ぐんま県境稜線トレイルに待望の避難小屋。群馬県が上ノ倉山付近にムジナ平避難小屋を設置
2018年に開通した、群馬県と長野県・新潟県との県境を通る全長100Kmのロングトレイル「ぐんま県境稜線トレイル」に、待望の避難小屋「ムジナ平避難小屋」が設置された。
ぐんま県境稜線トレイルは、群馬県みなかみ町の谷川連峰から志賀高原や草津白根山をかすめて嬬恋村の四阿山に至る、県境を通る稜線に付けられた全長約100kmのロングトレイルだ。本トレイルは既存の登山道と新たに整備した登山道をつなげて実現しているが、今回設置された避難小屋は、新たに整備された登山道上にある。
「三国・四万エリア」の稲包山~白砂山は、途中にエスケープルートもないことから、安全対策のために避難小屋設置が進められていた。なお、設置された場所は上ノ倉山の東側、「ムジナ平」と呼ばれる場所となる。
避難小屋は、鉄骨造平屋建で、大きさは16.67平方メートル、最大11人が利用できる。なお、小屋は緊急時の避難用のため電気はなく、トイレや水場は用意されていない。
ムジナ平避難小屋
場所: 上ノ倉山東側・ムジナ平(北緯36.7624851、東経138.7316949)
構造: 鉄骨造平屋建(約3.3 ㎡のロフトあり)
大きさ: 縦5,975mm ×横2,975mm ×高さ4,680mm、室内/16.67 ㎡(寝所13.34 ㎡+土間3.33 ㎡)
※ロフト部分にも入口があり、積雪時も使用可能
※天候や体調急変時等の一時的な利用を想定しているため、照明器具等の電気設備やトイレなどの設備はなし。