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梅雨の晴れ間の越前岳(ヒヤリハット体験追記)

越前岳( 関東)

パーティ: 1人 (ニャゴニャゴ さん )

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行程・コース

天候

晴ではあるが、富士山は雲の中

登山口へのアクセス

バス
その他: 往路は十里木までバスを利用し、復路は愛鷹登山口からバスに乗車。

この登山記録の行程

十里木BS(9:15)・・・十里木高原(9:25)・・・展望台(9:41)・・・馬の背(10:22)・・・富士山展望の平坦地(10:58)・・・勢子辻分岐(11:40)・・・越前岳山頂(11:50)[休憩40分]・・・富士見台(12:48)[休憩5分]・・・鋸岳展望台(13:30)・・・富士見峠(13:55)・・・山神社(14:50)・・・愛鷹登山口BS(15:05)
※富士見峠から山神社まで55分も掛かったのは、途中転倒して怪我の手当てをしたため。

コース

総距離
約7.5km
累積標高差
上り約667m
下り約838m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 もっと早い季節に計画していた越前岳登山であったが、延び延びになって、梅雨の晴れ間を狙って決行した。富士山を南側から見る絶好のコースであるだけに、富士山が雲に隠れて見えなかったのは何とも残念だった。
 十里木高原からは、平均勾配25.5%、平均斜度14.3度の登りが2.5㎞続く。所々で小休止して、息を整えながら登るとよい。この季節、樹林帯の登りは蒸し暑く、アブやブヨなどの虫がまとわりつく。唯一爽やかな涼風が吹いたのは、山頂から富士見台までの稜線。6月は早くもオフシーズンかもしれない。
 コースの特徴としては、登山道が雨水で深く抉られて歩き難く、所々倒木もあって通行できない個所もある。そんなところは、すぐ脇に狭い登山道ができており(避けて通るうちに道になった?)、こちらの方がずっと歩きやすい。特に、山頂から富士見峠の下りは、抉れが顕著な個所がいくつも続き、左右に避けて下って行く。
 もう一つの特徴は、山神社への下りは湿っており、岩が苔むして滑る。部分的に傾斜が強い個所があり、そういう場所では要注意。私は岩で滑って転倒し、止まらずに3~4m転がり落ちて怪我をしてしまった。
※怪我をした時の状況は、最後の写真に記載しています。

 今回はあまり良い印象がなかったが、今後機会があれば、真冬に登ってみたい。

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フォトギャラリー:37枚

十里木バス停から10分足らずで、登山口がある十里木高原駐車場に到着。きれいに舗装整備され、登山客だけでなく、展望台ハイクや散歩の方々もいらっしゃるようだ。この日は平日のため、まばらであった。

駐車場にはきれいなトイレが設置されており、気持ちよく利用できる。

登山口からは整備された遊歩道が、展望台まで伸びている。2歩毎に踏み上げる歩幅となるので、左右の足を替えながら登らないと、片方だけ疲れる。

ひと汗掻いた頃に、展望台に到着。

十里木高原展望台から富士山方向を望むも、残念ながら富士山は雲の中。御殿場からのバスの車窓から富士山が見えたが、30分足らずで雲に隠れてしまった。

展望台の先は草地に低木が混じるようになり、ノイバラが咲いていた。

振り返って見ても、やはり富士山は雲の中。

2つ目の電波塔辺りから眺める越前岳は、船形をしている。そこに至る樹林帯の中に、これから登るルートがある。

馬の背見晴台に到着。テーブルとベンチがあり休憩に最適である。これまでもそれなりの登りであったが、これから先が本格的な登りなので、ここで休んで行きたい。

馬の背見晴台からも、本日は富士山は見えなかった。

本日の目指すピーク越前岳は近付いてはいるが、まだまだ先だ。ここからは、やや狭い尾根を登って行く。このルートの急所で勾配もそれなりにある。

富士山展望の平坦地に到着。平坦地というほど広くはなく、尾根の登りがひと息ついた程度。

この平坦地からも、富士山は姿を現さなかった。

ここまで登ってきた馬の背の登山道を振り返る。赤土と石と木の根がミックスした、勾配がきつい登りであった。

この先も、やや勾配が緩むものの、急な登りが続く。この辺り、アブやブヨが多い。

かなり登った後、勢子辻への分岐に到着。ここまで来ると樹林が低くなり、頂上が近いことを感じさせる。

この先も登山道が雨で浸食された深い溝がある。

勢子辻の分岐から登り続けて行くと勾配が緩み、ひょっこりと出た感じで、越前岳山頂に到着。

方傾斜でやや広い、赤土の広場が越前岳山頂。

テーブルとベンチが3組設置されており、昼食休憩に最適です。本日の昼食は特製カニ雑炊と、デザートにバレンシアオレンジ。美味しく食べました。

富士山は、相変わらず姿を現しません。

駿河湾と伊豆半島が望めます。

富士市街と駿河湾が眼下に広がっています。

山頂には二等三角点があります。標高1504m。
山頂を出発すると、富士見峠に向けて、尾根道を下ります。

山頂から少し下ると富士見台に到着。旧50銭札の絵柄に採用された、撮影者・岡田紅陽の解説板と脚立が立っている。

岡田紅陽さんが撮影したというスポットからの、本日の眺め。とうとう本日は、富士山は姿を現しませんでした。天気予報外れ。

富士見台からは、下りの傾斜が増します。岩と木の根が混じった尾根筋を下って行きます。

右側に北白ガレンの崩崖地を望む尾根を通過します。登山道は左側を巻いているので、危険はありません。

ひたすら下って行くと、鋸岳展望台に到着。展望台というイメージとは程遠い、右側に樹木を切り開いた尾根の通過点。

展望台から見る眺望。中央が鋸岳で、その左の三角のピークが位牌岳。

雨水で深く抉られた、かつての登山道を左右に避けながら下り、辿り着いたのが富士見峠。ここまで来れば、後は見えた。ゆっくり休憩とします。

富士見峠から振り返る尾根道はやさしく見える。

富士見峠から山神社への下り。急傾斜で先が見えず、今までの下山道とは雰囲気が異なる。なんか嫌な予感。

峠から下って直ぐに、右岸に立つ愛鷹山荘に到着。無人であるが、荒れている様子はない。どのような方が利用しているのだろうか?

愛鷹山荘横から真直ぐ下を見ると、この沢が見える。ここを下るのかと思いきや、、、

沢を横切った左岸に登山道(下山道)が続きます。でも何か変???

ここが転倒した現場。写真上部の梯子は無事通過。その下に1mほどの岩の段差があり、写真右の岩に左足を掛けフリクションで降りようとしたが、滑り出して止めることができず、2回転半して倒れた。左足と右肩を強打して動くことができず、しばらくして、痛み止めをスプレー。そのまま下山した。写真左手にはロープが見えるが、使えない。最も安全な方法は尻餅をついてズルッと滑り降りることだった。自分の判断の甘さ。肩の怪我は脱臼寸前のじん帯損傷であった。運が悪ければ、遭難につながる事故であった。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ 着替え 地図
コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ツエルト
健康保険証 ホイッスル 医療品 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食
行動食 テーピングテープ トレッキングポール GPS機器 ストーブ 燃料
ライター カップ クッカー
【その他】 エマージェンシーシート、サポーター

登った山

愛鷹山

愛鷹山

1,504m

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