東京電力が、クラウドファンディングで制作した「ダムカード」配布と、水力発電100%の料金プランをスタート

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 登山をする人なら誰でも山でダムを見たことがあるはずだ。水源や発電などの用途はそれぞれだが、巨大な人工構築物という一面もある。国土交通省が定めた統一のデザインで、ダムに関わる様々な情報が記載された「ダムカード」はコレクションアイテムのひとつとなっている。

 東京電力では、所有する水力発電のためのダムのうち、ハイダムと呼ばれる堰堤15m超のものが44基あり、ダムカードのないものが多かった。そこで、クラウドファンディングの仕組みでファンを募り、カード面掲載写真も寄付者から募るなどを行った結果、13基分のダムカードが制作できることになり、11月1日より配布がスタートした。詳しくは東京電力のウェブサイトで確認しよう。

 ちなみに、クラウドファンディングで最も人気だったのは「奈川渡ダム」。松本から上高地に向かう車やバスで、道がダムの上を通っているので、登山者ならおなじみだろう。

 ダム、水力発電に関してはもうひとつトピックスが。2017年6月、CO2を排出しない発電として、東京電力グループの水力発電所のみを電源とする関東エリア向けの料金プラン「アクアエナジー100」が設立された。「グリーン電力」と似たプランだが、「水力発電100%」の契約プランは国内初という(プランは、栃木・群馬・茨城・埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨の各都道府県と、静岡県内の富士川以東の地域に限定)。

 このプランの売上の一部は、水力発電の設備投資、効率化、水源涵養林の整備・育成に活用される。また、プラン加入者には、尾瀬の玄関口・群馬県片品村での農業体験イベントや、尾瀬ヶ原の木道整備、シカの生態調査体験、プラン加入者限定の特別なダムカード(22基分)など、特典もあるという。電力料金プラン「アクアエナジー100」の詳細は、東京電力の特設サイトでチェックしよう。


「バットレス式」という形式では日本最大級という丸沼ダム


あの奈川渡ダムのダムカードも(見本)

■関連リンク

東京電力がクラウドファンディングでダムカードを制作
http://www.tepco.co.jp/press/news/2017/1463816_8963.html

水力発電100%の料金プラン「アクアエナジー100」
http://www.tepco.co.jp/ep/eco/lp/aqua.html


■お問い合わせ

東京電力エナジーパートナー
http://www.tepco.co.jp/ep/

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