行程・コース
天候
曇り時々晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
道路脇に5~6台程度駐車可。
この登山記録の行程
熊渡(05:20)・・・カナビキ谷出合(05:45)・・・ガマ滝(06:10)・・・一ノ滝(07:15)・・・滝見平(08:25)・・・双門(08:55)・・・ザンキ平ノ肩(09:15)・・・河原小屋跡(10:08)・・・樋ノ谷出合(11:00)・・・狼平(11:35)・・・弥山(12:28)・・・弥山小屋着(12:38)発(13:00)・・・八経ヶ岳(13:25)・・・明星ヶ岳(13:45)・・・日裏山(14:15)・・・高崎横手(14:25)・・・カナビキ尾根分岐(14:55)・・・・カナビキ谷出合(15:40)・・・熊渡(16:00) 計10時間40分
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
オオヤマレンゲの咲く7月上旬。まだ梅雨時期なので天候を見定めてこの日の決行を決意。コースが長いので状況によっては、狼平から折り返す、弥山小屋泊、行者還トンネルへの下山などエスケープルートを頭に入れつつ早朝スタート。
前々日まで雨だったため川の水量は比較的多めだったが、渡渉に困るほどではなかった。それより谷沿いのためか、じめじめしており岩が非常に滑りやすくなっており、ちょっとしたことで転びそうになる。日陰の岩場は要注意。序盤戦で何度も滑ったが、それも核心部で滑落しないための警告と考えて、慎重に進んで行った。
双門コースは関西でも屈指の難関コースと言われるだけあり、一ノ滝からザンギ平ノ肩までのハシゴの連続する難所の急登は体力的に最もしんどかった。地図上で水平距離約1Kmくらいのところを1時間以上かけて登るだけある。しかしそこから先も滝を高巻くのにアップダウンが連続するので、狼平までは油断できない。狼平から先は、危険な箇所はなく、余力があれば山頂をめざし、なければ下山すればよい。
ルートは赤リボン、ケルンをたどれば間違えることはない。細かくマークがあるので、周りを注意深く見れば、必ずどこかに道を示すマークが見つかる。渡渉するポイントも多いので対岸を含め、周りをよく見れば迷うこともない。注意すべきは、やはり岩場(低部を含む)での滑落だと感じた。
目的のオオヤマレンゲは、まだツボミが多かった。次週あたりが満開かと思うが、梅雨時期でもあり、なかなか晴れたを狙っていくのは難しい。
明星ヶ岳からの復路は、なだらかな下りでスピードが出せるところ。カナビキ尾根登山道にある尾根を急に外れるいくつかのポイントさえ間違わなければ、思ったより早く戻ってこれる。
岩でボルダリングしたり、ハシゴを延々登ったり、急な岩場を鎖を伝って上下したり、渡渉したり、しまいには鉄筋の空中歩道、鉄梯子、岩くぐりなどいろんなアトラクションのある面白いコースだった。
フォトギャラリー:67枚
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[熊渡]すでに2台駐車していたが、渓流釣りの人でした。この日コースを登ったのはたぶん1人だった。
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ISO: 250 Speed:1/30 f値:3.5
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[熊渡]登山届を出す。名物の看板がとにかくすごいコースであることを示す。
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ISO: 250 Speed:1/30 f値:3.5
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[カナビキ谷出合]左に折れ、河原へおりていく。
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ISO: 800 Speed:1/60 f値:3.5
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[白川八丁]静かで幻想的な場所。
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ISO: 500 Speed:1/40 f値:3.5
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[ガマ滝手前]岩場に矢印のペイントがある。この岩場をへつるのかと思いきや、対岸にある桟道を示しているようだ。
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ISO: 800 Speed:1/40 f値:3.5
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[ガマ滝]初めての滝。右岸を巻く。
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ISO: 800 Speed:1/6 f値:4.2
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登山道脇にはヤマアジサイ。
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ISO: 800 Speed:1/8 f値:3.5
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[弥山ダム]ガマ滝からすぐのところ。
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ISO: 800 Speed:1/20 f値:4.5
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岩場をトラバースする。斜度はないが、とにかく滑りやすいので、何本かある垂直に垂れ下がる鎖を頼りに進む。
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ISO: 500 Speed:1/4 f値:3.5
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崩れた橋の下をくぐるのが正規ルート。
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ISO: 800 Speed:1/8 f値:3.5
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初めての渡渉ポイント。ここで用意したマリンシューズに履き替える。
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ISO: 400 Speed:1/6 f値:3.5
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[一ノ滝手前]岩を登る有名なポイント。手足の掛ける場所が意外とあり、難なく登れる。
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ISO: 400 Speed:1/15 f値:3.5
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[一ノ滝手前]奥の橋へ取りつくのに、やむなく正面のロープを使う。本当は左から巻くのがよい。
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ISO: 800 Speed:1/30 f値:3.5
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[一ノ滝吊橋]一ノ滝を背に吊橋を進む。この先、二ノ滝がないなぁと思っていたら、一ノ滝の上段に見えたのが二ノ滝でした。
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ISO: 100 Speed:1/50 f値:3.5
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急登の途中で、岩の間をくぐっていく。
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ISO: 800 Speed:1/20 f値:3.5
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いよいよ急登が始まり、ハシゴが連続する。
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ISO: 500 Speed:1/30 f値:3.5
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道脇にコアジサイ。ハシゴはどんどん続く。
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ISO: 800 Speed:1/200 f値:3.5
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やせ尾根をハシゴで越えて行く。こんなところはハシゴなしでは登れない。
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ISO: 800 Speed:1/80 f値:3.5
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やせ尾根を振り返る。かなりえぐいところを登ってきた。
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それでもハシゴは続く。ハシゴは一定のリズムで登りやすいが、ペースを意識的にゆっくりめにしないと、しんどい。
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ISO: 250 Speed:1/30 f値:3.5
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いよいよ水平部分もハシゴになった。
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まだまだ続くが、少し明るくなってきた。
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ISO: 100 Speed:1/250 f値:3.5
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ハシゴの先は鎖場だった。
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振り返ると、さっきまで遡行してきた弥山川が眼下に広がる。奥には稲村ヶ岳が見える。川面から一気に高度を稼いだ。
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ISO: 100 Speed:1/250 f値:3.5
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[滝見平]双門ノ滝にようやく出会える。右真下に川面が見え、すごい場所にいることがわかる。
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しかしまだまだハシゴは続く。
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遭難碑を足元に、頂仙岳がよく見える。
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ISO: 100 Speed:1/250 f値:3.5
