【ハッピーハッピー通信VOL.3】親がアウトドア初心者でもOK! 子連れで無理なく楽しめる山[山と溪谷社からのご案内]

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​ 見て感じる山のガイドブック『HAPPY MOUNTAIN 山で見つける50の幸せ』。みなさんもうご覧になりましたか?

 ヤマケイオンラインでは、この書籍の発売を記念した連動企画「ハッピーハッピー通信」を好評連載中。書籍で紹介している山々を、毎週テーマ別にピックアップしていきます。さて、今週のテーマは・・・。

VOL.3「親がアウトドア初心者でもOK! 子連れで無理なく楽しめる山」

 小さい子どもがいると、行く山も限られてしまいます。子どもを背負って渡渉するワイルド系親子登山をする人も(ヤマケイには)いますが、それは両親ともに登山スキルが高い場合の話。そこで今回は「配偶者が登山経験ゼロで不安!」「子どもに自然体験をさせたい、でも自分も初心者」という人も無理なく行ける山をご紹介します。

 

今週の担当:アオキ

月刊誌『山と溪谷』のアラサー編集部員。現在は子育て中なので低山や里山を楽しんでいる。「最近は、親子で登れる低山や自然に囲まれた公園などを探すのが趣味と化しつつあります……」

【PICK UP!001】
「家族が登山に興味ナシ」という場合は……
八島湿原 長野県(霧ヶ峰)

「山~? 高原とか湿原なら行ってもいいけど……」。アウトドアに慣れていない友人を山に誘うと、100%こういう返事が返ってきませんか? 少なくとも、私の場合はそうです。関東からアプローチしやすい八島湿原は、木道が整備され、起伏も少ないため、山慣れしていない人にも楽しめます。木道をてくてく歩いて山小屋でのんびりしてもいいし、鷲ヶ峰や車山に登って達成感を味わうのも◎。子どもの年齢や体力などに応じてプランを立てやすいのが魅力です。「アウトドアに興味のない友人を山好きにさせたい!」という人や「自然に癒やされにいく女子旅」を計画している人にもおすすめです。
\ POINT♪ /
秋の見所は、なんといっても黄金色に染まる湿原。周辺の山小屋に泊まれば、湿原一帯を覆う、幻想的な朝もやが見られるかもしれません。

 

【PICK UP!002】
子どもの自然学習にピッタリなのは……
白駒池 長野県(八ヶ岳)

北八ヶ岳周辺は、とにかくすてきなスポットがいっぱい! 小さい子連れなら、危険箇所の少ない白駒池周辺や、ジブリの世界観にも似たコケの森を散策しましょう。元気な子なら、丸山や高見石に登ってみるのもいいですね。なお、北八ヶ岳では、定期的にコケの観察会が開催されているほか、高見石小屋に泊まれば満点の星を見ることができるので、子どもの自然学習にうってつけ。高見石小屋のほかにも、起点となる麦草ヒュッテをはじめ、山小屋があちこちにありますので、立ち寄ってお茶をしたり、泊まって山時間を楽しんでみては?
\ POINT♪ /
北八ヶ岳苔の会の公式キャラ・コケ丸は、丸い姿がとにかく愛らしい。麦草ヒュッテ売店でグッズを購入できるので、ゆるキャラマニアは要チェック!

 

【PICK UP!003】
年の差兄弟のいる家庭には……
高尾山 東京都

「王道すぎてつまんな~い」なんて思わないでください。高尾山にはケーブルカーやリフトなどの乗り物、お団子など、子どもにとって魅力的なポイントが満載。麓にも施設や観光地が充実しています。年の差のある兄弟がいる場合、お父さんと上の子はケーブルカーで山頂へ、下の子とお母さんは599ミュージアムの原っぱなどでのんびり……など、別行動が取りやすいという利点があります。ちなみに、アオキのおすすめは(気が早いですが)大晦日に行くこと。普段は待ち時間のあるケーブルカーもすいていて、さらには売店が閉まっているので、「あれ食べたい」「これ買って」攻撃もかわすことができるのです! おそば屋さんもすいているので、早めの年越しそばを食べて帰るのもいいんだな。
\ POINT♪ /
せっかくなのでさる園に寄ってみましょう。大人だけだとスルーしがちだけれど、子どもは大喜び! さらに、薬王院の天狗にもはしゃぐこと間違いなし。

​あなたのHAPPY MOUNTAINは見つかりましたか?
次回は9月23日(金)ごろの更新です! 担当はワタナベ! お楽しみに。
(イラスト=ヨシイアコ)

 

 

 

 

■「HAPPY MOUNTAIN 山で見つける50の幸せ」とは……

「歩いてHAPPY! 見つけてLUCKY!」をテーマにした、見て感じるガイドブック。日本全国の春夏秋冬の山と、そこでしか見られない”とっておき”を集めました。山行計画に役立つアドバイスも充実! お散歩気分で行けるところから、いつか行ってみたい憧れの場所まで、あなたの「行きたい!」が必ず見つかる一冊です。
(128ページ/A5判変形/オールカラー/定価:本体1200円+税/2016年8月10日刊行)
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\ 今回紹介した八島湿原もこんな神秘的な感じで紹介されています! /

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