行程・コース
この登山記録の行程
馬返し(03:07)・・・一合目(03:46)[休憩 10分]・・・八合目避難小屋(05:50)・・・不動平避難小屋(06:01)・・・岩手山(薬師岳)(06:36)[休憩 20分]・・・不動平避難小屋(07:26)・・・八合目避難小屋(07:34)[休憩 5分]・・・五合目(08:09)[休憩 5分]・・・一合目(08:55)・・・馬返し(09:20)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
前日は八幡平を散策した後、近くにある秘湯藤七温泉(混浴露天風呂で有名)で温泉を堪能(ほぼ貸し切り状態)、馬返し駐車場に19時前に到着。初の車中泊は20時に就寝して翌日の登山に備えましたが、岩手県の夜を舐めてました・・・あまりの寒さに中々眠れず1時間おきに目が覚めます。仕方なく寝ることを諦めて2時30分に出発の準備を始め、辺りはまだ暗いですが3時から登り始めることになりました。
ヘッドライトの使用は槍ヶ岳の山頂アタックに使用した以来で、山の中(樹林帯)での使用は初めての経験。ここで気が付いたことは、光の強度が少し弱いために足元しか照らすことができず、先を見てのルート選択が難しいことです。また、電池の予備を持っていなので、ここで電池が切れたらと思うと非常に心細い状況でした。ヘッドライトの再考、予備電池の所持は必須であると実感しました。
暗闇と熊の恐怖に怯えながらの単独行の影響か、前半の樹林帯ではかなりのハイペースになってしまい、4合目付近ですでにバテ気味に・・・この時点では空も明るくなり、所々に景色の望めるポイントがあったので、ペースを落として休憩を取りながら登ります。それでも7合目まではずーっと登り、男体山を思い出しました。
7合目に着いて一息入れ、ふと振り向くと岩手山の全容が目に飛び込んできます!これまでの疲労が吹き飛ぶような景色にテンションも上昇。
7合目から8合目避難小屋、不動平避難小屋までのほぼ平坦な道を進むと、いよいよ山頂に向けて最後の登りに取り付きます。火口に着くと岩手山の山頂、薬師岳まではもうすぐ、周辺の景色に見入っていたら、気が付けば山頂に到着していました。
山頂には誰もいないため一人で360℃のパノラマ景色を堪能しました。
思い返せば、ここまで8合目避難小屋で宿泊していた1人以外誰ともすれ違っていません。その男性も自分の後方から山頂目指して登ってきています・・・もしかして本日1番乗り?などと考えながらの朝食タイムでした。
下山はお鉢を時計回りに一周。7合目からは旧道を降りる予定でしたが、旧道に下る場所で一瞬道を間違えました。旧道へは7合目標識から新道と旧道に分岐しているのですが、その場所から少し山頂に向かった場所にケルンが立った尾根?崖?のような場所があります。そこへ迷い込んでしまったのです。少し下って行きますが登山道の目印が全くないことに気付き、すぐに引き返しました。ケルンが建っているのでそこまでは行けるのでしょうが、その先がどうなってるかは分かりません。
7合目まで行くと標識に旧道との分岐の記載があります、地図でも7合目に分岐があることは確認していたのですが、ケルンを見ただけでそこが旧道であると思い込んでしまったようです。単独なだけにもっと慎重さが必要と反省です。
さて旧道からの下りルートはと言えば、小さな石が多いザレ場でしかも急なため非常に滑りやすくなっています。注意はしていましたが、2回ほど滑って転んでしまいました。
旧道と新道どちらを下りに利用するのか?どちらが一般的なのかは分かりませんが、新道には滑りやすい場所はあまりありませんが、道が終始狭いのですれ違いは大変かもしれません。旧道の滑りやすいざれ場は道が広いのですれ違いは気になりません。どちらが正解なのか考えながら下っていき気が付くともう2合目でした。
9時過ぎに駐車場に着くと、盛岡市内の銭湯で汗を流し、12時の新幹線に乗車。
反省点もありましたが、天候に恵まれ素晴らしい単独山行となりました。
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