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子連れ百名山〜084飯豊連峰(前夜泊)

飯豊山(2105m)( 東北)

パーティ: 4人 (unchikutareo さん 、ほか3名)

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行程・コース

天候

晴れときどき曇り

利用した登山口

登山口  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 往路:東京~東北道~郡山JCT~磐越道~西会津IC~若松街道~弥平四郎登山口P
復路:弥平四郎登山口P~若松街道~西会津IC~磐越道~郡山JCT~東北道~東京

弥平四郎~登山口までにゲートは、山菜&キノコの時期は閉まっていることがあるとのこと。登山者は住民に言えば開けてくれるというが、今回は大丈夫でした。最後の数キロは未舗装路なので4WDがおすすめ。

弥平四郎登山口駐車場:30台、簡易WCあり。

この登山記録の行程

登山口(05:13)・・・上ノ越(07:08)[休憩 5分]・・・疣岩山(09:02)[休憩 3分]・・・三国小屋(09:38)[休憩 22分]・・・切合小屋(11:27)[休憩 10分]・・・本山小屋(13:21)[休憩 13分]・・・飯豊本山(13:45)[休憩 1分]・・・本山小屋(14:00)[休憩 4分]・・・切合小屋(15:25)[休憩 12分]・・・三国小屋(16:55)[休憩 12分]・・・疣岩山(17:44)・・・上ノ越(18:49)[休憩 6分]・・・登山口(20:30)

コース

総距離
約23.3km
累積標高差
上り約2,589m
下り約2,589m
コースタイム
標準14時間45
自己13時間49
倍率0.94

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

息子小4、娘小6
 今回は反省点の多い山行となりました。先週は御嶽山断念だったので、今週は何とかしたいと、気合を入れて好天予報の飯豊連峰へ。もちろん、最高峰の大日岳も含めて縦走したいけど、日程の関係上無理。やむなく主峰の飯豊本山のみを日帰りで狙う。ルートは、中津川口(大日杉小屋)、川入(御沢野営場)、弥平四郎を検討。最短コースの弥平四郎をチョイス。
 東京を夕方に出て、東北道へ。道の駅 西会津で車中泊するが、暑くて睡眠不測気味。起床して朝食食べて、弥平四郎登山口へ。0500出発。まずは新コースで上ノ越を目指す。虫対策でネットを被り、長袖の上に半そでレイヤーの私。湿度の高い空気と、いきなりの急登で異常発汗。そして休まないと、すぐに動けなくなる。ママの指摘で長袖を脱ぎ、ズボンを短パン状態にすると、汗が引いてきて少し楽になる。時間をかけて上ノ越に出る。ここから強い日差しを浴びながら巻岩山をアップダウンしたりして削られる。正直リタイヤが頭をよぎる。とりあえず三国小屋まで行って決めることに。途中の残雪を頭や背中に入れると急速に回復。ヒメサユリなどの花を愛でる余裕も出てきた。三国小屋の裏の日陰で休憩しておにぎりを食べる。
 三国小屋から下って、はしごを登り、種蒔山に登る。切合小屋手前の雪渓で体も冷えて体調がさらに回復。切合小屋で水分補給。水もふんだんにあり嬉しい!と思ったら、昨日の夕方にやっと水を引いてこれとのこと。「感謝の気持ちで使ってね~」と小屋のご主人。ここから雪の斜面を登って、草履塚へ。下って姥権現、さらに登って御秘所を通過。本山小屋が見えた~。でも、その前の登りがつらい。予定より大幅に時間超過。食事休憩して、手ぶらで、本山へ。涼しく(このときは涼しくて好調)、飯豊連峰の雄大な景色を堪能。
 帰りも、アップダウンがきつい。三国小屋で「夕方以降はトンボがいなくなるとブユが元気になるよ」と言われ、ズボンを長ズボンに戻し、ネットを被る。暗くなる前にとりあえず上ノ越まで行きたい。少しペースを上げると私に熱中症の症状が再発。途中で全く動けなくなる。ママに「あと1時間だけ頑張って!」と叱咤激励されるが、動けない。情けない。やがて登山道も真っ暗になる。頭から水を被り、ザックを家族に担いでもらうが、よろよろで転倒、転落!(頭から落ちましたが、たまたま九十九折だったのでショートカットしただけで澄んだ~)しながら下りる。駐車場に着いたときは、家族皆「着いてよかった~」。ほんとにご迷惑おかけしました。遅くなりすぎて風呂にも入れず。
 予想した以上のロングコース。これからの時期は個人的に熱中症対策が必須(ママも頭痛がすると言っていた)で、無理な日帰りは禁物と痛感。花と景色が美しい山だったけど堪能する余裕なし。これで東北の百名山コンプリート。一生のうちでも最も思い出に残る山の一つとなった。
 反省点として。もともと熱射病になりやすい体質(以前、酷暑の神津島の磯で大物釣りをしていて、大型のエイと格闘直後に発症。以来、ちょっと日差しに当たったりするだけで瞬殺されることも)なのに、前日の睡眠をしっかり取らなかったこと。ブヨ対策で厚着気味だったこと。熱射病発症と再発の判断が遅れたこと。再発したのに対策せずに無理をして限界まで歩いたこと。無理をする行程(やはり宿泊予定とすべきだった!)を強行したこと。反省だらけです。助けてくれた家族全員に感謝です。

弥平四郎登山口~疣岩分岐:がけの部分は崩れており注意。
疣岩~三国小屋:残雪少し
三国~切合小屋:雪渓あり、一部ステップをおりる。
切合小屋~本山小屋:いきなり残雪斜面登り
三国小屋:WCあり、水場なし、飲料、軽食販売あり。
切合小屋:WCあり、水場あり(7/9~!)。飲料販売あり。
本山小屋:WCあり、水場はまだ雪の中。飲料販売あり。

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装備・携行品

みんなのコメント

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  • 思い出しますね~!!しかし、往路が新道の直登とは・・・御見それしました。
    秋口に私が往路で通った新長坂ルートは、水場もあり、距離は長いんですが、歩きやすいルートでした。今の時期、新道しかチョイスできないとは、残念でしたね。
    飯豊山は、水が旨く、しかも水場が多いので、荷物が軽減できていいですよね。
    私は2週連続で、幌尻岳、飯豊山と登りましたが距離がとにかく長いので、ペース配分さえ間違えなければ難しくないお山と思っています。
    次に幌尻岳を狙うのであれば、水の確保が難しいですよ。全てが要煮沸です。
    幌尻山荘側からの登りは渡渉がポイントとなります。水かさがあれば、渡れません。
    新冠側は、とにかく距離があります。私の場合は、水を8.5リットル持参しました。
    作戦をしっかりと立てて、無理は禁物ですよ〜パパさん。
    新冠側から行く場合は、ふかふか亭さんから情報取りをすればいいと思います。

  • ハンターさん
     新長坂ルートも通行可能だったのですが、往路は新ルートの方が若干コースタイムが短いということで決めました。帰りは、同タイムなので新長坂ルートを行く予定でしたが、その辺を行きに県警ヘリが捜索しているのが見え、途中の小屋で「遭難して、まだ見つかっていない登山者がいる」との情報を聞き、さらに帰りが暗くなることが判明し、知ってる道が良かろう、ということでピストンになりました。水場も切合しかなく、もう少ししてからが良かったのかもしれません。
     ポロシリ。新冠からを考えていますが、ちょっと心配になってきました。最近は混雑しているらしいです。

登った山

飯豊山

飯豊山

2,105m

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