天候急変や気温低下もあり、それなりの装備を持たないと事故に繋がる恐れがあります。ライトも必携です。
天気・気温
山と周辺の状況
天気図によると、低気圧がちょうど山陰地方の真北方向の日本海上にあり、寒冷前線が延びていました。
動きが遅く、予報では明日も雨のようでしたので、今日登ってみましたが、太平洋上からの湿気を含んだ南風が強く、雨でさらにムシムシした中の登山でした。
今の時期の大山での天候は、この寒冷前線が通り過ぎると、大陸からの寒気を含んだ風に変わり、寒くなります。
地上付近の低気圧の風は時計と反対周りに吹きますので、南風から徐々に西風に変わってくるわけです。
さらに秋の低気圧の通過に伴いながら、徐々に大陸からの寒気団が下がってくるので、ひと雨降るごとに寒くなり、10月半ばあたりから初冠雪の便りが待ち遠しくなってきます。
今日の場合も天気図の予想通りに雨となり、6合目辺りまで登ると
風向きが西風に変わってきましたが、予測できないのが雨雲の密度です。
かなり強い雨が降ったり、小降りになったりしましたが、4合目付近から雷の音が聞こえ始め、西方向から徐々に近づいてきたため、
結局7合目の上あたりでそれ以上登るのは危険と判断し、下山しました。
特に6合目から上になると、高い樹木などが無くなり、どこに雷が落ちてもおかしくない地形ですし、実際にここ数年で何回か木道に雷が落ちたことがあります。
雨だけであれば問題なく登れますが、雷には特に注意が必要です。
登山道の状況
だいせん夏山登山道に大きな支障の連絡はありません。
登山装備
登山装備が必要です。
気温低下、雷など天候の急変もあります。服装、雨具などの装備については充分にご注意ください。
日没が早くなりヘッドライトは必携です。
注意点
・雷には特に注意が必要です。
・これからの時期は、雨の中を山頂まで行くと非常に気温が下がってきますので、それなりの装備を持たないと事故に繋がる恐れがあります。ご注意ください。
・夕方に暗くなるのも、随分と早くなってきました。
計画では早く下山できると思っても、途中で不測の事態があるかもしれませんので、ヘッドランプは必ずお持ちください。
体力のない方の単独の登山も危険ですが、登山知識の乏しい方ばかりの今の時期のグループ登山はもっと危険です。お気をつけください。
山頂の売店の営業については
「チロル&白樺」 電話0859-52-2818までお問い合わせください。
お知らせ
登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドの依頼など、「大山レークホテル」(電話0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。
何人かのグループでの登山教室などでご利用ください。登りながら、楽な登山の方法や、長続きのできる登山の歩き方なども教えます。
昨年の今頃の様子は?
今年は融けるのも早く、ザクザクの残雪期の様相になっています。それでも、まだ多くの登山道は雪があります2023.04.03
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