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中央アルプス南駒ヶ岳&越百山&仙涯嶺BCスキー2017

南駒ヶ岳、越百山、仙涯嶺( 中央アルプス)

パーティ: 1人 (100ski さん )

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行程・コース

天候

2日間とも晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 伊奈川ダム上登山口駐車場に駐車

この登山記録の行程

【1日目】
615伊奈川ダム上登山口-700福栃橋-1125越百小屋-1255越百山1325-1330中小川源頭部滑走終了地点-1410越百山-1605仙涯嶺-1840南駒ヶ岳1850-1920摺鉢窪分岐-1930摺鉢窪避難小屋

【2日目】
520摺鉢窪避難小屋-555摺鉢窪分岐620-655南駒ヶ岳710-1150南駒登山口1210-1235福栃橋-1325伊奈川ダム上登山口

・標高2300m付近から雪あり。
・仙涯嶺付近から南駒ヶ岳まで何箇所か雪渓のトラバースあり(前爪アイゼン推奨)。
・稜線部の登山道は、這松などの藪をかき分けて進んだ。
・滑走は、中小川源頭部、摺鉢窪カール。

コース

総距離
約22.0km
累積標高差
上り約2,691m
下り約2,691m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

今回は、日本二百名山の南駒ヶ岳と日本三百名山の越百山で山スキーしてきた。
当初は穂高岳で山スキーする予定であったが、出発前日に穂高の稜線部で新雪がかなり積もったようで、表層雪崩と滑落が心配されたので、穂高を止めて、中央アルプスまで南下することにした。
南駒ヶ岳と越百山は、積雪が多いと稜線部の移動が厳しいので、ある程度歩きやすくなるこのタイミングを選んでみた。

1日目、伊奈川ダム上駐車場からスタートし、林道を進んだ。
林道から見える川は、花崗岩の砂礫で浄化されていて、とてもきれいだった。
福栃橋から登山道に入り、標高2300m付近から雪が出てきた。
最初はまばらな雪だったが、越百小屋付近から連続して雪が繋がり、踏み抜きが多くて大変だった。
昼過ぎに越百山頂上に着き、東面直下の雪渓から中小川源頭部を300~400mくらい滑走した。
麓の街並みを眺めながらの滑走で、とても気持ちよかった。
越百山頂上に登り返して、南駒ヶ岳に向けて、稜線に沿って、アスレチックな登山道を進んだ。
登山道の途中、雪渓をトラバースするところがいくつかあり、緊張する場面があった。
仙崖嶺付近の雪渓で滑走し、仙涯嶺頂上を経て、さらに、南駒ヶ岳方面に進んだ。
南駒ヶ岳頂上に着いたのは夕暮れ時で、眺めは味わい深いものだった。
南駒ヶ岳頂上から摺鉢窪分岐手前まで下り、稜線部から摺鉢窪カールの底にある避難小屋に向けて滑走した。
滑走時には完全に日が沈み、ヘッドライトを点けて滑走したが、美しい夜景を眺めながら滑走することができた。
滑走を終了して、避難小屋に行くと、とてもショッキングなことになっていた。
先着の方が小屋の中に入らず外で泊る準備をしていて、話を聞くと、小屋の中に遺体があって、小屋の中で泊る気になれないのだという。
真っ暗で疲れ切った状態だったので、勘弁してほしいと思った。
先着の方が小屋の中に遺体があることを警察に通報していたが、それよりも前に警察に通報済みだったようである。
仕方がないので、遺体がある小屋の外で星空を見上げながらシュラフに包まってビバークすることにした。
先着の方に、シュラフカバーの代わりとしてツェルトを貸していただき、とても助かった。
疲れ切っていたので、遺体におののきながらも、よく眠ることができた。

2日目の朝、小屋の中を見ると、食べ物の包装が散らかった中に横たわった遺体があった。
腐敗臭はなかったが、肌が黒褐色になっていて、人種が分からないくらいに半ミイラ化していた。
これも自然の中で起こりうる悲劇の一部だと思って、合掌し、その後、下山の支度をして、小屋を後にした。
摺鉢窪カールを登り返し、南駒ヶ岳頂上に登り、登山道、林道を経て、登山口駐車場まで下山した。
下山途中、避難小屋方面にヘリコプターが飛んで行ったので、遺体が回収されたのかもしれない。
今回の山行は、強烈に記憶に残る山行の1つになるのだろう。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 トレランシューズ バックパック
ヘッドランプ タオル グローブ サングラス 腕時計 カメラ
健康保険証 行動食 GPS機器 アウターウェア アイゼン ヘルメット
【その他】 スキー、シール、クランポン、ウィペット

みんなのコメント

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  • こんにちわ。
    1つ教えて頂きたいことがあります。
    実は、この三日後ぐらいに摺鉢窪避難小屋に泊まりました。
    遺体の話は知ってました。
    で、ご遺体はどこに安置されてましたでしょうか。入って、右手/左手、手前/真ん中/奥で教えて頂ければと思います。
    思い出したくないことかも知れませんが、教えていただければと思います。

  • 遺族、警察官、小屋管理者の気持ちを考え、詳しい状況をネット上で答えることは差し控えたいと思います。ご理解ください。

登った山

仙涯嶺

仙涯嶺

2,734m

越百山

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2,614m

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