アンケート結果を反映! 『ワンダーフォーゲル』の最新号はソロ登山特集! 単独行者が学ぶべき、山の技術や知識とは?

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 隔月刊誌『ワンダーフォーゲル』の最新号(2015年2月号)が1月10日に発売された。特集は『単独行の教科書』――。

 一般縦走登山において、“ソロ”に特化した登山技術は少ない。ただ、山中をひとりで歩けばさまざまな山のリスクが高まり、頼るべき同行者はいない。

 今回、『ワンダーフォーゲル』編集部では、「ヤマケイオンライン」を通じて、ソロ登山に関する意識調査を実施。アンケートの結果、ユーザーがソロ登山を選択する機会が非常に多いことがわかった。また、「ソロを選択する動機」や「ソロ登山を計画するにあたって学びたい技術」といった質問にも多くの回答を得ることができ、特集の内容を決定するにあたって、大いに参考とした。

 本特集では、単独行において高まる山のリスクに着目し、計画・装備・行動という3つの章で、ソロ登山者が最低限身につけてほしい技術や知識を解説している。Q&A形式の構成をとっているので、学ぶべきポイントがわかりやすく整理されている。基本的に無雪期の一般縦走登山を対象としていて、2015年の夏山シーズンに本格的に日本アルプスを単独縦走してみたいと考える登山者は、とくにおすすめの内容といえる。

 特集の目玉のひとつは、日本を代表する登山家・山野井泰史による、北アルプスソロ登山のルポルタージュ(P12~16)。同氏は現役のクライマーで、もっとも「単独行」のイメージが強い人物。特集のオープニングとして、2014年の夏に上高地から日本海まで13日間の一人旅のエッセイと写真を寄稿していただいた。一般の登山者にとっても馴染み深い、北アルプスのメジャールートを、クライミングを交えながら旅する興味深い内容だ。

 また昨年10月に山と溪谷社から発売された、同氏の書き下ろしの単行本『ヤマケイ新書 アルピニズムと死』も発売以来、大きな反響を呼んでいる。

 『ワンダーフォーゲル』の最新号と合わせて、ぜひ読んでいただきたい一冊だ。

 

株式会社山と溪谷社
『ワンダーフォーゲル』編集部
登山情報サイト「ヤマケイオンライン」

 

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