(2011年6月1日配布)
山と人Interview 山野井泰史
文=成瀬洋平、写真=柏倉陽介
特集 白馬岳アゲイン
監修・写真=中西俊明 文=長谷川哲
Gear & Shop 好日山荘 池袋西口店
文=伊藤俊明、写真=山田真人
登山よろず相談所 雲上の人生相談 悩むが山
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径なき渓を彷徨う 秘められた世界
文=高桑信一
The Rope Work 結び目の王者・エイトノット
文=柏 澄子、イラスト=江崎善晴
東西、山の博物誌 東の尾瀬、西の大山
文・写真(大山)=大西嘉正、写真(尾瀬)=花畑日尚

あと数日で4月だというのに、山の斜面にはまだら模様のように白く雪が残っていた。奥多摩湖を見下ろす小高い斜面に建つ、ベージュのペンキで塗られた一軒家。
軒先の池には大きな赤い金魚が泳ぎ、裏手には小さな家庭菜園がある。山野井泰史さんは妻の妙子さんとふたりでこの家に暮らしながら、山とクライミングの日々を送っている。
「年齢的なことや手足のことを含めて、岩も氷も雪山も高いレベルでオールラウンドに登れる理想的なクライマーにはもうなれないと、どこかであきらめてるんだと思います。この数年けっこう試行錯誤して努力したんだけど、悲しいかな、それはもう無理だなって」
淡々と、ひとつひとつの言葉を選んで山野井さんはそう語った。
2002年秋、ヒマラヤの難峰ギャチュンカンに北壁から単独で登頂。しかし下降路を悪天に阻まれ、途中で待っていた妙子さんとともに度重なる雪崩の襲来に耐えながら高所でのビバークを繰り返し、決死の下山を続けて奇跡的な生還を果たした。このときの凍傷で手足の指を合わせて 10本失う。
「指を切ったあと、一瞬もう山を止めようかなとも思ったけど、やっぱりまた始めたいなぁと思い直しました。雪山を一生懸命ひとりでラッセルしてる姿なんかを想像すると、たまらなくなってくるんですよね。原色のヤッケを着て、腿くらいまで雪に潜って、激しい呼吸をして、紫外線が強かったり、斜面の色合いや、山頂が見えたり見えなかったりして……その映像がクリアなんです」
※山野井泰史さんのインタビューの続きは、GUUDEIのPDFをダウンロードしてご覧ください。
PDF 9.8MB

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