大山 | 大山プロガイド協会

天候急変や気温低下もあり、それなりの装備を持たないと事故に繋がる恐れがあります。ライトも必携です。

補修された木道(2014.09.28 大山レークホテル )
補修された木道(2014.09.28 大山レークホテル )
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天気・気温

09/04(木) 08:00の大山寺の天候は雨 気温22℃ 微風
鳥取市の天気予報
明日
晴時々曇
17℃
10℃
明後日
曇一時雨
17℃
10℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 0:00発表
松江市の天気予報
明日
晴時々雨
19℃
9℃
明後日
曇のち晴
18℃
10℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

天気図によると、低気圧がちょうど山陰地方の真北方向の日本海上にあり、寒冷前線が延びていました。
動きが遅く、予報では明日も雨のようでしたので、今日登ってみましたが、太平洋上からの湿気を含んだ南風が強く、雨でさらにムシムシした中の登山でした。
今の時期の大山での天候は、この寒冷前線が通り過ぎると、大陸からの寒気を含んだ風に変わり、寒くなります。
地上付近の低気圧の風は時計と反対周りに吹きますので、南風から徐々に西風に変わってくるわけです。
さらに秋の低気圧の通過に伴いながら、徐々に大陸からの寒気団が下がってくるので、ひと雨降るごとに寒くなり、10月半ばあたりから初冠雪の便りが待ち遠しくなってきます。

今日の場合も天気図の予想通りに雨となり、6合目辺りまで登ると
風向きが西風に変わってきましたが、予測できないのが雨雲の密度です。
かなり強い雨が降ったり、小降りになったりしましたが、4合目付近から雷の音が聞こえ始め、西方向から徐々に近づいてきたため、
結局7合目の上あたりでそれ以上登るのは危険と判断し、下山しました。

特に6合目から上になると、高い樹木などが無くなり、どこに雷が落ちてもおかしくない地形ですし、実際にここ数年で何回か木道に雷が落ちたことがあります。
雨だけであれば問題なく登れますが、雷には特に注意が必要です。

登山道の状況

だいせん夏山登山道に大きな支障の連絡はありません。

登山装備

登山装備が必要です。
気温低下、雷など天候の急変もあります。服装、雨具などの装備については充分にご注意ください。
日没が早くなりヘッドライトは必携です。

注意点

・雷には特に注意が必要です。
・これからの時期は、雨の中を山頂まで行くと非常に気温が下がってきますので、それなりの装備を持たないと事故に繋がる恐れがあります。ご注意ください。
・夕方に暗くなるのも、随分と早くなってきました。
計画では早く下山できると思っても、途中で不測の事態があるかもしれませんので、ヘッドランプは必ずお持ちください。

体力のない方の単独の登山も危険ですが、登山知識の乏しい方ばかりの今の時期のグループ登山はもっと危険です。お気をつけください。

山頂の売店の営業については
「チロル&白樺」 電話0859-52-2818までお問い合わせください。

お知らせ

登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドの依頼など、「大山レークホテル」(電話0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。
何人かのグループでの登山教室などでご利用ください。登りながら、楽な登山の方法や、長続きのできる登山の歩き方なども教えます。

昨年の今頃の様子は?

今年は融けるのも早く、ザクザクの残雪期の様相になっています。それでも、まだ多くの登山道は雪があります2023.04.03

大山プロガイド協会周辺の過去の様子

  • 山頂より剣ヶ峰を望む
  • 少しガスが出ると、大山では、こうなります
  • 山頂碑の様子
  • 山頂より剣ヶ峰を望む
  • 6合目より見た日本海
  • 7合目の様子
  • 山頂台地の様子
  • 6合目付近の積雪状況
  • 5合目付近のブナに積もる雪
  • 登山道入口の積雪
  • 山頂避難小屋と山頂方向の眺望
  • 9合目手前の様子

大山プロガイド協会

現地連絡先:
090-7999-2931
電話番号:
0859-75-2300
連絡先住所:
〒689-4424 鳥取県日野郡江府町御机字鏡ヶ成709-1 休暇村 奥大山 内

地図で見る
http://chugoku-guide.wix.com/chugoku-guide

施設の詳細を見る

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大山 標高 1,729m

 山陰地方のほぼ中央にそびえ立つ大山(だいせん)は、天平五年(733)に完成したといわれる『出雲風土記』に、火神岳(ほのがみのたけ)の名で登場する。我が国で最も由緒のある山の1つである。  中国地方の最高峰。大山隠岐国立公園の中心にあり、歴史、民俗、自然科学の面でも傑出したものが多く、名実ともに中国山地の王者である。四季を通じて探訪者が絶えないが、日本海に面した独立峰であり、気象条件、地質地形条件が厳しく、特に冬季は「寒気の吹き出し」の影響を、日本で最初に受けるので、標高に似合わず遭難事故が多い。中国地方の他の山々とは全く異質の山であることを銘記されたい。  一方、自然保護運動の先覚地でもある。全国のゴミ持ち帰り運動の発祥の地であり、数々の乱開発を追放した実績を持っている。現在は一木一石運動(登山者の手によって山頂に石を返す行動)が根気よく続けられている。  山体を形成する角閃石安山岩は軟らかくもろい。激しい浸食作用により、登山道の転変が多く、頂上と通称される弥山(みせん)への道は夏道ルートと行者谷ルート以外は閉鎖されて久しい。両ルートは6合目避難小屋の下で合流し、特別天然記念物ダイセンキャラボク純林を縫って頂上碑に達する。東側に三等三角点が、西に頂上小屋と、やや下って石室(いしむろ)と心字(しんじ)池などがある。いずれも往復5時間程度だ。  最高点の剣ヶ峰へは大神山(おおがみやま)神社から元谷(もとだに)小屋、ユートピア避難小屋を経る一般ルート(往復5時間)の他に大休(おおやすみ)峠からと、地獄谷振子(ふりこ)沢からのルートがあるが、一般向ではない。  元谷をベースに、大屏風(おおびようぶ)岩、小屏風(こびようぶ)岩、烏帽子(えぼし)岩、別山などの岩場がある。岩はもろく、登攀には高度の技術が要求される。南面の南壁はすべてガレ壁で、登降は勧められない。支峰の甲(かぶと)ガ山(せん)、船上山(せんじようざん)にはよい岩場があり、地元のクライマーに愛されている。  大山の名をより高めているのは、史跡の豊富さと荒らされていない生物相とにある。  『出雲風土記』には、大山を杭(くい)にし、弓ガ浜を綱にして島根半島を引いてきたと記され、大化改新(645)前後には修験者の大道場でもあった。以来、興亡栄枯を繰り返し、その遺構が全域に残されている。現存する大山寺と大神山神社の門前町が大山寺(だいせんじ)の集落。今は宿泊施設や飲食店、温浴施設などが参道沿いに並んでいる。 平成30年には、大山情報館が大山ナショナルパークセンターとしてリニューアルしたほか、観光案内所や県立大山自然歴史館も再整備され、大山周辺の情報提供の他、シャワールーム、ロッカー、Wi-Fiなど多くの新しい機能が利用できるようになり、大山登山が一層、便利になった。 冬は西日本最大の広さを誇るスキー場が賑わい、スキーやスノーボード、スノーシューなど、ウィンタースポーツのメッカとなている。

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ユーザーの登山記録から