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遭難碑から少し登ったところからルートを外れ、ワイヤーぐるぐる巻きの木を発見。
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その先、ワイヤー伝いに谷を渡ると、倒木があり、右下へ下る。
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ISO: 640 Speed:1/250 f値:3.5
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[双門]少し下ると、突然、大きな口を開く双門にたどり着く。こうもりらしきものが飛び交っている。倒木からは踏み跡、黄色テープあり。
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ISO: 800 Speed:1/125 f値:4
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[ザンキ平ノ肩]コースに戻って少し登ると到着する。
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[ザンキ平ノ肩]ここから一気に川辺まで下りる。
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ISO: 100 Speed:1/160 f値:3.5
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また河原を進むコースに戻る。
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滝を高巻く場所では、まだハシゴの上下が続く。
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[河原小屋跡]山抜け跡の岩の間を進む。ケルンが目印となる。
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ISO: 100 Speed:1/320 f値:3.5
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再び綺麗な警告を進む。
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赤リボンを目印に、左岸に渡る。
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ISO: 100 Speed:1/40 f値:3.5
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鉄筋が打たれた「サザエ岩」を進む。
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今度は右岸を進む。
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盆栽みたいな岩上の森。
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ISO: 250 Speed:1/250 f値:3.5
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[樋ノ谷出合]赤リボンをたどってきたが、次がわからない。よく見ると右側の岩に鉄筋が打ってあり、ここを進む。
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名物宙ぶらりんの「鉄梯子」。
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そのすぐ先にはこちらも名物「空中歩道」。岩壁に打たれた鉄筋をステップに聖門ノ滝をトラバースする。
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ようやく狼平到着。6時間超かかるだけあり達成感がある。
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弥山へは木階段で進む。登りやすいが距離もあり、歩幅が一定になり結構しんどい。
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ISO: 500 Speed:1/250 f値:3.5
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登山道脇に、満開のオオヤマレンゲを発見。弥山まではこの1本だけだった。
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大きくて、柑橘系の匂いがする。その綺麗さに感激する。
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雨が多い場所だからか、稜線でも道の脇は苔がこんもりしている。
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倒木が増え、山頂近くの雰囲気がただよう。
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[弥山小屋]狼平からゆっくりした傾斜だったので何とか登ってこれた。
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ISO: 100 Speed:1/400 f値:3.5
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[弥山山頂]あまり眺望はよくない。
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ISO: 100 Speed:1/500 f値:3.5
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[弥山小屋前]一息入れてから、八経ヶ岳を目指す。
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ISO: 100 Speed:1/50 f値:3.5
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道は明るく歩きやすい。また登山者も多い。
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ISO: 100 Speed:1/320 f値:3.5
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フェンスで囲まれたオオヤマレンゲ保全区域に入る。
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ISO: 250 Speed:1/250 f値:3.5
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先ほどの1本だけと違い、ここは大群落となっている。
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ISO: 100 Speed:1/60 f値:3.5
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両側はオオヤマレンゲの大群落で、振り返ると弥山が見える。
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別名の天女花のとおり、華憐に咲いている。
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ISO: 100 Speed:1/800 f値:3.5
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咲いているものよりツボミのほうが多い。満開は1週間ぐらい先かも。
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ISO: 100 Speed:1/400 f値:3.5
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[八経ヶ岳山頂]近畿最高峰へ到着。梅雨時期にしては、眺めがいい。
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ISO: 250 Speed:1/250 f値:11.5
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[八経ヶ岳山頂]南には、手前の明星ヶ岳から、七面山、仏生ヶ岳、釈迦ヶ岳まで見える。
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ISO: 100 Speed:1/640 f値:3.5
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[八経ヶ岳山頂]北側はさきほどいた弥山が対面している。
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ISO: 100 Speed:1/500 f値:3.5
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さらに奥駈道を南下して、栃尾辻への分岐にきた。
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ISO: 100 Speed:1/320 f値:3.5
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[明星ヶ岳山頂]八経ヶ岳、弥山と並んで見える。
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ISO: 100 Speed:1/640 f値:3.5
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下りはなだらかな樹林帯を進む。踏み跡も明瞭でどんどんスピードがつく。
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ISO: 640 Speed:1/160 f値:3.5
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[高崎横手]途中は単調な下りで、眺望もないので下ることに集中したら、あっという間に着いた。
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ISO: 100 Speed:1/60 f値:3.5
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頂仙岳付近は大峰らしい明るい道を行く。
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ISO: 100 Speed:1/125 f値:3.5
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[カナビキ尾根分岐点]「金引橋→」と白い看板がある。この先は薄暗い人工林帯をひたすら下りていく。道は尾根沿いを左右に振れながら進むので、折れ点に注意すること。
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ISO: 100 Speed:1/60 f値:3.5
装備・携行品
登った山
弥山
1,895m
大峰山
1,915m
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