登山道の管理維持は誰の責任なのか? 登山道法の制定を目指して、「これでいいのか登山道」を発刊

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登山道のあり方や維持管理方法について研究し、「登山道法」の制定を目指して活動している登山道法研究会では、このほど全国各地の登山道の現状を報告するとともに、あるべき姿を提言する報告書『これでいいのか登山道 ―よりよい「山の道」をめざして―」を発刊した。

A4サイズでカラー154ページもある本報告書は、登山道の現状と課題を現地調査やレポート、写真、スケッチで明らかにしたうえで、今後の登山道のあるべき方策について検討を加えたもの。登山道の整備や維持管理、法令の整備などを検討するうえでの基礎資料となる材料として編集されている。

報告書によると、さまざまな山にある登山道は、管理責任が明確になっていない点が多いことを指摘。そのうえで、十分な整備がなされていない登山道で事故が起きた際に、現状では問題点が多いことを指摘。世界各地での登山道への取り組み、遊歩道での管理責任を問う裁判事例、自治体における条例や規則などの概要、各地の整備維持活動の評価など、多岐にわたっている。

なお、本書は、希望者は実費と送料で入手することも可能となっている。ご希望の方は、下記の方法で問い合わせのこと。

※「これでいいのか登山道 入手希望」として、住所、氏名、電話番号を記載のうえ、葉書または封書にて申し込む。宛先は「〒123-0852 東京都足立区関原3-25-3 久保田賢次」。頒布価格は実費1000円+送料370円で、振込先などは報告書送付時にお知らせする。

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