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甲武信ヶ岳 7歳長男と

甲武信ヶ岳( 関東)

パーティ: 2人 (tiger100 さん 、ほか1名 )

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行程・コース

天候

晴れ(下界では夏日となった暑い日)

利用した登山口

西沢渓谷入口  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 西沢渓谷駐車場を利用。
深夜に到着した時点で10台程度。

この登山記録の行程

西沢渓谷入口(04:30)・・・近丸新道入口(04:52)・・・徳ちゃん新道入口(05:04)・・・合流点(07:30)・・・木賊山(09:50)・・・甲武信小屋[休憩 10分](10:10)・・・甲武信岳[休憩 30分](10:40)・・・甲武信小屋[休憩 10分](11:30)・・・巻き道分岐(12:20)・・・合流点(14:05)・・・徳ちゃん新道入口(15:55)・・・近丸新道入口(16:10)・・・西沢渓谷入口(16:30)

コース

総距離
約14.7km
累積標高差
上り約1,806m
下り約1,806m
コースタイム
標準9時間5
自己11時間10
倍率1.23

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

長男との百名山15座目。

長男にとって、父親としての私にとって最長コース。
事前に長男には、長いコースだけどいつものペースを守れば日没までには車に戻れる、と伝えていたが、長男はだいぶ気合いを入れていたようだ。
最悪、引き返すことも考えていて、ポイント毎に制限時間を内々につくっていたが、この時はこれが無駄になるとは思いもしなかった。

今日は夜明けとともに歩き出す。
徳ちゃん新道の入り口までは林道歩きでウォーミングアップ。
体もいい感じで温まりギアチェンジをして登っていく。

長男の足取りはいつも通りゆっくりではあるが想定どおりのペースだ。
急登と緩斜面を繰り返しながら登っていき、長男に呼ばれて後ろを振り返ると木々の間から雲ひとつかかっていない富士山を見ることができた。

シャクナゲがポツポツと咲き始めていて、あと2週間もすればシャクナゲトンネルができあがるんだろうな。

2,300mを過ぎると凍結箇所がちらほら出てくる。2,400mを越えるころにはほぼ雪道。
木賊山方面、巻道(破風山)方面の分岐手前で長男だけチェーンスパイク装着。

木賊山までは緩やかな登りの雪道をサクサク登っていくとあっという間に山頂。
甲武信小屋までまで下って、休憩。

ここで1回目の昼食、の予定がまだお腹が減っていないとのことで、栗ようかんをシェアしておやつタイム。
小腹が満足したところで、いざ甲武信ヶ岳へ。

目の前に目標があると長男はやる気が漲ってくるようで、ほぼ標準コースタイムで行ってしまった。

この時期らしくなく北アルプスまでしっかり眺められる快晴。

今日はゆっくりしていられないので、小休止してすぐに下山しようと思っていたが、長男がどら焼きを所望。景色もいいしアドバンテージもあるしゆっくりすることに。

子供向けの山ではないからか、私たちがいた時間帯の山頂には子供はうちの長男一人。
そのせいか、多くの方に声をかけていただいた。長男は山中でトークすることが大好きなので、楽しそうにしていました。

今日の下山開始時間は今までの山で言うとほぼ下山が終わった時間と一緒なので、体力がどこまで持つか、どれだけ気力があるかを見るいい機会になりました。

残雪の下山は危険なので長男はチェーンスパイクとストック装備です。私は何もなし。
泥濘とアイスバーンと雪の道をサクサク下山。
甲武信小屋では山バッジを購入。
長男は1,000円にキラキラバッジがいいということで、がんばっているご褒美に購入。

この時点で予想到着時間よりも前には下山できそうだ。
木賊山経由ではなく巻き道を選択したが、あまり利用するヒトがいないのかすれ違うヒトも抜いていくヒトもいない。
さらに雪道が斜めになっていて長男は滑って体力を使うし精神的にもダメージ。
戸渡尾根に戻る登り返しがキツかった。
木賊山経由の方が総合的に考えるとよかったかな。
ここでかなりのペースダウンで雪道全体で15分程度アドバンテージを消化。

雪がなくなってからはゆっくりペースながら下る。下る。下る。
ロングコースの下りはやはりキツイ。
しりとりをしたり、ポケモンの話を聞いてやったり、いろんな話をしながら飽きさせないように下る。

近丸新道と徳ちゃん新道との分岐で、長男はももが限界と言い始めた。
軽くマッサージをしてやるもそれほど効果はなかったようだが、触ってやるだけで精神的に楽になったようだ。

ここでアドバンテージがゼロになり、少し焦る。
それでも日没までには余裕がある。

下っている最中、今度はふくらはぎが限界に。
ここで再度マッサージ。
ザックを背負わせていたが、ここまでしっかりがんばってきたので荷物は全て私が持つことにした。
ザックがなくなったことで楽になったようだ。

急坂を慎重に下り、緩斜面をテンポ良く下っていくと、ようやく徳ちゃん新道入口に到着。
車に着いたのは16時30分。結局、想定タイムより45分早く帰ってきましたね。

よくがんばった。長男よ。
これで夏休みに北アルプスにトライができるかな。

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装備・携行品

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登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
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コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) 健康保険証
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行動食 テーピングテープ 軽アイゼン トレッキングポール GPS機器 ストーブ
燃料 ライター カップ クッカー カトラリー

みんなのコメント

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  • tiger100さん、こんにちは。
    息子さんとの登山、いいですね!
    5/20に登ったとのことで、私も近いうちに甲武信ヶ岳を日帰りで登りたいと考えています。
    写真を見ると残雪ありじゃないですか!?息子さんはチェーンスパイク装着と書かれていましたが、tiger100さんは何もなしで登れたんですか!?
    私はチェーンスパイクやアイゼンといった装備を持っていないので、それでも登れるのかと心配です。
    残雪状況について、もう少し詳しく教えていただけると幸いです。(スパイクは不要??)
    宜しくお願い致します。

  • ぽちさん、こんにちは。
    5月20日の西沢渓谷からの甲武信ヶ岳は標高2,350mを越えたあたり(木賊山への分岐手前)からアイスバーンと残雪が出てきました。
    残雪等は樹林帯にしかなかったので、滑落する心配はないと判断し私自身は何もつけませんでした。6本爪の軽アイゼンは持っていってましたけど。

    アイスバーンは土の色になっているので、慣れていない長男は岩と思って足を置いて滑っていたのでチェーンスパイクを履かせました。見分けがつけられれば踏まずに歩けたので大丈夫でした。

    残雪部分はジャリジャリになっているのでアイゼンもチェーンスパイクもなく歩けました。チェーンスパイクを履いた長男は靴底に雪が着いて重くて歩きにくいと訴えていましたね。

    下りも残雪はかかとのキックステップで十分でしたし、アイスバーンにだけ気をつければ大丈夫でした。

    ちなみに、私達とすれ違った方々のアイゼン装着率は半々程度だったように思います。

    よい山行になるといいですね。

登った山

甲武信ヶ岳

甲武信ヶ岳

2,475m

木賊山

木賊山

2,469m

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