初公開のエピソードも多数。田部井政伸さんが初の著書『てっぺん 我が妻・田部井淳子の生き方』を上梓

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 昨年10月に亡くなった、登山家・田部井淳子さん。その夫で、一緒に登山人生を歩んできた田部井政伸さんが『てっぺん 我が妻・田部井淳子の生き方』(宝島社)を上梓した。

 本の中には、登山愛好家としての田部井政伸さん自身の生い立ち、登山の時だけでなく人生のパートナーとなった淳子さんとの出会い、一緒に歩んできた登山人生について、また、淳子さんがガンの告知を受けてからの闘病生活、亡くなってからの日々などが書かれている。

 また、遺品の整理をするなかで見つけた淳子さんの中学2年生のときの日記や、エベレスト登山中に交わした夫婦の往復書簡など、初めて公開するもの多く含まれおり、「恥ずかしいような…、背中が青くなるような気持ちです」と政伸さんは語る。

 『てっぺん 我が妻・田部井淳子の生き方』はAmazonほか全国の書店で発売中。

 

■『てっぺん 我が妻・田部井淳子の生き方』概要

著者: 田部井政伸
定価: 本体1200円+税 判型:四六判
発売日: 2017年6月17日
発行元: 宝島社
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■田部井政伸さんプロフィール

1941年10月28日、群馬県生まれ。1961年、本田技研工業に入社。谷川岳幽ノ沢中央壁左方ルンゼ初登攀、1968年には、グランド・ジョラス北壁、マッターホルン北壁と、ヨーロッパ3大北壁のうちの2つの北壁を1シーズンで登攀するなど、国内外に多くの登山実績を残す。1967年、石橋淳子さんと結婚。淳子さんは1975年、エベレストに女性で世界初の登頂を果たす。
多忙な淳子さんの活動をサポートしつつ、自身も、多彩な趣味を持ち、1988年には、史上初の50ccバイクでの北米大陸ノンストップ横断を達成。2009年までNHK文化センター川越教室の「健康山歩き教室」講師。

 

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