんは!

    本仁田山へのバリルート、お疲れ様でした!
    私も去年本仁田山に登りましたが、ガバオさんのルートは通っていません。
    静かな山行が楽しめそうな感じですね。登山詳細図でも紫のルートは上級者向けっぽいので
    私は避けてしまいがちですが、行ってみるとトロッコがあったり、おばあちゃんがいたり(笑)
    面白そうですね。
    根元神社の狛犬は確かに口元が歌舞伎役者みたいで笑ってしまいました!
    あと、「さす」は焼き畑を意味するのも初めて知りました。地名も奥深くて勉強になりますね。

  • ガバオさん、こんばんは♪

     相変わらずの渋めのチョイス、また民俗学的視点からの地名の解説等、「いよ~山家~!」と合いの手を入れさせていただきましたm(__)m。

     これまで、本仁田山には2度ほど登りましたが、ガバオさんのとったコースは登ったことがありません。機会があれば是非登ってみたいと思いますので、勝手ながらいただきました(笑)。

     それにしても本仁田山はバリエーションルートが多いですね。今回のガバオさんのとったコースに加え、私は川乗山から鋸尾根を通って本仁田山に行ったことがありましたが、この鋸尾根もたしかバリエーションルートだったような記憶があります。焼き畑となにか関係があるのでしょうか(焼き畑をするための作業道とか?)。

      ぼっけもん拝


    PS やはり狛犬ははずしませんね。さすが!

  • すーさん、こんばんは!

    コメント有り難うございます。(返事のレスが遅くなってしまってスミマセン!)

    改めてレコを拝見しましたが、すーさんも去年の今頃、本仁田山に登っていたのですね!
    「急登好きにはたまらない~」のタイトルは言い得て妙! 思わず納得してしまいました(笑)

    私も決して急登が好きなわけではありませんが、たまにはガッツリ系の登りで
    ふくらはぎに刺激が欲しくなるのも山屋の性でしょうか。。。

    低山のバリエーションルートは、何と言っても静かな山が楽しめるのが魅力だと思います。
    ただ、私も何度か失敗していますが、特に下りに使う場合は、樹林で周囲の見通しが効かな
    かったり、作業道が交錯したり・・・、低山ならではの難しさもあって侮れません。
    もし歩かれる時は、然るべき準備をして、上りのルートに使うのが良いと思います。

  • ぼっけもんさん、こんばんは!

    コメント有り難うございます。(返事のレスが遅くなってしまって、スミマセン!)

    ぼっけもんさんの去年のレコも改めて拝見しました。
    今回は日曜山行だったので短めの周回コースにしましたが、川乗山と繋げるコースも
    面白そうですね!
    それに、今回は見られませんでしたが、富士山も良く見えるんですね~

    いよいよGWに突入しますが、どこに行こうか未だ悩んでいます。
    ぼっけもんさんはじめ、皆さんがどこに行かれるか・・・レコが楽しみです!

登った山

本仁田山

本仁田山

1,224m

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