山の様子がよくわかる!地球環境研究センターが高山帯のモニタリング結果を配信中

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 国立環境研究所地球環境センターでは、高山帯における温暖化の影響を把握するため、2011年から国内の中部山岳地域を中心に定点撮影によるモニタリングを行ってきた。このたび、この高山帯モニタリングのモバイルサイトがオープン。

 山の現状や1時間おきに撮影された当日の画像をスマートフォンなどから簡単に見ることができるため、山での行動に役立つ情報が得られる。さらにPCサイトでは、見たい年月日や時間の画像をさかのぼって検索することも可能であり、年による融雪や紅葉の状況を見比べることもできる。このような記録は非常に貴重であり、今後の地球温暖化の影響を評価するツールとして期待されている。現段階では、利尻山と中部山岳地域が中心だが、今後観測エリアを増やしていく予定とのこと。

 

■地球環境研究センター高山帯モニタリングサイト

PCサイト: http://db.cger.nies.go.jp/gem/ja/mountain/
モバイルサイト: http://db.cger.nies.go.jp/gem/ja/mountain-mobile/


モバイルサイトトップ(左)と、実際にのモニタリングページ(右)
雪の状況などがよくわかるので、安全登山にも役立ちそうだ。

■お問い合わせ

国立研究開発法人 国立環境研究所
〒305-8506茨城県つくば市小野川16-2
http://www.cger.nies.go.jp/ja/

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